明日の第一試合で全チーム出揃いますので、大会5日目の第三試合のレポートは、そちらのスペースで発表させて頂きたいと思います。したがってこちらでは、今回は第二試合までのレポートになります。
第一試合 HONDA VS 三菱重工広島
HONDAの先発は、予想を反して 諏訪部 貴大(23歳・中越出身)投手。この投手、2年前のドラフトで中日から6位指名されるも、入団拒否してチーム残留。しかし昨年は、調子があがらず指名されず。今年もHONDAの試合を3,4試合観ても、登板する機会に出会えなかった。予選でも1試合に登板したのみで、まさか緒戦の先発を託され驚いた。
しかし立ち上がりから力んで制球が定まらず、ワンアウトも取れずに降板。元来は、低めにボールを集めて、フォークで仕留めるというまとまりがあるタイプだった。この日の球速は、135~MAX140キロぐらいと、ストレートはそれほど指名された年と変わらない。ただ当時では信じられないような荒れようで、降板となってしまった。ただこれは、一概に本人を責められない。なかなか試合でも投げさせてもらえない状況で、それでいてこの大一番での登板は、正直起用した首脳陣が悪い。恐らくオープン戦の内容が好かったとか、過去の実績を買ったのかもしれないが、あまり実戦経験が不足していたのではないのだろうか。今年の指名も、またお流れといった印象を持たざるないデキだった。
HONDAでは、最後に登場した 佐藤 達也(25歳・北海道東海大出身)右腕がプロ注目。昨年の都市対抗でも注目された投手だが、その球威・球速は社会人トップクラス。この日は、すべてストレートで押す内容。球速こそ常時145~MAX147キロを記録したが、ボールが荒れ荒れで制球が定まらず。昨年指名見送りをしたのは、ボールが空振りの誘えない球質の割に、高めに集まりやすかったこと。そして変化球レベルが、あまり高くなかったことだった。ただどうみても内容だけなら昨年の方がよく、この課題は春先での観戦同様に克服できているようには思えない。あえて今年になって、指名する理由は見あたらないのだが・・・。
重工広島では、9番ながら若くしてスタメンを張る 松井 飛雄馬(20歳・江の川出身)遊撃手に注目。塁間右打者ながら4.35秒前後(左打者換算で4.05秒前後)の俊足に、軽快な守備は悪くない。ただ打撃では、この日は4打数0安打で、いいところがなかった。やはり指名となると、打力を中心に総合力が物足りない印象。来年に向けて、打撃の成長を期待。
HONDAでは、長島 一成(23歳・青学出身)二塁手が、3安打を気を吐いた。長島は、青学時代からいつも強い打球を放つ強打は目立っていて気になっていた選手。けして長距離打者ではないが、強い球足はピカイチ。青学時代は、三塁手としても危なっかしかった守備も、今や二塁をこなすまでに成長。ただプロとなると、総合力で物足りないか。
第二試合 新日鉄広畑 VS バイタルネット
この試合の注目は、日ハムが指名を検討していると噂の新日鉄広畑・深水 崇弘(26歳・東亜大出身)右腕が、終盤に登場。常時140キロ台~MAX145キロのストレート中心に押すピッチングで、小さく横滑りするスライダーとチェンジアップのような沈む球を兼ね備えます。代わりっぱなはボールのバラツキが目立つなど、制球は荒れ球気味。特に昨年からの大きな上積みは感じません。
ただ右打者には、外角ギリギリにしっかりコントロール。左打者への制球が、アバウトになります。ただランナーを背負ってから、じっくり間合いを取り、相手打者をじらすぐらいにしてからボールを投げ込むなど、一見荒削りな投球の中にもクレバーな一面も覗かせます。けして悪い投手ではありませんし、下位指名ならば指名もありかもと思える部分があるのですが、昨年でも好かったんじゃねぇ?という疑問は残ります。
もう1人面白かったのが、広畑の核弾頭・牡川 彰大(22歳・大商大出身)左翼手。こちらは、塁間を3.7~3.8秒で走り抜ける走力は、プロに混ぜてもトップ級・その快速を生かし、出塁すれば積極的に盗塁を試みます。打撃もセンターからレフト方向にコンパクトにはじき返します。ボールを転がす意識も持てており、なかなか好感が持てる選手でした。ただこの身体能力でレフトを任されているように、守備範囲は広いのですが、肩が弱いのがネック。またレフトフライも一つ一つチョンボをやらかすなど、守備でのアピールに欠けているところが気になります。その辺の事情で、育成枠あたりならば面白そうな選手ですが、企業チーム所属の選手なので指名は難しいかと思います。
第一試合 HONDA VS 三菱重工広島
HONDAの先発は、予想を反して 諏訪部 貴大(23歳・中越出身)投手。この投手、2年前のドラフトで中日から6位指名されるも、入団拒否してチーム残留。しかし昨年は、調子があがらず指名されず。今年もHONDAの試合を3,4試合観ても、登板する機会に出会えなかった。予選でも1試合に登板したのみで、まさか緒戦の先発を託され驚いた。
しかし立ち上がりから力んで制球が定まらず、ワンアウトも取れずに降板。元来は、低めにボールを集めて、フォークで仕留めるというまとまりがあるタイプだった。この日の球速は、135~MAX140キロぐらいと、ストレートはそれほど指名された年と変わらない。ただ当時では信じられないような荒れようで、降板となってしまった。ただこれは、一概に本人を責められない。なかなか試合でも投げさせてもらえない状況で、それでいてこの大一番での登板は、正直起用した首脳陣が悪い。恐らくオープン戦の内容が好かったとか、過去の実績を買ったのかもしれないが、あまり実戦経験が不足していたのではないのだろうか。今年の指名も、またお流れといった印象を持たざるないデキだった。
HONDAでは、最後に登場した 佐藤 達也(25歳・北海道東海大出身)右腕がプロ注目。昨年の都市対抗でも注目された投手だが、その球威・球速は社会人トップクラス。この日は、すべてストレートで押す内容。球速こそ常時145~MAX147キロを記録したが、ボールが荒れ荒れで制球が定まらず。昨年指名見送りをしたのは、ボールが空振りの誘えない球質の割に、高めに集まりやすかったこと。そして変化球レベルが、あまり高くなかったことだった。ただどうみても内容だけなら昨年の方がよく、この課題は春先での観戦同様に克服できているようには思えない。あえて今年になって、指名する理由は見あたらないのだが・・・。
重工広島では、9番ながら若くしてスタメンを張る 松井 飛雄馬(20歳・江の川出身)遊撃手に注目。塁間右打者ながら4.35秒前後(左打者換算で4.05秒前後)の俊足に、軽快な守備は悪くない。ただ打撃では、この日は4打数0安打で、いいところがなかった。やはり指名となると、打力を中心に総合力が物足りない印象。来年に向けて、打撃の成長を期待。
HONDAでは、長島 一成(23歳・青学出身)二塁手が、3安打を気を吐いた。長島は、青学時代からいつも強い打球を放つ強打は目立っていて気になっていた選手。けして長距離打者ではないが、強い球足はピカイチ。青学時代は、三塁手としても危なっかしかった守備も、今や二塁をこなすまでに成長。ただプロとなると、総合力で物足りないか。
第二試合 新日鉄広畑 VS バイタルネット
この試合の注目は、日ハムが指名を検討していると噂の新日鉄広畑・深水 崇弘(26歳・東亜大出身)右腕が、終盤に登場。常時140キロ台~MAX145キロのストレート中心に押すピッチングで、小さく横滑りするスライダーとチェンジアップのような沈む球を兼ね備えます。代わりっぱなはボールのバラツキが目立つなど、制球は荒れ球気味。特に昨年からの大きな上積みは感じません。
ただ右打者には、外角ギリギリにしっかりコントロール。左打者への制球が、アバウトになります。ただランナーを背負ってから、じっくり間合いを取り、相手打者をじらすぐらいにしてからボールを投げ込むなど、一見荒削りな投球の中にもクレバーな一面も覗かせます。けして悪い投手ではありませんし、下位指名ならば指名もありかもと思える部分があるのですが、昨年でも好かったんじゃねぇ?という疑問は残ります。
もう1人面白かったのが、広畑の核弾頭・牡川 彰大(22歳・大商大出身)左翼手。こちらは、塁間を3.7~3.8秒で走り抜ける走力は、プロに混ぜてもトップ級・その快速を生かし、出塁すれば積極的に盗塁を試みます。打撃もセンターからレフト方向にコンパクトにはじき返します。ボールを転がす意識も持てており、なかなか好感が持てる選手でした。ただこの身体能力でレフトを任されているように、守備範囲は広いのですが、肩が弱いのがネック。またレフトフライも一つ一つチョンボをやらかすなど、守備でのアピールに欠けているところが気になります。その辺の事情で、育成枠あたりならば面白そうな選手ですが、企業チーム所属の選手なので指名は難しいかと思います。