2010の暮れに行ったイタリアの旅行記です。
今回は夜のローマの第二回です。
前回アップした夜のローマは、
主に紀元前の王制ローマから共和制ローマ時代のものでしたが、
今回は紀元前後のものを中心にアップしようと思います。
オクタヴィアの柱廊(画像はクリックで拡大します)
前回の記事でアップしたティヴェリーナ島から少し北へ行くと、
画像のように街のど真ん中に突然廃墟が現れれます。
帝政ローマの初代皇帝オクタヴィアヌスが前23年に造った、
姉のオクタヴィアを祀った柱廊の前門跡です。
ローマで最初に見た、街中に忽然と現れる廃墟だったので、
その印象は、今でも鮮烈に覚えています。
オクタヴィアの柱廊(画像はクリックで拡大します)
オクタヴィアの柱廊の端部分の現存する柱。
奥に建つ家は、窓を開けると二千年前の柱が、
目の前に立っている、というわけですね。
マルチェッロ劇場(画像はクリックで拡大します)
オクタヴィアの柱廊の裏(北)にはマルチェッロ劇場があります。
一見コロッセオの様にも見えますが、
オクタヴィアヌスが前11年に、
若くして死んだ甥のマルチェッロのために造った劇場跡です。
コロッセオよりも古く、
コロッセオがこの劇場を模して造られたと言われています。
右端に立つ柱は前5世紀のアポロ神殿の跡。
もともと神殿に捧げる演劇が行われていた場所だったため、
この地に建設されたそうですが、
姉の柱廊、そして甥の劇場と、やりたい放題ですね。
マルチェッロ劇場(画像はクリックで拡大します)
劇場の裏側はこんな感じになっています。
中世にローマの封建貴族の要塞に改造され、
更に16世紀にはスカターニ家の居館に改築され、と、
この建物もまた、
何世紀もの歴史がコラボして出来上がった建物です。
ちなみにこの劇場は世界遺産ですが、
3、4階には現役で人が住んでします。
コロッセオ(画像はクリックで拡大します)
そして以前の記事でもアップしたコロッセオの夜景です。
マルチェッロ劇場と違って、コロッセオは完全に観光地なので、
夜も様々なライティングが施されて奇麗です。
コンスタンティヌスの凱旋門(画像はクリックで拡大します)
イタリアシリーズで既に幾度となく触れて来た、
ローマで初めてキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が、
これもまたヴァチカン美術館の記事でふれた、
ミルヴィオの戦いで前皇帝のマクセンティウスを倒し、
ローマに凱旋した時の門です。
ヤヌスの凱旋門(画像はクリックで拡大します)
こちらはローマに残る唯一の四前面のヤヌスの凱旋門。
真実の口広場に面して建っています。
コンスタンティウス2世によって建てられた凱旋門ですが、
ローマ皇帝の名前は紛らわしくてこまります。
特にコンスタンティヌス帝からの4代は、身内ということもあってか、
コンスタンティヌス1世、(ヌス)
コンスタンティヌス2世、(ヌス)
コンスタンティウス2世、(ウス)
コンスタンス1世と、紛らわし過ぎます。
くりぬかれた箇所には、嘗ては彫像が並んでいたのだと思いますが、
現在では全てなくっているので、壮麗な印象が薄く、
そのせいで、あまり知られないのかと思います。
今回は夜のローマの第二回です。
前回アップした夜のローマは、
主に紀元前の王制ローマから共和制ローマ時代のものでしたが、
今回は紀元前後のものを中心にアップしようと思います。
オクタヴィアの柱廊(画像はクリックで拡大します)
前回の記事でアップしたティヴェリーナ島から少し北へ行くと、
画像のように街のど真ん中に突然廃墟が現れれます。
帝政ローマの初代皇帝オクタヴィアヌスが前23年に造った、
姉のオクタヴィアを祀った柱廊の前門跡です。
ローマで最初に見た、街中に忽然と現れる廃墟だったので、
その印象は、今でも鮮烈に覚えています。
オクタヴィアの柱廊(画像はクリックで拡大します)
オクタヴィアの柱廊の端部分の現存する柱。
奥に建つ家は、窓を開けると二千年前の柱が、
目の前に立っている、というわけですね。
マルチェッロ劇場(画像はクリックで拡大します)
オクタヴィアの柱廊の裏(北)にはマルチェッロ劇場があります。
一見コロッセオの様にも見えますが、
オクタヴィアヌスが前11年に、
若くして死んだ甥のマルチェッロのために造った劇場跡です。
コロッセオよりも古く、
コロッセオがこの劇場を模して造られたと言われています。
右端に立つ柱は前5世紀のアポロ神殿の跡。
もともと神殿に捧げる演劇が行われていた場所だったため、
この地に建設されたそうですが、
姉の柱廊、そして甥の劇場と、やりたい放題ですね。
マルチェッロ劇場(画像はクリックで拡大します)
劇場の裏側はこんな感じになっています。
中世にローマの封建貴族の要塞に改造され、
更に16世紀にはスカターニ家の居館に改築され、と、
この建物もまた、
何世紀もの歴史がコラボして出来上がった建物です。
ちなみにこの劇場は世界遺産ですが、
3、4階には現役で人が住んでします。
コロッセオ(画像はクリックで拡大します)
そして以前の記事でもアップしたコロッセオの夜景です。
マルチェッロ劇場と違って、コロッセオは完全に観光地なので、
夜も様々なライティングが施されて奇麗です。
コンスタンティヌスの凱旋門(画像はクリックで拡大します)
イタリアシリーズで既に幾度となく触れて来た、
ローマで初めてキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が、
これもまたヴァチカン美術館の記事でふれた、
ミルヴィオの戦いで前皇帝のマクセンティウスを倒し、
ローマに凱旋した時の門です。
ヤヌスの凱旋門(画像はクリックで拡大します)
こちらはローマに残る唯一の四前面のヤヌスの凱旋門。
真実の口広場に面して建っています。
コンスタンティウス2世によって建てられた凱旋門ですが、
ローマ皇帝の名前は紛らわしくてこまります。
特にコンスタンティヌス帝からの4代は、身内ということもあってか、
コンスタンティヌス1世、(ヌス)
コンスタンティヌス2世、(ヌス)
コンスタンティウス2世、(ウス)
コンスタンス1世と、紛らわし過ぎます。
くりぬかれた箇所には、嘗ては彫像が並んでいたのだと思いますが、
現在では全てなくっているので、壮麗な印象が薄く、
そのせいで、あまり知られないのかと思います。
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