今日は、日本の伝統工法についての話、追っかけ大栓継ぎ。釘や金物を使わずに木材同士を接合させる、日本伝統の工法である継手は、パズル・知恵の輪に通ずるところが有り、先人たちの経験が凝縮されています。そんな継手も最近では、コスト面や施工期間等の問題によって、見かけることが少なくなりました。その為、最近の大工さんには技術の伝承がされず、「できない」大工さんが増えてきているのではないでしょうか。川から魚がいなくなるのと同じで、伝統技術も一度姿を消すと容易には戻りません。
<データ>
名前:
追っかけ大栓継ぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/59/80093e1a990aacce62adbbfdcd4bfc16.jpg)
外した状態の模型です。大工さんからお借りしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/b1/01849fd96006711022c05c0629eb9707.jpg)
2本の部材をスライドさせてハメ込み、1本にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7d/a1820beea9d3445712066a68634fd80b.jpg)
最後に”栓”を打ち込み完成。木材が痩せても、再度打ち込めば締まる優れもの
ただいま細々と活動中
近江フィールドワーク別館
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2本の部材をスライドさせてハメ込み、1本にします。
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最後に”栓”を打ち込み完成。木材が痩せても、再度打ち込めば締まる優れもの
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何でも一度、からしたものは、なかなか戻りませんよね?
伝統を守る環境を守る。
とても大切なことですよね。
失われた技術のなんと多いことか…。
私は古代史を探って神社に良く行きますが、祭神ひとつとっても本来の事実とは違う教科書的な説明で地元の伝承の意味さえ理解できない方々を多く見受けます。
失われたものは取り返せませんね。
宮大工や飛騨の大工などは日本の宝だと思うのですが…。
勝手ながらリンクさせて頂きました。
フリーと書かれておりますが、ご報告しておきます。
伝統だけでは無く、現在、バルタンさんが地域でされている活動も大切です!(子供を守ることは大切だ!)
>懐畔泥鰌さん
私も古い建物を見るのが好きですし、古代史の話も好きです。(「逆説の日本史」や「ローマ人の物語」などしか読んでいませんが)
歴史って、勝者側・権力者(当時の統治機関)の視点によるものが多いですからね。それを違う視点で見て、新しく何かを知ることが、私は面白いと思います。
ご丁寧にリンクの報告、有難う御座います。