イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

もぉ~!!(>_<) でも、本当に良かった・・・

2014年02月16日 16時46分59秒 | しっぽのついた可愛い大切な家族
   
    今朝、9時半頃のこと、2階の自室に居た私。

 門をあける音がしたので、なんとなく気になり下に降り
  リビングの窓を開け門扉を見ると、門扉から出る家族。
  手には猫のご飯を持ち のんびりと歩いている・・・・
  
               「?」

       特に慌てた様子でもなかったので、
 てっきりご近所の猫 ミー子ちゃんにあげるのかな、と
   窓越しから確認をすると、なんと、なんと・・・・・
ルーちゃんが 「逃げた」とややばつが悪そうに言う・・・
         絶句、ではなく、すかざず
 「エーッ だから言ったじゃん どこに行ったの?
          怒りをあらわにする私。

ソマリを父親に持ち、兎に角 好奇心旺盛なルーチェは、
   実にすばしっこく、(以前も一度 いつの間にか
     冷蔵庫に入り、冷蔵庫から聞こえてくる?
   か細いニャア~の声に、まさか?!と思いつつ
    冷蔵庫をあけると、ルーチェが入っていました。
    短い時間だったとは思いますが、真っ暗な中、
恐い思いをしたというのに 懲りず その後も、2度程
     自ら入り・・・・ということがありました)
 
   外の世界にも興味深々なので、普段から家族には、
 ドアや窓の開閉時にはミーシャとは全く気質が違うので
とにかく気を付けて!足元を確かめて!と伝えていました。

 可哀そうだけれど、交通事故や病気のリスクを防ぐ為にも
      生涯 室内飼いをしようと決めているので 
  首輪も鈴もつけていないので、足元を注意しないと
  いつの間にか・・・・ということが往々にしてあるため
     普段からこのように注意を払っています。

ミーシャは、「塀を降りないでね。」と言い聞かせると絶対に
   塀を降りたりすることもなく、庭の周りを一周したり
   過ごしやすい季節は、玄関ドアの横のタイルの上や
     エコキュートの下で長時間寝そべっていたり
門扉から続くレンガの塀の上に おとなしくちょこんと座り、
   シーサーの如く 外の様子を眺めていましたが、
   気質も違い 何より好奇心の塊のルーちゃんは
           恐らく無理でしょう・・・・

         実は10日前の2月6日の夜、
     僅かに開けたリビングのドアからスルリと出て、
 丁度開いていた玄関のドアから外に出てしまいました。
   夜という事もあり 本当にヒヤッとしたのですが、
      その時は 初めてということもあって?
  玄関前の鉢植えの辺りをウロウロしていただけなので
       すぐに確保できましたが今回は・・・・・・
          休日、寛いだ室内着姿の私。
外にそのまま出るのは少し恥ずかしい恰好だったけれど、
      「逃げた」の一言に 外に飛び出ました。
 
        私: 「どっちに行ったの?」

   家族:「隣の家のほう」 のんびりと言う (>_<)
     ご飯も今朝 食べたばかりだというのに
 聴こえないような小さな声で彼女の名前を何度か呼び 
    お隣さんの門扉外から 手に持ったご飯の袋を 
        何となく振っているだけ・・・・カチン
     てっきり彼女が目の前に居るのかと思いきや、
  お隣の庭を見渡しても 彼女の姿はどこにもない。

              まさか・・・・・・

     「ルーちゃん、ルーちゃん、どこにいるの?」
    大きい声で何度も言うと、それにこたえるように
 どこからか彼女の声がした。彼女も不安だったのだろう
 心の中で 今は亡きミーシャに向かって 何度も何度も
  「ミーシャ、お願い・・・どうかルーちゃんを守って」と祈る。
            でも、姿は見えない。

  「どうしよう・・・・既にそこを通り抜けてしまっていたら」
     不安がよぎり、心臓が更にバクバクする

  というのは、隣人の北側のフェンスは格子状ではなく、
  ルーチェが簡単に通り抜けてしまえる幅だったから。
もしそのフェンスをすり抜けてしまうと、別の隣人の庭に出て、
 そこを通り過ぎると、車の往来が激しい大通りに出る。

 2年程前、その道で 飼い猫ちゃんがひかれてしまい
可哀そうだからと、その現場からほど近いご近所の方が
   猫ちゃんの遺体をご自宅の庭によけてあげて、
     飼い主さんを探していたということもあった。

      相変わらず門扉外から、ご飯につられて
   彼女が戻ってくると信じ切っているからなのか?
相変わらずのんびり構えている家族に「もぉーっ」と思う。
 チャイムを鳴らしカクカクシカジカ、この状況を隣人へ説明し、
   庭に入らせて下さい、と言って欲しいと伝えると
私は命に係わる緊急事態の為、隣人の許可を得る前に、
    数十cm積もった隣人の庭に入らせて貰い、
ルーチエの名前を呼びながら 家の周りをザクザク歩いた。
雪は深く数歩 歩いただけでスリッポンは脱げてしまったが、
そんなことは どうでもよく ふくらはぎまで積もっている雪を
        裸足で踏みしめ 歩き続ける
        こんな時、寒さなんか感じない。
      隣人の家をグルッと一周し 庭に出ると、

          「いた!!」 彼女の姿・・・・・

     賢い彼女は 比較的雪の積もっていない所を
    ズボズボ歩いているけれど、家族や私の方には来ず
   初めての冒険の続きを まだ しようとしている様子。
    我々をスルリとかわし、最も恐れていたフェンスへ・・・
 
      「お願い・・・行かないで・・・・出ないで・・・・」
         心臓が ものすごくバクバクする
           運動神経が抜群に優れた彼女。
         いつもなら絶対に、瞬時に 目の前の
      幅の広いフェンスを通り抜ける筈なのに・・・・・

      きっと、ミーシャが守ってくれたのでしょう・・・・
     
      カナブンなら可能かもしれないというくらいの
   微かな隙間、瞬間移動でもしない限りは どう見ても
    通り抜ける事なんて出来ない、うちと隣人の境の 
細かい格子状のフェンスの隙間から我が家に戻ろうとしたのか?
   フェンスにグリグリと頭を押しつけ 入ろうとしている彼女。
 でも、通過できないと分かると そこから離れまた歩き出す。
  その時、彼女の近くにいた家族が、少しづつ歩み寄り・・・・
        平らな土の上を歩くのとは訳が違い、
         雪が積もっていたことが功を奏し、
     本人がなんとなく歩きだした所、無事、確保。
          本当に・・・本当に・・・・良かった。

   もし、最悪のことになっていたら、泣く泣けません
   自責の念に囚われ 一生後悔し続けたでしょう・・・・・

       お宅にペットがいらっしゃらないご家庭や
       自由に外と家を行き来させてあげていて
    何も問題がないというお宅の皆様は もしかしたら
            この記事をご覧になられ
        「チョット、心配のし過ぎじゃない?」と、
           思われるかもしれませんが、
      外の世界を自由に行き来させてあげるより
    私は 喧嘩に巻き込まれたり 病気になるリスクや
        事故や、連れ去られを防ぐためにも、
    この子の安全を護る為にも、やはり家猫としての
      猫生を全うさせてあげたいと思います。

   2月に入り 発情期を迎え、本能から切ない声で
  ニャーニャー鳴く日々が一週間ほど続いていたのですが
最近 落ち着きをみせていましたが満月の1日前から
      本能に呼び覚まされたのでしょう・・・・・
  この2~3日、ニャ~ニャ~と切なく鳴いています。

   そんな最中の、思いがけない 恐怖の出来事・・・・・

   ルーチェが外に出た状況と どれくらいの時間
        外にいたのかを聞いたのですが、
   リビングの掃出し窓を開けた瞬間に 外に出て、
 まず自宅の庭を一周したあと、うちとお隣さんの境の
   フェンスをよじ登り お隣さんの庭に行ったそうです。   
   時間にしても僅かと言っていたのでホッとしました。

  というのは、近隣にも逞しい雄猫ちゃんがいるので
  2日程前から また発情期特有の鳴き方をしていて
    大切な部分を気にして頻繁に舐めていたので、
   もし、この隣家から他へと逃げてしまっていたら、
     妊娠、ということにもなったかもしれません。
     そして、もし運が悪ければ接触した子から
      病気を貰っていたかもしれません・・・・・・

  今回、本当にラッキーだったのは、脱走してすぐに
      それに気づき、彼女の名前を呼び、
      なりふり構わず お隣さんの庭に
      すぐに入らせて頂けたことでした。
   もし、私が気付かなければ、家族は以前のように
      呑気に構えたままだったと思います。

あの時もそうだったように、私には脱走したことを告げず、
ただ悪戯に時間だけが過ぎて 首輪もつけていないので
   最悪、見つからないか、 事故に遭ってしまうか、
  だったかもしれないと思うと本当にゾッとします

    実は、何年も前、ミーシャが存命の時にも、
    家族が庭に出したミーシャから目をはなした隙に
          家族をチラッと見たあと
「バイ~バイ~、ちょっと冒険してくるから」と走り去り
 慌てた家族が「ミーシャ!」と言うと、一瞬立ち止まり
      振りかえって家族の顔をジッと見たあと、
     そのまま 走り去った、という事でした。

     その時 家族は私に その事実を告げず、
   すぐにちゃんと戻ってくるだろうと安易に考え
       やはり呑気に構えていました

      その時も 今回も そうなのですが
   猫が脱走するということは どういうリスクが
待ち受けているのかを夫は想像すらしていませんでした。
   庭に家族といる筈のミーシャがいなかったので
なんとなく聞いてみると20分位前に脱走したとの事
      引っ越してきて間もない時期であり、
       ミーシャも門の外に出たこともなく、
     近隣を散歩させたこともなかったので
  もう、本当に頭に来るやら 焦るやら・・・でした。
      それを聞いた私は心配しながら
 「ミーシャ、ミーシャ」と呼んでいると、 賢いミーシャは
私の声を聴きつけて何処からともなく現れてくれました。
  あの時の安堵感は 今も鮮明に甦ります。

        以前 こうしたことがあったので 
 その後 ミーシャを外に出すのは恐かったのですが、
   「ミーシャに何かあると、本当に悲しいから
    絶対に門の外には出ないでね・・・」と
    日々言い聞かせていました。以来、5年間、
 彼は一度も 門扉の外に出る事はありませんでした。

   いつも大人しく凛とした佇まいで、レンガの上に
鎮座ましましているミーシャの様子に ご近所の方も驚き 
時々 ミーシャに近づいて話しかけていらっしゃいました。
 
今日の2つ目のラッキーは雪が積もっていたことでした

         もし、雪が積もっていなく、
      庭の土が見えている状態だったら、
   ルーチェはこの隣人の西側のフェンスから
      見事にすり抜けていたと思います。
 というのは、近所のミー子ちゃんもそうなのですが、
自由に外を行き来する猫ちゃんや、ノラちゃんたちは
    隣人の西側の このフェンスの下をくぐり、
  道路に出ています。当に、猫の通り道なのです。

  この偶然に感謝せずにはいられないのですが、
    14日に降り積もった雪は、道路へと続く
成猫が楽々通り抜けられる この西側のフェンスの下を
      覆いつくし、スリムなルーチェでも
       通ることは出来ませんでした。

 雪が降っていなければ、間違いなく ここを通り抜け
 道路に出て、ひしめき合う住宅街を迷い込んでいた、
            そう思います。

こんなにもルーチェの脱走を心配する一番の理由は
  ミーシャと生まれ育った環境が違うからでした。

ミーシャはうちの子になる前の子猫時代の三ヵ月間、
   猫が大好きな、多頭飼いのお宅で産まれ
    
 (ミーシャを頂きに初めて鎌倉のご自宅に伺った時、
  室内だけで飼っているという高級な猫ちゃんから 
 ミーシャの様な逞しい日本猫の雑種まで30匹位の
 猫ちゃんが室内や外を自由に走り回っていました。)
   沢山の先輩猫たちに世話を焼かれ 育てられ
  先輩猫たちと共に自由に外も行き来していたと
      元飼い主さんから教えて頂きました。

   猫にとっての大事な三ヵ月間を雑種のミーシャは
 このように逞しく 伸び伸びと過ごし、猫社会の中で
  危ないことも含め 猫としてのとても大切なことを
      沢山教えられて育ったと思います。
        なので脱走というつもりはなく、
 子供時代に体験した楽しい冒険を ちょっとの時間
      数年ぶりに楽しみたいと意を決して
        出かけたのかもしれません。
  かすり傷1つおうことなく、家路に着いたミーシャ。
生後三ヵ月の間に心身に刻まれた感覚や記憶、逞しさは
何年経っても彼の中にずっと残っていたのかもしれません。
  対してルーチェは、穏やかでとても優しいご夫婦が
 大切に飼ってらしたソマリとロシアンブルーから生れた
    洋猫のハーフで、5匹兄弟ということでした。
人間のお父さん、お母さん、自分を産んでくれた親猫に
 愛情をたっぷり注がれ、大切にされ 5人兄弟と共に
  日々 一杯遊び、生後三ヵ月まで健やかに育ったと
想像します。しかし、彼女は本当の意味での箱入り娘さん、
 ミーシャのように外を闊歩していた子ではありません。
   なので、幾つかのラッキーなことが重ならなければ
 好奇心から猫の通り道であるフェンスの下をくぐり抜け
 道に出たあとは、ひしめき合う住宅街の中でパニックになり
  迷子になり未だ見つかっていなかったかもしれません。

 時間にすると10分足らずの出来事だったと思いますが、
       本当に ドキドキした10分間でした。
   無事、この手に彼女を抱きかかえることができて
    本当に良かった・・・・ミーシャ、どうも有難う

僅かな時間でしたが、歩きにくい雪の中を冷たかろうに、
四肢全てを埋もれさせながらも 一生懸命歩いた冒険。

    興奮冷めやらなかったのか? 本能のままに
        お昼過ぎまで鳴いていましたが、
 今は私のノートパソコンの横で 可愛く眠っています。

         良かったね。ルーちゃん。

銀メダル、本当おめでとうございました☆

2014年02月16日 05時38分45秒 | 感動

      男子、ラージヒル決勝 葛西紀明選手、

        見事、銀メダルを手にされました。
本当に・・・・本当に・・・・本当に・・・・おめでとうございました

   1回目のジャンプも 2回目のジャンプも画面越しに

  拝見していましたが、素晴らしく、ただ涙がこぼれました。

今日までの長い道のりを思った時、言葉がみつかりません。
これまで どれだけのご苦労をされてきたことでしょう・・・・・

    大舞台で結果を出すということは、本当に難しく
 
     技術面と強い精神力が不可欠と思います。

    葛西さん、あなたは当に40代の希望の星です。

          銀メダルが確定してから

    【レジェンド】の言葉が飛び交っていましたが、

           本当にその通りです・・・・


        感動を どうも有難うございます。

      そして 心から おめでとうございました