蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

サギソウ‘15  (bon)

2015-08-16 | 花鳥風月

 今年、何羽か白いサギソウが飛びました。
 昨年は、開花もようをブログアップしましたが、9月18日でしたから、今年は、1か月ほど開花が早い
ようです。 暑かったせいかもしれません。 
 何年か前に、直射日光は遮るようにしましたが、風通しが悪かったのか、夜間の気温が高かったようで、
全く開花しませんでした。 この経験を踏まえて、今年は窓外の花置きのところにすだれの日陰を作り、
そこを定位置としてみました。窓からすぐに見えるし、水遣りも手間いらずで、一挙両得?みたいな
感じです。

 すだれの下のサギソウ           アップです
   


このサギソウについて、ウイキペディアには次のように書かれていました。
「日当たりのよい湿地に生えるが、しばしば山野草として観賞用に栽培される。地下茎の先端に形成
される球茎によって栄養繁殖で年2~3倍程度に増殖できるため、生産業者が営利的に増殖して大量に
市場供給している。園芸店には主に消費的栽培を前提とした花付きの鉢植えが流通するが、栽培経験者
向けの未開花の苗や、一部は球根の状態でも販売される。品種によって流通価格は異なるが、野生型
あるいは普及品種であれば、1球あたり数百円以下で入手が可能である。」

 「そのように生産品の入手が容易であるにもかかわらず、保護されている自生地ですら盗掘が絶えない。
遠目にも目立つ開花期は、移植に最も不向きな時期であり、注意深く掘りあげなければ枯れてしまう。
金銭価値も乏しいことから転売目的などで採集しているとは考えにくく、無計画な“お土産採集”
“観光記念採集”が相当数あるものと推察される。開発による自生地の減少に加えて、採集圧が加わるため、
今では自生状態でみられる場所はきわめて限られる。」

「本種は市販球根を1回開花させるだけなら難しくはないが、植物ウイルスの感染による枯死がしばしば
見られ、同一個体を長年にわたって健全な状態で維持栽培するのはベテラン栽培家でも容易ではない。」

 国営昭和記念公園には自生地風の観賞用の花壇があり、毎年花期に「サギソウまつり」が開催されて
います。 私は、知人から教わり、夏のサギソウ祭り、春の講習会に参加し、それ以来ずっと毎年
チャレンジしながら楽しんでいます。

 上から                  正面
    


サギソウは、日本では環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けています。 
ゴルフ場や宅地開発などによる湿地の消滅、栽培目的の人為的な採集、自然遷移に伴う湿地の
乾燥化などにより、絶滅した自生地が多く個体数は減少しているという。

準絶滅危惧(NT)

   
 

また以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けているとありました。

・絶滅(EX) - 東京都、福井県、徳島県、高知県
・野生絶滅(EW) -山梨県
・絶滅危惧IA類(CR)- 秋田県、山形県、茨城県、長野県、和歌山県、福岡県、長崎県
  -最重要保護生物(A)千葉県
  -絶滅寸前種 - 京都府、奈良県 
・絶滅危惧I類(CRまたはEN) - 宮城県、栃木県、新潟県、富山県、石川県、鳥取県、  
 島根県、 香川県、鹿児島県 
  -Aランク –岩手県
・絶滅危惧IB類(EN)- 愛媛県、宮崎県
・絶滅危惧II類(VU) -岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、岡山県、広島県、佐賀県
 熊本県 
・Bランク –兵庫県
・準絶滅危惧(NT) - 福島県 
  -希少種 – 滋賀県


    花言葉は  “夢でもあなたを想う”

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする