黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

「‘文化’資源としての炭鉱」展と「映像の中の炭鉱」

2009-11-13 05:07:21 | 産業遺産
東京の目黒美術館で「‘文化’資源としての炭鉱」展が開かれています。
戦前の産業近代化と戦後の経済復興から高度経済成長に大きく貢献した石炭産業。
その「炭鉱文化」を、視覚文化を通して読み解くと同時に、
「炭鉱」という主題が視覚芸術にどう影響したのかを検証し、
さらに炭鉱地域の活性化や再生化について共に考えるエキシビション。
炭鉱に関する作品や資料の展示他、
川俣正の「コールマイン田川」プロジェクト報告のインスタレーションなど。

「‘文化’資源としての炭鉱」展
場所:目黒美術館
会期:2009年11月4日(水)~12月27日(日)
会場:ABC展示室、展示ロビー、ワークショップ



同時に、
今野勉氏(演出家・脚本家)× 川俣正氏(美術家、本展企画委員)の対談をはじめ、
様々な講座も開催。
世界遺産にする会理事長の坂本氏による講演や
『1972青春軍艦島』でおなじみの大橋氏による対談と、
軍艦島関連の講座も2つ用意されています。

‘文化’資源としての<炭鉱>展 スペシャル講座
<夜の美術館大学コールマイン・アート学科>

●講座番号 4:「軍艦島を世界遺産に!」
日時:11月17日(火) 18時30分~20時00分
講演:坂本道徳(NPO軍艦島を世界遺産にする会理事長)

●講座番号 13:対談「軍艦島で、凝視めた青春」
日時:12月17日(木) 18時30分~20時00分
対談:大橋弘(写真家)+ 聞き手:本展担当学芸員

会場:目黒区美術館展示室ならびにラウンジ
時間:18時30分~20時00分 
定員:各回30名
参加費:1,200円
    展覧会招待券1枚、お茶+スイーツつき。
参加費は受講日当日美術館受付にて。 
申込方法:電子メール or FAX
     参加日、講義番号・講師名、申込者の氏名、電話番号
     FAXの場合はFAX番号と電話番号
申込先:目黒区美術館  夜の美術館大学・予約係
e-mail : mmatoffice@mmat.jp
fax : 03-3715-9328



更に、
「‘文化’資源としての炭鉱」展の関連企画として、
映画館<ポレポレ東中野>で炭鉱が関連する記録映画や、
劇映画の特集上映「映像の中の炭鉱」が開催されます。




炭鉱会社のPR映画、炭鉱の実体を記録したドキュメンタリー、
青春映画、怪獣映画、文芸映画など炭鉱が登場するさまざまな映像作品から、
厳選の14作品を上映。

▼詳細はこちら
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

▼上映スケジュールはこちら
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

▼ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/



こんなに炭鉱が一堂に見られるなんて、
なんて素晴らしいんでしょう!
垂涎の年末ですね。。。



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