蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

何がおめでたいのか?  (bon)

2021-01-14 | 日々雑感、散策、旅行

 お正月のご挨拶に「明けましておめでとうございます。」が普通使われていて、
親しい間柄だけでなく、広く使われて和みます。

 もう松も取れましたので、こんなことを言ってもよいか? と思い、今さら何に
こだわっている‥との誹りもあるかもしれませんが、そんな深い意味でなく、フト
思っただけなんです。 何のことかといいますと・・

       (ネット画像より)

 新しい年が明けると「明けましておめでとうございます」「旧年中はいろいろと
お世話になりありがとうございました。」「本年もどうぞよろしくお願いします。」
などのあいさつが交わされる時や、年賀状などにも使われている「明けましておめ
でとう。」は、いったい何がおめでたいのか?

      (そんなことどうだっていいことですがチョットだけ・・)

     (ネット画像より)


 ネット調べをしてみましたら、これは、『年神様への言祝ぎ(ことほぎ)で、年
神様が新しく生まれ変わって、私たちに新しいパワーを吹き込んでくれるので、こ
の年神様をお祝いして “おめでとう”という。』 とありましたが、これなら、
どこかに向かって言えばよいことになりますが、実際には挨拶として使われていま
すから、ちょっと どうかな? と思います。

 この年神様をお迎えするために、目印の門松やしめ飾りをつけ、宿るところは鏡
餅・・などといっているところもありました。

 また、昔は、お正月が来たらみんな一つ年を取る、つまり全国民が誕生日を迎え
ることで、お互い『新しい年を迎えられて』おめでとうと言い交す。 つまり、お
互い生きててよかったね! おめでとう・・となり、この方が、スッキリ説得力が
あります。

 Goo辞典には、『正月のあいさつ語。年明けを無事に迎えられたことを祝う言葉。』
と簡潔に言っていました。
 昔は、掛け売りが普通でしたから、一年の最後の年の掛けをキチっと支払うこと
ができ、無事新年を迎えられて「おめでとう」というのもありますね。

 しかし、現代では、誕生日も生まれた日を基準に「満年齢」としていますし、掛
け売りが年末にしわ寄せされるというのも、実感として似合わないような感じがし
ます。 なのに、明けましておめでとう が今でも一般的なお正月の挨拶なんですね。

               


 『新年 明けましておめでとうございます。』は、明けまして が、すでに新しい
年が明けて‥の意味なので、新年明けまして・・は、新年が重複しているので誤り
である という説もありました。しかし、新らしい年が明けてくる・・と考えれば
間違いともいえない? 
 ところが、夜が明ける、喪が明ける・などからすれば、旧年が明ける というの
が正しくて、やはり新年が明けるというのは、普通では正しくない・・といえるの
かも。

       (ネット画像より)

 年賀状には、「謹賀新年」(謹んで新年を賀します)や「賀正」(正月を賀す)
など、広く使われています。これらは、新しい年、正月を愛でているので、ことさ
らに違和感はありませんね。

 そういえば、私自身の年賀状はこれまで、謹賀新年、賀正、恭賀新年などを使っ
ていましたが、「明けましておめでとう・・」はほとんど使っていなかったようで
す。ひょっとして、深層に「年が明けて、なにがめでたい?」という意識があった
のかもしれません。 ここ数年は、謹賀新年なども使わなくなりました。

 新型コロナで大変な時期に、大雪で困っている時期に、こんなことを言っていて
申し訳ありません。 歳とったのかな?!

           (ネット画像より)

 

『めでたい節』沖縄民謡 【 三線 cover 】/『Medetai bushi』【 Okinawa Sanshin Music 】

 

 

 


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