蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ごはん外来  (bon)

2022-10-11 | 日々雑感、散策、旅行

 普段は整形のリハビリに行ったり、たまに風邪気味のときなどは街のクリニック
に行ったりする程度で、お陰様で最近ではあまり大きな病院のお世話になること
もなく無事に過ごしています。 それゆえ、あまり病院のことはよく知らないの
ですが、最近「ごはん外来」というのが目に留まり、こんな外来もあるんだと意
表を突かれたような感じがしました。

 これまで外来といえば、一般診療で、先生に診察を受け処方してもらう、入院
以外で病院に行くところ‥と思っていました。 診療時間外では、救急外来を訪
れます。

 それがいつの頃からか「発熱外来」という言葉が一般に使われるようになった
気がしています。もしかしたら、新型コロナの感染拡大で、感染予防の視点から
発熱患者には、先ずは一般外来ではなく発熱外来で受診し、コロナ感染検査結果
が陰性であれば、一般外来で受診する・・そんな仕組みが導入されたのかもしれ
ません。 あるいは、コロナ以前からインフルエンザ流行時等で発熱外来が開設
されていたかもしれませんが・・。

 そんな知識しかないのですが、この度、「ごはん外来」というのを見て、冒頭
のように感じたのです。

         (ネット画像より)

 で、「ごはん外来」というのはまだ新しいのだと思いますが、『かるがも藤沢
クリニック』(神奈川県藤沢市、江田明日香院長)では、2017年に開設されたそ
うです。 江田院長は、『小児科では、離乳食に悩む保護者の声をよく耳にしま
す。当院では授乳から離乳食期まで、小児科医と看護師、助産師みんなで様々な
角度から支援しています。スプーンをいやがる、離乳食がステップアップしない、
食事量が増えない、偏食がひどいなど、3歳頃までの食事に関する様々なご相談に
対応しています』と述べてられています。

 読売新聞10/9朝刊コラム「顔」にも紹介があり、院長のことばに『発達のペー
スも、食の好みも一人ひとり違うのに、マニュアルに振り回され過ぎている』
『みんな嬉しそうに話す。食事って幸せな時間だと気付いてほしい』の記事があ
りました。

 ネットを見ていますと、「ごはん外来」のほかにも、「偏食外来」「発達外来」
などがあるのに目が留まりました。

 「偏食外来」は、神奈川県立こども医療センターでは、「偏食外来-どうして食
べてくれないの-外来」で、原則3歳未満の幼児で、年齢相応の食事を食べたがら
ないお子さんを対象にした外来だとありました。

 「発達外来」は、埼玉県立小児医療センターでは、①運動発達の遅れがあるお
子さん ②ことばの遅れ、知的面あるいは行動面で何らかの問題をもつお子さん 
③発達面の問題が疑われるお子さん のどれかに該当するお子さんを対象として
いる‥とありました。

 これらの外来は、ここに取り上げた二つの例示以外に、全国各地でたくさんの
外来が開設されているようです。

          (ネット画像より)

 すでに傘寿を過ぎた私には、ほとんど身近に関連する事例はありませんが、3歳
児まであたりのこどもに対して、お母さんたちに分かり易い相談窓口が「○○外来」
という形で開かれているのだと社会の成熟?の一端を垣間見た気がしました。

 

 

O Mio Babbino Caro

 

 

 

 

コメント
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