「のだめカンタービレ」を読みまして、シュトレーゼマンが「ブラボー」と言っているのに違和感を感じました。
・・・え?何でかって?
フランス人でない場合、外人さんなら「ブラボー」と言わないからです。
元々「bravo」はイタリア語で、英語の「good」と同じ意味の形容詞です。それがフランス語に取り入れられ、「カッコええぞ!」のような意味の感嘆詞に変化しました。それからさらに日本へ輸入され「ブラボー」と。
ここで問題になってくるのが、イタリア語の形容詞は人称、性、数変化を起こすということ。以下にまとめてみますと、
・1人の男性を褒める場合は「bravo」で、発音は「ブラーヴォ」
・1人以上の男性を含む集団(つまり男性2人や、男性1人・女性1人など)を褒める場合は「bravi」で、「ブラーヴィ」
・1人の女性を褒める場合は「brava」で、「ブラーヴァ」
・2人以上の女性を褒める場合は「brave」で、「ブラーヴェ」
ただしフランス語だと考えれば感嘆詞ですので語形変化せず、発音も「ブラボー」でもそう不自然ではありません。
とは言うものの、特にクラシック音楽などの場においては、声をかける対象によってイタリア語の語形変化を厳密に使い分けしている層が比較的多いようです。「bravo」 をイタリア語の語形変化に従わず誤って使用することに対して、一部では批判的・軽蔑的な傾向すらうかがえます。
以上のことから、ドイツ人のシュトレーゼマンが「ブラボー」と言うことはありえないと断じてよいでしょう。
・・・その一方で、のだめの最初のリサイタルの主催者のフランス人(ピエール・ド・ブノワ)が「ブラーヴィ」と言ってましたし
のだめ達をフランスへ飛ばし、フランス語会話などを随所に挟んでいるあたりから、作者はフランス語は知っているけれどもイタリア語は知らなかったためにシュトレーゼマンにブラボーと言わせるミスを犯した、と思ってたんですが、わざわざフランス人にイタリア語喋らせてるあたり、何とも理解できません。
(´・ω・`)
・・・え?何でかって?
フランス人でない場合、外人さんなら「ブラボー」と言わないからです。
元々「bravo」はイタリア語で、英語の「good」と同じ意味の形容詞です。それがフランス語に取り入れられ、「カッコええぞ!」のような意味の感嘆詞に変化しました。それからさらに日本へ輸入され「ブラボー」と。
ここで問題になってくるのが、イタリア語の形容詞は人称、性、数変化を起こすということ。以下にまとめてみますと、
・1人の男性を褒める場合は「bravo」で、発音は「ブラーヴォ」
・1人以上の男性を含む集団(つまり男性2人や、男性1人・女性1人など)を褒める場合は「bravi」で、「ブラーヴィ」
・1人の女性を褒める場合は「brava」で、「ブラーヴァ」
・2人以上の女性を褒める場合は「brave」で、「ブラーヴェ」
ただしフランス語だと考えれば感嘆詞ですので語形変化せず、発音も「ブラボー」でもそう不自然ではありません。
とは言うものの、特にクラシック音楽などの場においては、声をかける対象によってイタリア語の語形変化を厳密に使い分けしている層が比較的多いようです。「bravo」 をイタリア語の語形変化に従わず誤って使用することに対して、一部では批判的・軽蔑的な傾向すらうかがえます。
以上のことから、ドイツ人のシュトレーゼマンが「ブラボー」と言うことはありえないと断じてよいでしょう。
・・・その一方で、のだめの最初のリサイタルの主催者のフランス人(ピエール・ド・ブノワ)が「ブラーヴィ」と言ってましたし
のだめ達をフランスへ飛ばし、フランス語会話などを随所に挟んでいるあたりから、作者はフランス語は知っているけれどもイタリア語は知らなかったためにシュトレーゼマンにブラボーと言わせるミスを犯した、と思ってたんですが、わざわざフランス人にイタリア語喋らせてるあたり、何とも理解できません。
(´・ω・`)