ばら in my がーでん  

ばらといつまでも

新顔が登場です

2009-04-30 19:47:23 | ばら
 

 「チャーリー・アンバー」というやや大きめのミニばらで、「涼」と
一緒に購入した新顔です。河合伸志作出。
どんな色だろうと少し不安もありましたが期待を裏切らない琥珀色の
花でした。

 新株は最初のシーズンは花を咲かせないで株を育てるのが常識ですが、
ミニばらですから大丈夫かなと思っています。でも少し制限して沢山は
咲かせないようにしましょう。

 今日はシーズン2度目の定期消毒をしました。まだほとんどが固い
蕾なので、ちょうどよい時期です。薬によっては葉に白い斑点を残す
ものがありますので今回はサプロール(うどん粉病と黒点病に効く)
とオルトラン(殺虫剤)を使用しました。



 話は変わりますが・・・
 昨日の朝日新聞に下のような記事が出ていました。
あの旧ソ連のチェルノブイリ事故からもう23年も経ったのですね。

 

 『プリピャチはかつて原発労働者らが暮らした新興都市だった。事故で
全員が避難し、ゴーストタウンと化した。

 街は、予想以上に植物の侵食が進んでいた。街路樹が7,8階建てアパート
より高く生い茂り、あたかも街全体がすっぽり覆われたようだ。』

 と記事にありました。

 人間のおろかな行為で破壊された地域を植物がこんな形で癒そうと
しているのだろうかと、私は思いました。

 

温度管理 ばらも大変、 そろそろ咲き始めました

2009-04-28 17:51:47 | ばら
 このところ3日ほどとても寒くて温度管理が大変。
ばらたちもこのかなりな気温変化に戸惑っているらしい。

 今朝「涼」(FL)がすがすがしい顔を見せましたが、これを
一番花と呼んでいいのかどうか、2番3番が続いて咲き出す例年と
少し様子が違うように思われます。

 
 人気の河合伸志作出の日本の風土に合った花です。3本まとめて
植えたのでどんな感じになるかとても楽しみです。



 どういうわけか今年はシュートの出がよいようで、何本かの
透き通るような赤い芽が伸びだしています。
   

 ベイサルシュートといって地際から伸びてくるシュートは
ばらの世代交代にとても大切です。普通は6月ごろから出始める
ものなのですが。

 このシュートの処理は・・・ 
 そのままにしておくと花芽がたくさん出て箒を逆さにしたように、
見苦しくなりますので、30cm以上になったところでピンチ
(はさみを使わず手で折る)します。
 下から8段目くらいの5枚葉の上(1~1.5cmくらいの所)を
手で折ります。

 しばらくするとまたそこから伸び始めますので、同じような作業を
2回くらい繰り返します。そのあと花を咲かせます。

 こうして太い丈夫な新芽を育てます。



   
 今朝カキツバタが咲き始めました。昨年は5月5日でしたから
やはり1週間早いですね。


    


 

大輪花の蕾欠き

2009-04-19 14:08:39 | ばら
 写真を撮るのに適当な蕾がなかなか見つからずやっと今日
UPします。大輪花の蕾欠きは当然主蕾を残して副蕾を欠きます。

 下はその名も高き?「イングリッド・バーグマン」H.T.
 

欠いたところ。副蕾をそのままにしておくと数は沢山咲きますが
大輪の風格のない貧弱な花になってしまいます。
  

 房咲きのFLとは反対のことをするわけです


 スタンダード仕立ての芽接ぎもこんなに伸びてきました。
「シュネヴィッチェン」です。芽は二つ接ぎました。
他人様には大したことではないのですが・・・・とても嬉しい。
   

 何年もシュートが出ずに一本独鈷になってしまった株
「デンティベス」を超強剪定したものですが、こんなに
新しく元気そうな芽がでてきました。よかった!!
今シーズンは蕾がついても咲かせずに木を丈夫に育てようと
思っています。

   

早くもうどん粉病

2009-04-18 16:38:34 | ばら
 今年は開花が早いと予想する向きもあるようですが、どうでしょう。
昨年は5月7日に一番花が咲きました。一番に咲いても突然変異的に早く
咲いたのはカウントしないのだそうです。だからこの「ベンプリン」
(ミニ)はノーカウント。

 
 それはさておき早くもうどん粉病のご到来です。若い葉や蕾の首の
辺りによく発生します。この病気でばらを枯らすほどのことはありません
が醜くて折角の花が台無しになります。

 ミラネシンというよく効く薬があったのですが使用禁止になった
ので、明日はサンヨールを撒こうと思っています。

 定期消毒は10日ごとです。ばら日誌は必須です。

  
 
 いま魅惑の青い花、ホタルカズラが一面に咲いています。
  

つぼみを摘む

2009-04-10 15:50:55 | ばら
 春は大急ぎです。今日もお天気がよく多少風もあり、桜の散る
風情が楽しめます。近所の桜並木です。
 


 ばらのつぼみも上がってきました。
 
 これは房咲きになるフロリバンダ「マチルダ」です。
房咲き種は、真ん中にある主蕾を残しておくと主蕾だけが先に
咲いてしまって、房が揃いません。
 勿体ないと思いながら摘み取ります。

  
 主蕾を摘み取ったところ。



 H.T.種は一本咲きですから、反対に主蕾だけを残して
周りの副蕾を取り除きます。まだ写真を撮れるような蕾が
上がってこないので、来たらUPします。
  

今シーズン最初の定期消毒

2009-04-09 21:09:41 | ばら
   

 今年ほど文字通り『満開』の桜は見たことが無いと
いってもおかしくないでしょう。暑かったり寒かったりと
桜も大変だったでしょうが、長い期間にわたって見頃を演出
してくれている今年の桜に感謝しながら見惚れています。


 ところがそう浮かれてばかりもいられない、虫達もモゾモゾ
し始めました。

 今朝は5時半に起きて今シーズン初の薬剤散布です。私は
ばらの手間のかかるところが好きなのですが、やはりできれば
農薬を使いたくはありません。でもこれを怠ると後が大変。
予防的に使用しないと結局は過剰に農薬を使うか、あるいは
ばらを虫だらけ、病気だらけにしてしまうことになりますから。

 本日使用したのは、ダコニール(うどん粉病・黒点病)と
オルトラン(アブラムシほか)、それに展着剤としてグラミン
という薬です。まだ新芽が若いので薬害を起こさないように
やや薄めに使います。50本ばかりあるので、蓄圧式の噴霧器(6L.)
を使っています。何回も何回も手でポンプするんですよ。 
 

 最近農薬の基準が強化され、今まで使われていた薬剤でも“ばら”に
適用が無ければ使用できなくなりました。希釈倍数はもちろん、使用
回数も基準をきっちり守ることがとても大切です。
 例の中国製餃子事件で身にしみました。

 日本の風土に合う、病気に強いばらを育種家の方々が懸命に
創ってくれているようですから、消毒不要のばらが沢山出来て
くるといいですね。

   

今日は芽欠きです。

2009-04-01 17:52:22 | ばら
 若い新芽がいっぱい出てきますが、すべてを伸ばすと栄養が
分散してしまって、よい花が咲きません。


 枝から芽が出ますが、中にはブラインドといって花を咲かせない
芽もあります。この枝の芽は二つともブラインドです。   
  
   
 
 ブラインドです。    
    


  これは蕾が着いていることがよくわかりますが、
今の時期はなかなか区別がつきにくいので注意して欠きます。
 
    

 芽欠きはあわてずにボツボツ様子を見ながらやりましょう。
 
 ばら教室で教わったこと。
  『親指くらいの太さの枝には3芽、人差し指くらいの太さなら2芽、
 小指くらいなら1芽』を残して余分な芽をかきとる。
   (H.T.の場合)



 本日の彩りはシクラメン。     
 

 3年ほど前に小さなポットに植わっていたのを貰ったですが、
昨年の夏、水をやらずに北側の日陰に置いておき、秋に少し大きめの
鉢に球根を上半分露出するように植えて肥料をやっておきましたら
こんなによく咲いてくれています。香りもよい種類です。
まだどんどん蕾が上がってきています。

 これはたしか紙ヒコーキさんのブログで教えていただきました。
有り難うございました。