そして時の最果てへ・・・

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ミロのヴィーナス

2009-02-22 10:05:13 | 雑感
ミロのヴィーナスはミロス島で発見された大理石製の彫像で、現在ルーヴル美術館が保有しています。

額から窪まずまっすぐに伸びた鼻=「ギリシア・ノーズ」を残したまま出土されたことが奇跡的とされ、頭部の小さい「8頭身」という特徴とともに、ヨーロッパ美人の典型として絶賛されています。

(余談ですが、日本では8頭身の「カッコいい」美人よりも、7.5頭身ぐらいの「かわいらしい」美人が好まれる傾向にあるそうです。ソースは忘れましたが、確かにボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」なんかは「顔が小さい」という「胴体が長い」という印象に変わってしまってる気がしますよね。ワタシだけ?)

官能美ただよう腰のひねり具合や、左足が透けて見えるような流麗で繊細な着衣の表現など非常に凝った作りになってまして、ギリシア彫刻で区分される「クラシック時代」の理想美と、「ヘレニズム時代」のダイナミズムという二つの美の融合を見て取れます。

そしてなんと言っても「腕が無い」という特徴。おそらく偶然にも腕が無いことによって、そこに無限の美の可能性を人間に感じさせる。敢えて語らないことによる深み。それはそのまま芸術(や文藝)が無限であることの証明であり、なおかつ芸術が難解である証左です。

そんなわけで、ミロのヴィーナスに腕を付けてくださったかたがいます。

ミロのビーナスに腕をつけてみた:ハムスター速報 2ログ


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結論:ショートヘアーが意外とかわいらしい

前フリが長くなってスマソ
( ´゜д゜)ノシ(´゜д゜`)ヾ(゜д゜`)