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「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

武井かま猫句集 『立葵』

2019-07-29 | 日常の小さな喜び&こころ便り
素敵な句集をいただきました。


  
   パンジーや答えが出たら咲きなさい
   春泥を弾きつ帰路の耕運機
   春の雲見上げて無口膝四つ
   老鶯やうめ片寄りし握り飯
   蕨狩り蕨に蕨教へらる
   鉄の香の澱む厨や時鳥
   焼きそばのソース斑らに夏兆す
   青芝を夜な夜な尖らせる月光
   舞茸の株をわしゃりと割にけり
    ふるさとのあの野にきっと秋薊
   天井の節目に見つめられて風邪


かま猫さんの潔く若々しい感性☆””
山育ちの私の心に響いてくる句がいっぱいあって、
楽しく、嬉しく、そして懐かしい思いに満ちた句集でした。
パンジーの句には、ある詩が思い浮かんでーー思わず、くすっ。

   つぼすみれが
   パンジイになるまでの
   その進化の生理のなまめかしさ
   その歴史の陰謀の
   無残さに
   眩暈(めまい)するのである

     「菫」  村野四郎   

『立葵』
天にまっすぐ咲き上るタチアオイは大好きな花です。
夏生れのかま猫さんらしく、潔くそして深い感性の句に打たれました。
俳号の「かま猫」は、宮沢賢治の童話「猫の事務所」に登場する夏生れの猫からとのこと。
夏井いつきさん率いる 俳句集団「いつき組」組員
伝統俳句協会「卯浪」所属

この句集は、娘さんとそのお友達からのお誕生日プレゼントなのですって!
なんと素敵なサプライズ☆””

ブログで出合ったかま猫さんに、実際にお会いできたなんて!
再開されるというブログ、今から楽しみにしています。


コメント (4)
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