このような記事を見ました。
デモなどで特定の人々を公然と侮辱する「ヘイトスピーチ」が目立つようになっている。海外ではドイツやイギリスなどヘイトスピーチを処罰対象としている国もあるが、日本では「野放しの状態」(専門家)。標的となった人からは「危険を感じる」という声も上がっている。
「殺せ、殺せ」「ゴキブリ」「日本からたたき出せ」
2月上旬、外国人が多く暮らす東京都内の繁華街でデモがあり、そんなシュプレヒコールが飛び交った。デモは特定の外国人を排斥する目的でインターネットで告知され、男女100人以上が参加した。
既存の右翼団体とは異なり、参加者もほとんどが一般人。こうした現場を取材してきたフリージャーナリストの安田浩一さんは「数年前に比べ文言がより過激になっている。『殺せ』という言葉はヘイトスピーチと言えるのではないか」と話す。
デモを間近に見た外国人男性(25)は小声で「怖かった。危険を感じた」と話した。
ツイッターでも「デモやばかった」「ひくわー」などのつぶやきが相次いだ。
一方、デモを呼びかけた団体の一つは「参加者から自然に出た言葉で、推奨しているわけではない。何がヘイトスピーチなのか明確な定義はなく、デモの表現としてあっていいと思う」(広報担当者)と説明している。(毎日jp)
この記事では何をおもんばかったのかは分かりませんが、主催者や日時、場所、外国人の国籍などをはっきりさせていませんが、あるブログによると、日時は2月9日、場所は東京新大久保(在日韓国人が多い町だそうです)の繁華街で行われた「不逞鮮人追放!韓流撲滅 デモ in 新大久保2013/2/9」と称するデモで、対象外国人は韓国人、主催団体は極右集団の「新社会運動」で、これに「在日特権を許さない会(在特会)」という団体が協賛したものでした。(「不逞鮮人」とはまた、戦前の関東大震災の折の在日朝鮮人に対する迫害を思い出します。)
それによるとこのデモの参加者は「風紀を乱す5万人の韓国人売春婦を日本から叩きだせ!いまだに韓流にハマる日本の汚物=韓流バカも出て行け!」などと主張し、「朝鮮人殺せ殺せ」「朝鮮人をガス室に送れ」などとシュプレヒコールしながら、「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」「ハヤククビツレ チョウセンジン」というプラカードを掲げていたそうです。「ガス室」を持ち出すのはネオナチと言うほかありません。こんなことが白昼堂々とまかり通っていることには信じられない思いがします。 (続く)