蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

医療崩壊  (bon)

2021-01-16 | 健康、医療

 先に(1/7)1都3県に緊急事態宣言が出され、1/12には、大阪など7県が追加発令
されましたが、感染者は一向に減少することもなく不気味さを増してきています。

 昨年1月16日に、日本で初めて感染者が出て以来早や1年になりますが、9か月半後
の10月末には10万人となり、12月下旬には(53日間で)20万人、今年1月13日には、
わずか23日間で10万人増加し、とうとう累計30万人を超えました。 重傷者は63000人
を超え、死亡した人は4200人を超えたとあります。

       (ネット画像より)

 13日には、東京都では、コロナ入院患者のための病床を増やすため、都立広尾病院
など3病院をコロナ専用病院に指定しました。これらの病院はいずれも総合病院で
すから、外科も内科も、その他の診療科もあるわけで、これらの診療は他の病院に
委託する形となるようです。 ニュースでは臨月を迎えた妊婦が、入院の手はずも
済んでいたというのに。突然他の病院に変更しなければならず、その病院がまだ決
まっていなくて不安を抱えていました。この妊婦だけでなく、他の病気の人たちも、
どこの病院に行けばよいのやら戸惑うことでしょう。

 別のニュースでは、80歳代の男性が急に容体が悪化したが、入院先が決まらず
やむなく自宅療養しているところ亡くなってしまった。 50代の女性は高血圧疾患
があったそうですが、やはり自宅療養中に死亡してしまうという事態が発生してい
ました。いずれも新型コロナ感染者ですが、このような事例は他にも起こっている
ことと推測されます。
  以下に、NHKスぺシアルからグラフ(1日あたりの)を転写しました。

 

  

 

 病床使用率が高く、東京都のような、処置がとられている自治体もあり、政府は
さらに民間医療機関にもこのような勧告を行うとしていますが、これはすでに医療
現場の混乱を招いていると見られます。 目の前の患者を何とかしなければいけない
やむを得ない処置ではありますが、火の粉が目の前にきて大慌てしている様に似て
いて、火の元を断つ工夫が弱いために火はどんどん大きく膨れ上がってくるでしょう。

 コロナ患者にとって、それは緊急の大事なことですが、コロナ以外の緊急患者に
とっても大きなしわ寄せとなっている訳で、もはや医療崩壊とみられるでしょう。
 患者側から見た危機だけではなく、医療機関側の医師、看護師等対応に当たる人々
の苦悩、疲労、ストレスなども大きな問題でしょう。

       (ネット画像より)

 年末始の感染急増を見抜けなかった甘さがあり、緊急事態宣言も後手に回り、挙
句、第1回緊急事態宣言直後の人出減少には至らず、政府も国民もその緊迫度合意識
が薄れているのではないかと思います。このことを最大限強調して止めないといけ
ないのではないかと。

 結果論ではなく、緊急混乱時のリーダシップのあり方が問われているのです。だ
らだらと右往左往しているのではなく、大学教授がシミュレーションして警鐘を発
しているように、思い切った対策を打ち出すべき時なのでしょう。

 

 

 

【解説】「新型コロナ」病床ひっ迫…“医療崩壊”進み“医療壊滅”寸前か?(2021年1月14日放送「news every.」より)

 

 

 

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