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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧16 内田 湘大(利根商3年)投手&内野手

2023-12-06 11:01:21 | 状況説明

内田 湘大(広島2位)内野 (利根商出身)

蔵の入団前評価:(下位指名級)

 

投げても140キロ台後半を連発し、打っても状況に応じて右方向に打ち返すなど、一見馬力で押すだけの選手に見えて、意外に器用さがある選手だなと感じていました。ただし、天性のスラッガーというほどでもなく、それでいて対応力が非凡だというほどでもなく、プロでは意外に特徴を見出し難いのかなという部分もありました。そのため、指名されても本会議であるかないか、あるいは育成ぐらいかなと思っていたのですが、ドラフト前から思いのほかプロ側の評価が高くてビックリした記憶があります。かなり、内面的な部分も素晴らしいとのことでしたが、その実力には懐疑的でした。

そんな内田選手の一年目は、二軍で 87試合(246打数) 0本 22点 打率.163厘 と、強打が売りの選手にしては厳しい成績で終わりました。盗塁も0個(失敗0)で、守備ではサードとして71試合に出場し、守備率は.910厘 といったものでした。まず、87試合・246打数 の経験を無事積めたことは評価できます。走力は元々あまり期待していなかったので、こんなものかもしれません。元々高校時代は、投手兼一塁手。守備での動きは良かったので、三塁もしくは外野あたりを担うことになるとは思っていました。ただし、守備率.910厘は、まだまだ安定感という意味では物足りません。サードは最も守備率が低くなるポジションなのですが、.960厘以上が一つ信頼できる三塁手の目安でしょうか。その辺にニ年目は、いかに近づけるかだと思います。

もう少し打撃成績を詳しくみてみると、高卒ルーキーの目安は打率2割。それに比べると、まだまだ物足りなかったことがわかります。246打数で65三振。三振比率は、26.4% ということで、確かに一軍目安の20%以下には程遠かったものの、強打が売りの選手であれば、25.0以内ぐらいを目処にやって行ければといった気はします。そのへんは、来年いかにコンタクト能力を高められるかだと思いますが、プロとのレベルの差を強く痛感したのではないのでしょうか。四死球は9個で、四死球率は 3.7% と、相当低いです。積極的に早めに打ちに行ったのが原因だとは思いますが、打率が.163厘であることを考えると、根本的にプロのスピードに眼がついて行けていなかった可能性が出てきます。こうなると、技術云々ではなく本質的な部分なので、2年目以降何処まで数字を伸ばせるかには不安が残ります。また、強打が売りの選手だっただけに、本塁打が0本というのも、なんとも寂しいところです。多少荒削りでも、長打力が高ければと思ったのですが、長打率も.207厘 と寂しい一年となりました。

いずれにしても、ドラフト2位の期待を背負って入団した選手としては、残念な成績だと言わざるえません。2年目にどのぐらい、この経験を活かせるかだと思うのですが、申し訳ないのですが2位での評価は入れ込み過ぎたのではないかと思えてしまいます。その辺の疑問を、全て払拭してくれる2年目以降であって欲しいと願っています。

蔵の印象:✕ (かなり厳しい一年目だった)