中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

即席麺

2013-04-27 17:23:15 | 身辺雑記

 即席麺は、日清食品の創業者の故安藤百福氏が1958年に「チキンラーメン」を開発したのが最初ですが、その後50年以上たった今では世界各地に広がっています。私は即席麺はめったに食べないのですが、初めて口にしたのは高校の教師になって間もない頃で、何人かの生徒に誘われてハイキングに出かけた時に生徒の1人が「こんな物があるんですよ」と言ってチキンラーメンを取り出しました。その時には皆がそのままかじったのですが、珍しいものだと思ったものでした。それから後はしばらくはチキンラーメンをよく食べました。最初はチキンラーメンが市場を独占していましたが、模造粗悪品も出たため1964年(昭和39年)には一社独占をやめ、日本ラーメン工業協会を設立し、メーカー各社に使用許諾を与えて製法特許権を公開・譲渡しました。それ以来各社の即席麺が出回るようになり、その簡便さが受けて世界中に広まりました。 

 現在は世界24カ国の即席麺製造大手で作る「世界ラーメン協会」という組織があり、その協会の発表では2012年の全世界の即席麺の消費量が前年比2・7%増の1014億2000万食となり、初めて1000億食を突破したと発表しました。これは袋麺とカップ麺メーカー出荷量から返品などを差し引いた推定値で、消費量を世界の総人口(70億5210万人)で割ると1人あたり14.4食となり、毎月1回以上食べられている計算になるのだそうです。 

 このうち中国、インド、ブラジルなどの経済新興国での消費が目立っているようで、世界ラーメン協会は「経済の発展で、ゆっくり食卓を囲む時間が取れなくなり、即席ラーメンの消費が増えているのではないか」と分析しているそうですが、当たっているとすると少し侘しいことです。国別消費量は、中国・香港が最も多い440億食で、2位はインドネシアの141億食、3位は日本の54億食だったそうで、国民1人あたりの消費量は、1位が韓国の年間72.4食。日本は42.8食で、インドネシア、ベトナムに次いで4位だそうです。(YOMIURI ONLINE)。 

 私は中国に行った時に即席麺を持ち帰ったことがありましたが、中国独特の風味でちょっと口に合いにくいものでした。テレビではよく即席麺のCMをやっていました。韓国産の物は時々スーパーなどで売っていますが、お国柄でかなり辛いものです。このように国によってそれぞれ特徴があるようです。インドネシアやブラジルのものはどんな味かと興味はあります。 

 即席麺は安いし手間いらずで便利ですが、独身の独居男性などは主食のようにしてこればかり食べる人もあるようで、即席麺と缶コーヒーという飲食スタイルはやはり栄養的には偏っていてあまり良いことではないでしょう。


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1 コメント

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カップラーメンとおにぎり・・ (sibuya)
2013-04-28 20:28:10
最近 昼の食事はカップラーメンとおにぎりが多い・・
妻が姉たちとの昼食や囲碁クラブへ出掛けることが多い
・・そのためテーブルの上にカップラーメンとおにぎり1個
を置いて行く・・ カップラーメンはお湯を注いで3分間
待つだけで出来上がる手軽さで 味もとても美味い・・
だから妻には何一つ文句も言わずに黙って食べている。
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