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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

北島三郎の歌手人生と函館観光       (mak)

2013-06-29 | 日々雑感、散策、旅行

ミシュラン3つ星を獲得した函館の夜景に「ショパンの別れの曲」 

昨夜は函館にいた。三泊四日の札幌観光ゴルフツアーのあと北斗七号函館線で、函館につき、一泊して昨晩函館20時に出発して羽田に21時着、家に着いたのは午後10時に着いた。函館駅から家まで、たったの2時間、北海道も近くなったものである。

 一昨日の夜、函館山から見た夜景は日本の美しい三大夜景の一つと言われ、ミシュランから三ツ星を獲得している。その美しさには思わず固唾を飲んでしまう。

この動画は、ショパンのメロディーが心地よく、美しい函館の夜景を写しだし、感動が蘇ってくる。

今朝のテレビで、テレビで函館の市電が「100年前の今日に」走り始めたと報じていた。
 ついさっき 昭和レトロの市電に乗ってぶらりと函館観光したばかりだ。函館市電100周年記念なんだ、そうだったのか。朝市で海鮮どんぶりの朝食を食べた後、市電でぶらりと観光へ、五稜郭公園、奉行所、函館山麓に立ち並ぶ洋風の建物、教会、函館公園から見渡す津軽海峡の景観などなど、観光めぐりをした。市電で函館の観光スポット訪ねることができ、簡便です。
 ぶらりぶらりと歩いていると、函館西高校が建っていた。そこに通学する高校生とちょっとした会話で、北島三郎が卒業生であると自慢げに教えてくれた。

そこから、ちょっと下りたところに「北島三郎記念館」という看板を見かけたので、なんとなく入った。朝が早すぎて、客は私一人、若い女性のガイドが付きっ切りで北島三郎の大歌手人生を感動的口調でナレイションしてくれた。

北海道知内村(現在知内町)の出身。50キロ離れた高校に進学した。高校時代の北島は、海で溺れた小学生を救助したという逸話がある(この人命救助の件は当時の函館新聞にも掲載され、その記事が北島三郎記念館に飾られている)。

 知内町でにしん漁業を営む両親のもとで7人兄弟(5男2女)の長男として育ち、未だ豊かなころであったので函館の高校に通わせてもらっていた。高校在学中に函館で開催された「NHKのど自慢」に出場し、歌手を志す。高校卒業するころにはニシンが取れなくなり家業が苦しくなっていた。東京に出て歌手になることを希望したが、家族の生活を助けてくれることを期待していた父親は反対。それでも最後は父親は船を売って旅費をつくってくれた。

 歌手として成功し、親への恩義に報いたいとの決心で、片道切符で青函連絡船に乗り上京する。

上京後、歌謡曲志向であったため渋谷を拠点に3曲100円の流しの仕事をしながらデビューを目指す。1959年北島が都内で30畳一部屋のアパートに下宿していた。アパートの大家の娘の親切に惚れ、無収入の北村との結婚に反対する娘の親の反対を押し切り結婚。
 北島を見出した船村徹の援助でレコードデビューする約3年前の結婚だった。式に出席したのは両家あわせて21人だけだった。

記念館は、こうした北村三郎の人生の一齣一齣を仕立てた部屋に分かれており、若い女性のガイドが感情込めて説明してくれる。一齣目は知内から函館の汽車で通学する車内で朝食弁当を食べているシーンで、私も北村高校生の前に座って案内人のナレイションを聞く。二駒めは青函連絡船で一人で見送りに来た父親と別れるシーン。
函館の人がMGMとして流れ、ジーンと涙がにじんできた。3コマめはトリスバーが並ぶ飲み屋街、次は3畳一間の部屋で大家の娘が御馳走してくれた残りもののカレーライスを食べるシーン......

最後の部屋は大がかりな舞台装置に仕立てられており、等身大の北島が歌う「まつり」を観劇する舞台。聴衆客は小生ただ一人であった。出口で北島三郎から挨拶を受ける。

30分ほどの再演歌歌手の人生物語に感動した。 

 

函館へ来る前に札幌観光とゴルフを楽しみました。楽しい思い出になりました。

    

北広島グラッセホテル           露天風呂

  
 札幌北広島 ゴルフカントリー

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八ヶ岳   (bon)

2013-06-29 | 日々雑感、散策、旅行

 蓼科農園は、八ヶ岳連峰の峰々に抱かれたのどかな自然の真っただ中にある。
農園から見上げると主峰の赤岳は、ちょうど隠れた格好でその前にある阿弥陀岳の威容がいつも我々を見守ってくれているようだ。

 全く私ごとになり恐縮ですが・・・
この八ヶ岳に今から22年前、1991年8月、遅い梅雨が残る中、一行12名のグループで登山しました。 
奥蓼科“湯道街道”終点の渋の湯を出発して、東天狗から硫黄岳、横岳、そして取り付きの石室山荘に宿泊して、
赤岳をクリア。長いクサリ場などの急な下りを通過し無事美濃戸口に下山しました。

 この当時、山行後には各自が自由に感想文を書いて簡単な文集のようなまとめにしていました。
その中から、拙文をここにご披露させていただきました。

 この山のグループは「三究会」と名付けて、自然、お湯、味の三つを究め、以て人生を究める・・なんてことを目指し、
年に一度山を楽しむ会ですが、この八ヶ岳が第8回目で、これまでに北アルプスの主な山々を楽しんできました。

で、この時の感想文から以下に抜粋してみました。

 

「八ヶ岳は、例年の北アルプスよりは、東京から比較的距離も近いが、何よりも清里、美しの森など過去にも出向いている上、
都内高校の夏季合宿所などがあり、普段から身近な山という気持ちがあった。
おそらく今年の行程は例年のそれよりもさらに甘く計画されたに違いない・・とタカをくくっていた。  
ところが、硫黄岳、赤岳の形相さらにはクサリ場の長さなど、出発前のあなどりはことごとく打破され、
毎日午前さまの身には、やっぱり大変でした。

          

 

 しかし、コマクサの群生、湧水の美味さ、曇りがちで見晴しは、あまり望めなかったけれども、
素晴らしく楽しい山の想い出を与えてくれたことに心底より感謝しています。
計画から実行、道中のあれやこれや、皆様にただただ御礼申し上げます。 (中略)

 

 今年はフルメンバーともいえる12名が参加したこともあり、誠に失礼ながら、独断と偏見で皆様を十二支に例えさせていただきました。
特に他意はありませんのでお気にされないことをくれぐれもお願い申し上げます。

 

Oさん、一番バッターとして、足腰を鍛えた“卯”、ウサギはどうでしょうか。 やや大型の野山ウサギかも知れませんが
穏やかな中にも力を秘める。現代ウサギは都会の喧騒を避けるため耳は小さくして、テレカ(テレホンカード)等を販売しているという。

Kさん、“酉”。 ペンギンは人鳥神の鳥で、山中では直立にてピョンピョンと歩くが、水中はどうであろうか? 
また、ニワトリのように、こまめに皆んなの世話を惜しまず、青い鳥を探し続けているロマンの鳥。酒が入るとオウムのごとく鋭い声を発す。

Kmさん、たてがみならぬ手拭いをヒラヒラさせながら走るサラブレッド。 重馬場にも強く、ハンデ戦では常に多く背負わされているのかも。
カイバよりも水割りをより好むとナリ。正しくは“午”。来年はホワイトホースのオンザロックですか。

Saさん、(女性) 岩場も木登りもなんのその。一年に20回以上も山歩きに熱中している愛らしいおサルさん。“申”を謹呈しよう。
お神酒が入ると益々陽気に、そして神々しく変身めサル。 オシリが赤いかどうかは全くシリません。

Siさん、(女性) 話し始めればもう猪突猛進、そうです “亥” がピッタリ? 山中下りはめっぽう強いが、人里近く平地に至れば、
人馴れ優れて気配りよく動き回る。時々、バタバタするところを加味すれば、イノシシ鳥かもしれません。

Tさん、“子”。 長いシッポの代わりに、カメラをぶら下げ、土近くの小さな花とも立ち向かっている。
窮鼠猫を噛む どころか普段、ネコやタヌキを従えて奮闘している大鼠なのだ。キャプテン赤坂、カラスも多く出没しているという。

Nyさん、やっぱり “丑” がピッタリ。 しっかり食べて力持ち。早くから人に役立つ働き者として重宝がられてきた。
昔、牛は神に通じる大事なものの意で、牛へんの漢字を見たまえ。最近雨に濡れないよう黄色いカッパを用意した。ウッツッシ。

Naさん、するする、じわじわと忍び寄る “巳” つまりヘビ。 執念深いかどうかは不明である。トグロを巻くのは苦手のようで、
いつも、伸びているので場所を取る。皆さん!ヘビの夢を見ると良いことがあるといいますぞ。

Hさん、あの勇猛な “虎” はどうでしょうか。“寅” はハリコのとらか寅次郎のイメージとなり、間違いやすい。
ニラミを効かせながら、先頭を守り、ときどき吠えることあり。 
夜はトラとして、気持ちよく大吠えするが、気配りしすぎて風邪を引いた。

Maさん、“辰”。 芯は強くてキリット歯切れの良さはタツノオトシゴではない。 龍か竜か、麒麟ビールか? 
高島暦では、威勢がよく何をさせてもテキパキして、お世辞が無くて気短で負けず嫌いが損とある。タツケテクレェ~。

Muさん、(女性) ふかふかと温かそうな羊ちゃん。 “未” と書くそうな。静かで優しくしているが、
意に添わぬことにはガンとして妥協できないようだ。そろそろツノカクシも必要か。羊が大きくなると美しくなるというのは正しい。

Yさん、ワンちゃん。 “戌” です。 ビーグル種かコリー種といったところか。
近年この世界にも美容コンテストが流行しているためか、おしゃれに気を配っているらしい。鼻が効くために特に山中で活躍する場も多い。

 

お気に召さぬ表現は、山仲間に免じてお許しください。来年は、さる年、皆様のご健勝を祈りながら
元気でお目にかかれることを楽しみにしております。」    「山想」1991より。

 

 










 

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