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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧13 金村 尚真(富士大4年)投手

2023-12-03 10:37:02 | 状況説明

金村 尚真(日ハム2位)投手 (富士大出身)

蔵の入団前評価:☆☆☆(上位指名級)

寸評は、6月の大学選手権のものまでしか作成しませんでした。それは、秋にも岩手まで行って最終確認したのですが、評価付けを変えるつもりはなかったからです。ただし絶対能力は疑っていなかったのですが、現地でみた試合のパフォーマンスが明らかに大学選手権よりも劣っていて、140キロ前後でピリッとしない投球でした。そのため、年間を通じての体力・筋力・調子の維持は難しく、一年目からシーズン通しての活躍は厳しいのではないかと、動画やTwitterや野球太郎の座談会あたりでも触れていたかと思います。

そんな金村投手の一年目は、一軍で 4試合(25回) 2勝1敗 防 1.80 といった成績でした。確かに数字は良いのですが、私の心配していた通り、わずか4試合の登板しか果たせませんでした。二軍では、7試合(30回) 2勝0敗 防 3.00 といったものでした。二軍での登板も少なく、やはり年間を通しての状態維持に課題があったことが伺われます。そういった意味では、充分な経験や、大卒である程度一年目からやれて欲しい完成度の高いタイプだっただけに、この部分は残念です。

もう少し詳しく、一軍での登板を振り返ると、25イニングで被安打は18本。被安打率は、72%(目安は80%台) と、一軍でも非常に能力が圧倒していたことがわかります。四死球も5個しかなく、四死球率は20% 。これも基準である、投球回数の1/3(33.3%)以下を、大幅にクリアできています。それでいて奪三振23個あり、1イニングあたり 0.92個(先発ならば0.8個以上)と、決め手の部分でも申し分ありません。全てのファクターで一軍でも充分な数字を残しており、防御率 1.80 の数字も本物です。

こう考えると、基礎体力・基礎筋力 を付けたであろう2年目は、一軍でも大活躍を期待させるものがあります。そのため、大きくブレイクする有力な候補といった気がします。そのための一年だったと位置づければ、今シーズンの成績もそれほど悲観するほどではないのでしょう。ただし、ルーキーイヤーという切り取り方で大卒投手を見る場合には、期待ほどの数字を残せなかったことも否めませんでした。

蔵の印象:❍ (2年目の飛躍を予感させる一年)