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中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

敬老の日

2011-09-20 10:24:35 | 身辺雑記

 昨日は「敬老の日」だった。と言っても、ああ祝日だったなと思う程度だし、3連休だから学生や勤め人にはちょっとした骨休めかもしれないが、こちらは毎日が連休のようなものだから、とくにどうと言うこともない。相も変らぬ、のらくらと過ごした一日だった。

 

 今朝の新聞を見ても、私が住む市も含めて、このあたりの自治体が「敬老の日」に行事を行ったという記事はない。以前はよくその市に住む100歳以上の最高齢者を市長が訪問したというような記事を見かけたものだが、それもない。そういうことはしなくなったのか、100歳以上は珍しくなくなったので記事にしなかったのか。いずれにしても、今年もごく普通の祝日に終わったようだ。

 

 「敬老の日」1947年(昭和22年)に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の村長と助役が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で農閑期で気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開いていたことに由来するのだそうだ。それが1950年(昭和25年)からは兵庫県全体で行われるようになり、やがて全国に広まった。その後「としより」という表現は良くないということで1964年(昭和39年)に「老人の日」と改称され、翌年に野間谷村からの政府への繰り返しの働きかけもあり、国民の祝日「敬老の日」に制定された。

 

 私も80歳に近くなったが、日本人の男性の平均寿命が79.64歳(昨年)の今時は珍しくもない高齢者だ。だから改まって「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」などと言われると面映くもなるが、まあ、素直に受け取って、これからもあまり肩肘を張らずに、穏やかに余生を送っていきたいと思う。