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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

生田緑地ばら苑  (bon)

2014-05-29 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日は、少し汗ばむ、蒸し暑い日でしたが、久々のランチの会は、小田急線向ヶ丘遊園の集合でした。
 ここは、もう50年も前に、同じ沿線の千歳船橋という駅近くの社員寮にいた時、登戸や向ヶ丘遊園に
時々足を運んだ懐かしいところでした。

 当時は、駅名と同じ、“向ヶ丘遊園地” がありましたが、今はなく、川崎市が運営する広大な “生田緑地” と
なっていて、市民のみならず今回のような県外者なども自由に楽しめるよう解放されていました。

 生田緑地は、昭和16年(1941年)に川崎市が多摩丘陵の一角に位置する旧向ヶ丘遊園および周辺の
森林を取り込んだ総面積165haの広大な緑地として都市計画を決定した川崎市内最大の緑の宝庫です。
遊園地は平成14年(2002年)に閉園していますが、ばら苑が暫定的に生田緑地内に組み入れられている
という歴史があるのですね。

 で、この “ばら苑” が、5月15日~6月1日まで限定の開園期間となっており、ここに行ってきたのです。
入園料は無料でしたね。 

             ばら苑 全景
                 

 

 苑内は、色とりどりの美しいバラが一面密集しているように咲いていて、圧巻でした。
大輪もあり、小さな花をいっぱいつけたスタンダード仕立てのものもあり、それぞれに名前が付けられていて、
どれもそれにふさわしい気品をそなえた花に見えてくるのが不思議ですね。
これまでにも、いくつか有料のばら園を観てきましたが、それらに勝るとも劣らない規模と質を感じ、暑さも
忘れて堪能しました。

  


  


  


 “ばらアイスクリーム” で、一休みし、丘陵をハイキングのような感じで歩いて、もう一つのお目当てであった
“岡本太郎美術館” に来ました。 すぐ直前の公園風のひろばには、鬱蒼と “メタセコイア” の群生が
背の高い日陰を作ってくれていて、何となくひんやりとした素晴らしい空間を作っていました。
“奥の池” となずけられた小さな池の周りで、子供たちがザリガニを捕って遊んでいました。 
そこを通り越した突き当りが、美術館です。 シニア700円でした。

 大阪万博の “太陽の塔” は今や誰でも知っている、あの独特な風貌、とそれに似たエネルギーあふれる
タッチ、色使い・・などなど、館内にどっさりとその作品が展示されていて、こちらにも圧倒されてしまいました。 
1952年に発表した “縄文土器論” 始め、彼の人間や社会を見つめた原点みたいな力をプンプンと現した
素晴らしい美術館でした。 岡本太郎は、川崎市高津区の生まれ(明治44年)なんですね。

 これまで、あの “独特の抽象画” のイメージが強すぎて、どちらかというと感動することはありませんでしたが、
今日のこの美術館でそれらの認識を新しくさせてくれました。

     (母の塔)


十分堪能したところで、カフェテリアが、うまいところにあり、静かな佇まいの中で長々とお茶して帰路に
向かいました。

 楽しい一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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