２月１４日の明け方から やむことなく降りしきる雪は
様々な物を丸みを帯びたオブジェへと変えてゆく
同日の夜、幻想的な光景の中 ちりとりを手に
玄関から門扉まで雪をかき、道をつくる。
帽子も被らず 傘もささず、手袋もせず コートも着ないで
黙々と雪をかく。といっても、ただ闇雲にザザーッと
雪をかくのではなく、造園でもするような気持ちになって、
ちょっとおしゃれに Ｓ字カーブを描きながら
玄関前、階段ｅｔｃ・・・・と どんどん道を造ってゆく。
集中しているから寒さは殆ど感じない。楽しいな
デザイン画や書などの作品に関わらず
気付くといつも無意識に、料理なども含めた物事の
美しい出来栄えをイメージしている私がいる。
生きながら何でもアートに結び付けている私。
瞳に映る全ての物事を瞬間、瞬間
まばたきという名のシャッターできり、脳裏へとおさめ
記憶に留め、物凄い速さで
その事象を判断している私がいる、という事を
ある時ふと気づいた。PC作業は得意ではないけれど、
私の瞳は私にとってはある意味スーパーコンピューターにも
ひけをとらないほど 瞬間 瞬間をパシャリ
と
正確に捉えてくれる 信頼のおける
スーパー・アイ
であると自負し日々感謝している。
ある部分に関しては強いこだわりを持ち主張をし
一見 お洒落に装っているようでも、
肝心な部分は見落としていたり 雑だったり、
凄く手抜きをしているようなアンバランスな方を観ると、
心の中で「説得力にかけるなぁ」と思う。
持論であるが、言っていることや行動が一致し
醸し出す雰囲気や装いも自然に一致している人は
バランスが取れ そこに調和を感じるので
相対する時 違和感なく安心して
心うちを開示できるような気がする。
何年振りかになる雪かき
・・・・目に入ってきたのは
外を掃く時にお世話になっている ちりとりだった。
静かな白銀の世界は人の心をファンタジックにさせてくれる。
Ｓ字の道をつくる時、スポンジに見立てた雪に、
ケーキナイフになったピンク色のちりとりを
迷うことなく大胆に 均一にサクッ、サクッと入れ
カットしてゆく。
◆□◆□◆□◆□◆
頭にも 服にも 雪は既に沢山積もっていたが
３０分はあっという間にとても素敵に過ぎていった。
しかし、日常ではないからこそ楽しんで出来ること。
雪国にお住いの皆様が 雪の除雪作業で
お怪我をすることなく、冬を乗り切れますように・・・・
外にいるワンちゃん、猫ちゃんたち、大丈夫かな・・・・
神様、外で暮らさざるを得ない、人であり 動物たちを
あなたの愛の温もりで お守りくださいませ。
夜中３時を過ぎた頃から
いつしか雪は 雨へとバトンを渡していた
ちりとりの形状は 見事雪かきに役立ちました。
ちりとりさん、どうもありがとう
