空の爽やか散歩道

古今東西
昔今日記

おしょう

2014-09-08 14:47:29 | 日記
おいらがまだ保育園に通いだしたころ位から
実家ではよく、おとんがテレビで怖い番組があれば
兄貴やおいらに観せていた。

もちろん、トイレに行けずおかんを起こして
付いて来てもらったものや。

金田一シリーズ。

あれ、めっちゃ怖かった・・・。

なんで、あんなテレビ観なあかんねんな。

そりゃそうさ、当時まだ4歳。眠たい盛り。

しかし、土曜夜9時に必ず
「次の日は寝て曜日(日曜日)」

と、くだらんギャグをいっては眠らせず特に怖い系の
放送があるとここぞとばかりに兄貴とおいらを座らせ
一緒にテレビを観ていたおとん。

おかんは
「あかんあかん。私は怖いの苦手やから。」
といって違う部屋へ行き本を読んでいた。

おいらもそこへ行きてー!と何度思った事やろう。

「おとん怖ないんか?」と聞くと

「こんなもん人が創った想像の話やんけ。怖ない。
 一番怖いんは、本当にあった話じゃ。
例えば、OO24時とかあるやろ。あれはアカン。」

ちゅーことはあれかいな、OO24時とか観てる時
おいら達を恐怖に落としといて実は自分も怖かったんかい!

そんな事が小学校低学年まで続いていた。

小学校高学年になり都市伝説的なもんが流行りだし
怖い話を学校で聞いた時なんか皆少しビク気味で
下校をしたもんやった。

普段、いつもの道を1人か2人で帰っていたのに
嫌な話を月曜日に聞くとすると金曜日まで3~4人で
なぜか帰っていた・・・。

そして、忘れる頃には違う話が浮上してくる。

どの経由でその話を入手してくるのか本当に分からんが
一番最初にそのネタをもらってきた人は凄いと思った。

結構その中でも”ドキッ”としたのが
「この電話番号にかけると和尚さんがOOの、は0にん
 なんだって!」
と、いう結構怖い話やった。

電話番号を教えてもらうと、直ぐに家に帰る。

実家の電話は廊下にあり少し薄暗かった。

受話器とり電話番号を入れる。

「やめろ、やめるんだ!早く切れ~~~!」

と自分自身との格闘。

「プルル、プルル、プルル、ガチャ。
 00寺の和尚です。」

きたーーーーーーー!

その電話はテープで流れており怖系の話をしだし根気良く
最後まで聞くと
「その、は0にんは・・・わたしだーーーー!」
と、メッチャ怖~!
急にいうなや!

漏らすとこやったやんけ!高学年にもなってアカンアカン!

そして、次の日学校でその話が持ち上がり下校時には
また、4~5人と一緒に帰って行くのであった・・・。