空の爽やか散歩道

古今東西
昔今日記

あのね…

2012-06-28 21:07:03 | 仕事
ドイツからイスラエルへ到着。相変わらず暑かった。

飛行場にはテロ防止の為に、銃を持つ輩達が立っていた。
その間をくぐり抜け、パスポートコントロールへ。

「ノースタンププリーズ。」中近東へ出張がある為にこれを言わないと
とんでもない事になる。
スタンプ押されたら中近東諸国入国できへんし。

何も聞かれずに、パスポートを返された。普通に返されたので
パスポートを見なかった。これがあとで面倒なことになる…。

客先のドライバーが待っていた。車に乗る事3時間。
客先に行くと思いきや、なぜか、ドライバーの家に到着。
いきなりのドライバーの家族紹介。

しかし、相変わらず軍隊が多い所だ。徴兵制度があるこの国は
男女共に軍服を着て、空の銃を持っていた。

客先の会社もテロ防止の為なのか、鉄格子で囲われている。
行った事ないけど刑務所にお世話になる気分やった。

客先には先に仕事をしていたイギリス人がいた。
話題は仮ビザの事だった。

「しかしヒデー話だな!普通来させんけどな。」とイギリス人がいった。
まーね、たかだか3日の為に。

客先も「そんなことだったら呼ばなかったのに。
    なんでそうなったんだ?」

あのね、君らが騒いだんでしょ。だから来たの。何いっとん!

「なにか俺たちに出来る事はないか?」と客先。

オイラは「グッバイフォーエバー!」とだけ言っておいた…。

仕事を始める。と、
客先が「そんなに無理するなよ、金型を作り変えるから」

おいら「え?」

客先「日本から金型買ったけど、この部品とあの部品はうちで作り
   変えるから、ちょっとスタートさせれば良いだけだから。
   ドイツ事務所には伝えたつもりだが」

おいら「…。」

事務所のおっさん何考えとんねん!アホちゃうか!
これで2回目やで!1回目はフランス。これもただ客先の部品待ち。

それをわざわざ、オイラを使って日本から部品持ってこさせて。
おっさんダメやでー。

その客先の言葉でやる気が失せてきたオイラだった…。
そしてパスポートを見て、もっと気分が最悪になった……。