いらん麺

最近、ラーメンを買っていなかった事に
気づいた。

ここ数ヶ月の間、炭水化物を比較的取らなく
なってからというもの、我が家にラーメンが
無くなっていた事に気づかなかった。

その事に気づいた時、急にラーメンが恋しくなり
出前一丁を買いに行った。

日本食材店が57ペンス、Tescoが45ペンスという事で
Tescoを選んだ。味は高かろうが安かろうが、
もちろん同じ。

醤油味6パック、スパイシー味4パック、アンダーー
豚骨味を6パック、いやー、買った買った。

一度失敗したのは醤油味と牛肉味を間違って買った事。
袋が同じ色だったので間違えて同じ棚に入れられていた
らしく、醤油味の中に混ざっていた事があった。
まー、味は悪くないので、特に問題は無かったので
ええのですが・・・。

家に帰り、ふと、あることを思い出したんです。

駐在時代にイランへ行った時。代理店が推薦する
新しいエンジニアといわれていた男と一緒に行動
していた。

このエンジニア、代理店がなぜ推薦をしたのか？
それは、以前に日本に住んでいて、日本語を
喋れるという事で、雇ったという事だった。
が、この代理店は評判が元々よろしくない。
当時は、なぜ契約をしているのだろうと不思議に
思ったものやった。

可愛そうに、このエンジニアも直ぐにクビに
なるのだろうと、思いながら、行動をした。
イラン代理店は直ぐにエンジニアをクビにする
という話は聞いていたから。

確かに日本語は喋ってくれた。ある程度まで。
彼は話が理解出来るかのようにうなづいていた。

確かめで「今、言った事なんだけど意味はわかる？」
と聞いてみた。

すると・・・「ウウン、ワカラナイ。」
「気にするな。」とだけ伝えた。

夕飯時になり「ナニガタベタイ？」と聞いてきて
くれたので、おいらは「うーん。ラーメン知ってる？」
エンジニア「シッテルヨ～！ワタシモ、スキダッタ！」
おいら「へー、何味」
エンジニア「ウーン、ワカラナイ、ワカラナイ。」
おいら「味噌？醤油？塩？」
エンジニア「ア～、ミソ。」

おいら「今、丁度イラン滞在1週間目でしょ、
　　　　毎日ケバブも少し飽きたから、麺が
　　　　食べたいよ！無いと思うけど。」
エンジニア「アルヨ～、イランメン。ニク、ヤサイ
　　　　　　グダクサン！」
おいら「じゃー、それでいいかな。」
エンジニア「ワタシモ、ソレガ、イイネ！」

その日の夜、連れて行かれたのは・・・・・
結局、ケバブ屋。

イラン滞在中、結局、そのイラン麺とやらは、食べる事すら
見る事すらなかった・・・・・。

最終的にイラン麺ってなんやん？と思って調べてみた。

アーシェ・レシュテというものらしい。麺入りハーブスープ。
ということやった。

多分、この料理を食べて、美味いといえば、毎回
出てくるのだろうと思った。
なぜって、ケバブがそうだったからね。

いや～毎日は、キツかったっす！