黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

水戸市水道低区配水塔 #03

2007-10-24 03:57:35 | 建築
出張のついでにちょっと徘徊した水戸。
最後は、どこから見ても美しい低区配水塔の画像です。



正面玄関の周囲にはいくつかの碑が建っています。













一昨日の記事で2つに分割してしまった正面入口。







正面入口上部を横から。







ところで左奥に写るのは一般の民家だと思いますが、
この色の善し悪しは別として、
配水塔とのコーディネートを考慮した色だと思います。
史跡などの周りに家やビルを建てる時は、
こうありたいものだと思います。



出張のついでにほんのちょっと徘徊した水戸のシリーズは今日で終わりです。
ゴーストタウンというわけでもなく、
活気がすごくあるというわけでもなく、
ドーナツ化しているわけでもなく、
再開発が徹底して新しく生まれ変わっているわけでもなく、
水戸は、惰眠をむさぼり、ほころびを甘んじて許容するような、
そんな街だった印象です。

駅に戻って電車に乗るまでの間、遅めの昼食をとろうと、
構内の観光案内所に名物料理を食べられる店を聞いてみましたが、
帰って来たのは「納豆」と「常陸牛」だけでした。
納豆がわるいわけではありませんが、
観光地として成り立つ垂涎の食材がないのもまた、
水戸がほろんでいってしまう要因の一つかと思いました。

◆ 水戸逍遥 ◆
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