「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

常念岳  Ver.2

2009年10月25日 06時41分23秒 | 山歩き
「常念岳」

今年最後の北アルプス山行。
雪を被った穂高連峰と槍ヶ岳をもう一度見たくて、
東側の峰である常念岳に行くこととした。

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六十年も前にウェストンが言っている。

「松本附近から仰ぐすべての峰の中で、常念岳の優雅な三角形ほど、
見るものに印象を与えるものはない」 と。

ウェストンもやはりその美しい金字塔に惹かれて登ったのだろう。
彼がその頂上に立ったのは明治二十七年(1894年)の夏だった。

            深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。

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10/23(金)
 R50~東部湯の丸IC(上信越自動車道)~R252~
 松本~豊科~JR穂高駅激写~常念岳一の沢登山口にてビール車泊。
 (登山口・・真っ暗な林道の最奥で人っこ一人いず超ー怖かった)

10/24(土)
 5時起床おにぎりストレッチ~6:10登山開始。
 コースは全体的に、一の沢沿いの斜面をトラバース気味に高度を稼ぐ道。

 山の神~笠原沢~胸突き八丁(高度感あるトラ道、転落注意)~
 ジグザグ急登~ベンチ~9:20常念乗越着。 (穂高連峰遠望)

 常念乗越~常念岳取り付き~岩場登り(雪&氷で滑って危険だった)~
 10:40常念岳登頂。 360°遮るもの無し。 圧巻の穂高連峰。

 頂上で小1時間大パノラマ満喫。 (気温2℃、風少々、体感はマイナス? 激寒っ!)

 11:30下山開始~常念乗越で30分撮影&穂高連峰を目に焼き付かせ。
 13:10いよいよ本当の下山開始。 (来年まで北アルプスは封印)
 水場、トラバース路、沢道下り、山の神を経て15:10無事登山口着。
 (帰路 15:30登山口出発、19:30自宅着)

 “夏の喧騒が去った静かな山行”  今回も楽しく過ごせました。 

 冬眠前の穂高連峰遠望、 中でも槍ヶ岳ををもう一度見られたのが良かった。


 「登山開始」  一の沢登山口。 正面真ん中奥が常念岳。  (トイレと相談所小屋)


 「山の神」   ちょっとだけ山に登らせてください、絶対無事に帰って来ます! と安全祈願。  


 「一の沢を登る」   コースは全体的に沢沿いを歩く。 (大水時は避けた方が懸命) 


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 【一の沢コース概略】
 登山口周辺の比較的緩やかな傾斜のカラマツ林を行く。 
 沢を数回跨ぎ樹間から常念岳を仰ぎ見ながら左右の沢沿いを行く。
 気持のいいコメツガ、モミの針葉樹林帯で深呼吸しながら距離を稼ぐ。
 胸突き八丁の看板から急登となり斜面を一気に登りトラバース路となる。
 (沢側は結構な高度で転落注意の看板がそこかしこに・・)
 最後の水場で沢水を補給しジグザグ路を登れば常念乗越に出る。
 そこから見る穂高連峰は圧巻。 どうしても一番右の槍に目がいく。
 正面の赤い屋根が常念小屋、その左手に綺麗な三角形の常念岳がそびえている。
 
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 「胸突き八丁」   ここから急登で危険なトラバース路。  随所に転落注意の看板が・・

 
 「危険なトラバース路」   山沿いを歩く。  悪天候時は特に注意要。


 「常念乗越着」   稜線に出たとたん風が当り寒い!  合羽着た。


 「目の前にはドーンと穂高連峰」   もう完全な冬山。  (先々週とは全然違う装い)


 「槍ヶ岳」   ~ それは悲しいまでにひとり天をさしている ~


 「常念岳 (2857m)」    全部岩場。  雪と氷と浮き石に注意。


 「その右手には・・ 」    ずっとこの景色。。。


 「常念小屋を見下ろす」   遠くに大天井岳を望む。  (表銀座縦走、宿題だなぁ)

 (この辺りでライ鳥のギーギーという鳴き声が。  が姿は確認できなかった)

 「コースはあってないようなもの」   頂上が見えるのになかなか着かない。

  (氷に足を取られ何回かスリップ、足場がなく下りが心配である)

 「常念岳頂上」    360°大パノラマ!   (でも激寒ぅー)



   穂高連峰が圧巻であった。  
   それは素人を寄せ付けない冬の形相。
   来年の夏までアルプスの山々は冬眠に入る・・。

   頂上で昼食。 
   中にはラーメン食べてる人もいた、 暖っかそー
   写真撮ったり景色眺めたり、、  景色眺めたり、写真撮ったり。。


 「そろそろ下るよ」   祠の右に槍ケ岳。   どーーーしても、、 槍ヶ岳!


 「さらば常念、さらば北ア、来夏まで・・ 」


 「で、出たなー トラ路!」  なんか慣れてきたっぺ。 これ最初に付けた人、エライ!!

 
 「沢下り」   辺り一面冬枯れ、 静かな山行。


 「無事下山完了」   お疲れさまでした。。



 天候・・ 曇り。     (予報では快晴のハズだったが・・)
 登り・・ 4時間20分  (標準5時間40分)
 下り・・ 3時間15分  (標準4時間10分)

 感想・・ 何だか、、  北アにハマってしまった感じ。
      コースといい、 山容といい、 その急峻さといい、、 ね。

      また来年来ようっと。。。

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