長崎県にある21世紀まで操業していた、
九州最後の炭鉱、池島炭鉱をお送りしています。
今回は坑外(坑道の外にある)施設です。
坑道見学の時に乗った人車を上げ下ろしする捲座。
見学などで使われているので、
とても奇麗に手入れされています。
身長よりも大きく、太いワイヤーが巻き付いています。
昇降は、深度やスピードが分かる、
極めてアナログな計器を見ながら、
長年の勘をたよりに運転台から行います。
捲座から外へ繋がるワイヤーロープ。
この先に坑内への人車が繋がっていますが、
視認出来ない程の距離をとっています。
画像奥に見える、筒状の廊下のようなものが、
掘り出した石炭を選炭工場へ運搬するコンベア、
その奥に建つ櫓が、旧第一竪坑です。
右の真ん中にワイヤーが通る軌道は、
やがて人車へと続いています。
左側の軌道は相当歪んでいますね。
坑外にはいたるところに縦横無尽に、
軌道が張り巡らされています。
採掘した石炭を運び出す連卸坑口。
右側に写るのが石炭を運搬するコンベアです。
インドネシア語で書かれた消火器の文字が、
東南アジアからの研修者施設として使われている事を
教えてくれます。
第一竪坑の横にあった排気塔。
第一竪坑は、後年第二竪坑にメインの役割を譲り、
その後は排気竪坑として使われてきました。
鉱業所の敷地のはずれにある、
火力発電所兼海水淡水化装置跡。
操業時は、採掘した石炭で発電し、
さらに海水を淡水化して水の供給もしていた様ですが、
閉山後は閉鎖され、
現在は電力も水も外部からの供給のようです。
閉山してすぐの頃訪れた時はまだ奇麗でしたが、
今年訪れてみると、だいぶ傷みも進行している様でした。
発電所と道を挟んで海側にある、
発電で使った石炭のかすを処理する工場。
この裏手に、かつてはボタ浜が広がっていましたが、
いまではもう黒々とはしていません。
ただ、実際に浜へ降りてみると、
前回の記事でもちょっと触れた松岩と呼ばれる、
石炭になりそこねた、木の年輪等がよく分かる石が、
沢山転がっています。
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■シリーズ:池島炭鉱■
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九州最後の炭鉱、池島炭鉱をお送りしています。
今回は坑外(坑道の外にある)施設です。
坑道見学の時に乗った人車を上げ下ろしする捲座。
見学などで使われているので、
とても奇麗に手入れされています。
身長よりも大きく、太いワイヤーが巻き付いています。
昇降は、深度やスピードが分かる、
極めてアナログな計器を見ながら、
長年の勘をたよりに運転台から行います。
捲座から外へ繋がるワイヤーロープ。
この先に坑内への人車が繋がっていますが、
視認出来ない程の距離をとっています。
画像奥に見える、筒状の廊下のようなものが、
掘り出した石炭を選炭工場へ運搬するコンベア、
その奥に建つ櫓が、旧第一竪坑です。
右の真ん中にワイヤーが通る軌道は、
やがて人車へと続いています。
左側の軌道は相当歪んでいますね。
坑外にはいたるところに縦横無尽に、
軌道が張り巡らされています。
採掘した石炭を運び出す連卸坑口。
右側に写るのが石炭を運搬するコンベアです。
インドネシア語で書かれた消火器の文字が、
東南アジアからの研修者施設として使われている事を
教えてくれます。
第一竪坑の横にあった排気塔。
第一竪坑は、後年第二竪坑にメインの役割を譲り、
その後は排気竪坑として使われてきました。
鉱業所の敷地のはずれにある、
火力発電所兼海水淡水化装置跡。
操業時は、採掘した石炭で発電し、
さらに海水を淡水化して水の供給もしていた様ですが、
閉山後は閉鎖され、
現在は電力も水も外部からの供給のようです。
閉山してすぐの頃訪れた時はまだ奇麗でしたが、
今年訪れてみると、だいぶ傷みも進行している様でした。
発電所と道を挟んで海側にある、
発電で使った石炭のかすを処理する工場。
この裏手に、かつてはボタ浜が広がっていましたが、
いまではもう黒々とはしていません。
ただ、実際に浜へ降りてみると、
前回の記事でもちょっと触れた松岩と呼ばれる、
石炭になりそこねた、木の年輪等がよく分かる石が、
沢山転がっています。
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