百日紅は夏の花として、最近では、街路樹などにもなって夏の太陽に映えてきれいな景観を呈しています。
この花木、ウイキペディアによれば、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木とあり、中国南部原産だそうです。
ここまでの、サルスベリのイメージとは異なり、ベランダの、既に盛りを過ぎた盆栽仕立ての小さな
鉢物をご覧いただきます。
盛りを過ぎた小さなサルスベリです。
ベランダには、いずれも鉢植えですが、他に1m半くらいの白い花が咲くのがあります。それは、
夏の中頃に既に花は終わって、今は、黒っぽい種が付いています。また、ピンクのやはり背丈くらいのが
ありましたが、大規模修繕の時(2年前)に枯らしてしまいました。
で、この小さな、赤い花が咲くものが、急に寒くなり始めて、次第に花も散って寂しい限りですが、
まだ少し余韻を残しています。 夏の暑さの中で見ると、燃えるような赤い色が、カッと暑さに向かって
いるような感じがしますが、この写真でも、どことなく寂しげな、落ち行く姿が想像されます。
しかし、誕生花としては、8月29日とありました。花言葉は、雄弁、愛嬌、不用意なのだそうです。
早く、猛暑が終らないかなぁ、もうこりごり~ なんてちょっと前まで、そう思っていましたが、
途端に涼しくなって、肌寒さを感じ何やらさびしい、膨らんでいた風船が萎んで行くような、そんな
感じの今日この頃です。
まだ、地域によっては、30度を超えているようですが、関東では24~6℃の、すぐ先日までの最低気温より
下回っています。
ベランダでは、まだ、百日草(百日紅ではなく)が色とりどりの花を咲かせていますが、9月の中頃
ともなれば、ススキが穂を付けてきたりして、秋の景色を迎え、さわやかな風と共に気分も平常に戻り、
実り多き季節を謳歌して行くのでしょう。