六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

これは何を意味しているんでしょうか?

2009-01-23 08:04:28 | 状況説明
今朝のスポニチに、相川の人的補償リストが、ヤクルトから届いた との記事が掲載されていた。そこで今回は、その記事から推測されるヤクルトの人的補償メンバーと、横浜の今後の対応について考えてみたい。

ここで注目したいのは「予想していたのと違う選手が何人かいた。現場が必要のない選手をフロントが押しつけても仕方ないので、まずは監督と意見交換する」と言うこの言葉。これは、何を意味しているのか?

1,当初想定していたメンバーとは違っていた

2,獲得を狙っていた選手が含まれていなかった

3,しかし意外なビッグネームが含まれていた可能性

4,人的補償宣言を取り下げる程、欲しい選手がいなかった

などが考えられる。もしヤクルトが、横浜の狙うであろう左投手&二遊間候補の殆どをプロテクトに入れ、その一方で捕手や外野手の多くを外してきたとは考えられないだろうか?

私が、どうしてもヤクルトが横浜に有力選手を獲られたくないと考えるなら、こういった思い切ったリストを提出することも充分考えるからだ。と考えると、こんなリストを提出してきたらどうだろう?

投手】(17選手)

由規、高市俊、加藤幹典、川島亮、石川雅規、松岡健一、増渕竜義、館山昌平、岡本秀寛、丸山貴史、山本斉、押本健彦、(高井・佐藤・五十嵐、村中、松井)

【内野手】(8選手)
川島慶三、田中浩康、、川端慎吾、梶本勇介、野口祥順、上田剛史、三輪正義、(宮本)

【外野手】(3選手)

飯原誉士、青木宣親、福地寿樹

だ。これは、秋季キャンプに参加したメンバーから、捕手全員とレギュラー以外の外野手+内野手からは畠山を外してみた。その代わりに、横浜が狙ってきそうな、高井・佐藤の二人の左腕を加え、五十嵐投手に、故障でキャンプに参加していなかった村中投手、08年度に一軍登板がなかった橋本義隆と殆ど実績のない西崎聡を外し、代わりに松井投手と入れ替えてみた。更にこれに加え、二遊間候補として宮本選手を加えてみたものだ。私はこれに近いリストが、このコメントを聞く限り提出されたのではないかと推測する。

この記事を読む限り、石井弘は漏れたように思えるが、実際のところ、スポニチが言うほど、横浜側に石井弘を獲得する意志が当初からあったのかは疑問が残る。

この石井弘は、ここ数年ヤクルトでもまともに投げられていない身体な上に、元々メジャー指向の強い選手。そういったことも考えると、非常に獲得は、微妙だと言わざるえない。調査は進めているだろうが、キャンプ前までに状態をチェックするのは、極めて厳しいだろう。

こうやって考えてみると、横浜が狙っていた左腕・二遊間の人材は完全にプロテクトされてしまい、更に若手の有望株も、かなり抑えられたメンバーになる。

もしこの話しを前提にして、今後横浜がとるべき道は、主に三つ。

1,故障回復は微妙だが、あえて石井弘を取りに行く。

2,補強ポイントから外れるが、あえてプロテクト外選手の獲得を行う

3,人的補償を諦め、全額金銭補償にする

の三つである。


1,故障回復は微妙だが、あえて石井弘を取りに行く。

1の石井弘を選択した場合、実際のところリスキーなのだが、ファンからの風当たりは一番小さいと思われる。ビッグネーム獲得に、一時的には盛り上がるだろうが、背水の陣で挑む現場サイドからしてみれば、いつ戻ってこれるのか?本当に回復するのか?の疑問が残り、同意を得られるかは微妙だろう。

2,補強ポイントから外れるが、あえてプロテクト外の獲得を行う

今のチーム事情において更に一人捕手を加えたり、一塁候補などを加える意味合いが、どの程度あるのか?、一軍ボーダーレベルの右腕獲得と言う部分でも同様である。野口獲得&若手の競争がすでに出来ているだけに、捕手の補強は考えにくい。二遊間以外、あるいは走力の魅力のない野手は、今の横浜に必要なのか?まして一軍入りが微妙な中堅の右投手なども候補になるが、彼等の獲得は疑問だと言わざるえない。こう考えるとこの選択肢は、中々現場&ファンからの同意は得られにくいのではないのだろうか。

3,人的補償を諦め、全額金銭補償にする

私は、このような状況ならば、これが最も有力ではないかと考える。と言うのも、今年の相川の年俸

1億 × 60%(FA補償) = 6000万

となる。勿論ただ金額を戻すだけでは、ファン&現場からブーイングの嵐になる。そこで、監督を説得する手段として、この6000万で、もう一人助っ人を獲得すると言う確約をすることで、同意を求めるのだ。

これならば、下手な選手を獲得するよりも、現場からの同意も、戦力的な観点からも(一時的にファンからの不満は漏れるだろうが)、納得が出来ることだろう。そしてファンからの反発を恐れるのならば「金銭補強にしたが、このお金で助っ人の獲得などを検討する。」などと明言すれば、ファンの怒りもやわらげられるものと考えられる。

そこで助っ人はと考えると、弱いと言われる二遊間の候補を捜す!あるいは、投手の補強(特に左腕を中心に)と言うことになるだろう。幸い日本に追い風が吹いているのは、円高が未だに進んでいる点と、このサムプライムショックの影響で、メジャーFA選手の半分(ケン・グリフィーだって、未だ契約出来ていないんだぜ)が、まだ進路が決まっていないという稀にみる状況なのだ。

そのため比較的安価な値段で、今ままで中々獲得してこられなかったクラスの選手も、獲得出来る可能性が出てきた(人的補償をしても、年俸の40%は別に補償されることを忘れてはいけないのだが)。

ただ人的補償を本気で考えるのならば、選手提出期限ギリギリまで粘って、ヤクルトのキャンプを観ながら、メンバーを絞り込むのも、一つの手段だろう。無理して、結論を早々に出す必要はないと私は考える。

いずれにしても、球団がどのような選択を採るのか、もうしばらく目の離せない日々が続きそうだ!


2009年 高校 北信越地区展望!

2009-01-19 08:04:20 | 状況説明

2009年度の「北信越地区」の逸材紹介、及びリストの骨組みが出来たので、今回は、展望も行ってみたいと思います。

今年の北信越地区のキーワードは、左投手。滝下 雄介(氷見)・山田 修義(敦賀気比)・竹沢 恭平(福井商)など、全国的にも注目される左腕が多い。滝下 雄介は、私自身未確認なのでなんとも言えないのだが、MAX145キロを記録する左腕だとか。山田 修義は、昨年のセンバツで登板し、高い将来性を示してくれた。また将来的に非常に楽しみなのが、竹沢 恭平。彼は、春までに着実に成長した姿を見せれば、一躍上位指名が期待される、大型左腕だ。大熊 寛太(長野工)・山本 駿(松商学園)などの長野勢にも、楽しみな左腕が控える。今のところ主立った名前は、すべて左腕投手。右投手の巻き返しにも期待したい。

打者では、林 昴平(金沢)一塁手が最も注目されている。早くから「松井秀喜2世」と評判になった長距離砲。しかし粗さ故に伸び悩んできた。しかし昨春・甲斐(東海大三-オリックス1位)投手から特大の本塁打を記録し、一躍注目されることになる。当たった時の飛距離は、全国でも屈指だろう。

捕手では、唯一、旧チームからのレギュラーでもある 山宮 彗(東海大三)がいる。引っ張り専門の打撃が気になるが、ディフェンス力と強打を兼ね備えた捕手。今後の成長次第では、充分全国区として期待される。

井領 翔馬(松商学園)中堅手も注目の野手。隙なしの集中力と鋭いスイングが魅力で、走塁・守備でのアピール次第では、全国レベルの外野手として期待されるだろう。

今のところ私が確認した選手の中では、こんなもの。この地域は、雪解けも遅く、情報が伝わって来るのが遅いのが特徴。しかししかし春季大会などにも足を運び、いち早く大物を見つけてみたいと思う。




情報発信を考える!

2009-01-16 11:53:42 | 状況説明
年が明けて、ドラフト関連の雑誌として「野球小僧」や「アマチュア野球」などが発売された。当然新チームの情報に疎い私でも、これらの雑誌なども参考にしながら、2009年度のドラフト戦線を考えて行くわけだ。

情報に疎いといっても、この時期に話題になる候補達は、それなりにすでにアマチュア球界で頭角を現したもの。主立った候補は、かなりこの時点で観たことがあるので、大方各雑誌に掲載されている選手の力量はわかっているつもりだ。

ドラフト情報を求めるものにとっては、「報知高校野球」・「野球小僧」・「アマチュア野球」あたりは、目を通したことがあるだろう。そこで今回は、全く持って独断と偏見によるものだが、個人的にこれらの雑誌や記事を掲載されている方々の私自身の印象を述べてみたいと思う。

まず「報知高校野球」。これを購入するのは、私は秋季大会の新チーム以降の逸材リストが掲載されている時~夏の展望号の間が多い。元々ドラフト本と云うよりは、高校野球の注目選手に重点を置いている傾向が強いので、最も多岐に渡り、よくわからない高校生の情報を得るのに重宝している。ただ記事に書いていることは、球速表示など誇張して書かれているので、割引いて考えたい。この地域にこんな選手がいるのかと幅広く網羅する意味で、これらの本を参考にしている。夏の予選展望号では、それまでよく知られていない逸材を紹介していることも多い。

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野球小僧」は、元々マニア本として、ドラフト愛好家のために出版された本。まさかここまで一般受けするとは、発売当初想定もしていなかったのでは?ただマニア本に陥りやすい、こいつは知らないだろう?的な穴選手を推したがる傾向が強く、実際に現場で野球を観ている人間からすると、現実とのギャップに戸惑う。あくまでも王道路線ではなく、マニア向けであることは当初から変わっていない。

そのため、ここに書いている記事・評価を鵜呑みにすると、現場ではとても恥ずかしいことになる。ええ~、こんな選手もいるんだと云う物珍しさを求めるには良いが(実際確認が困難な選手も含まれる)、記事の信憑性も薄く、現場からも所詮・マニア本扱いされ、球場で開くには勇気がいる(我々にとっては、エロ本を人のいないところで、こっそり読む感覚に似ている)。球場でスポーツ新聞を広げるスカウトは多いが、野球小僧を広げて読んでいるスカウトは、未だ観たことがないことがこれを物語っている(しかし陰でこっそり目を通しているはずだ)。

「野球小僧」は、自分達の評価云々ということよりも、読者の情報や野球部にFAXなどを送り選手を紹介してもらったりと、かなり他力本願な部分が強く、中々一般の人が知り得ない情報を取り上げることを重視している。

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アマチュア野球」ここまで行くと、ドラフト本と云うよりは、ドラフトを扱った同人誌の色彩が強い おたく本。野球おたくが、各々観た試合の感想を述べて記事を作っている感じで「野球小僧」のような、インタビュー記事や、独自の候補を見つけてやろうと云う取材力は感じない。その一方で、未確認の選手を取り上げようとかそういった意識はなく、あくまでも自分達が確認した選手を、自分達が評価すると云うポリシー(信憑性)があるのが、野球小僧との違い。

まさに大きな大会、目立った選手の感想を一つにまとめた感じの代物。そのため、これならちょっとした野球好き5人集めれば作れるじゃんといった感じで、お金を払う価値があるかは、多くの試合を網羅している人間からすると悩むところ。

ただ今、小関大先生の独自評価を拝見したり出来る貴重な本でもある。アンチ・ファン含めて小関大先生の記事を見て、突っ込みたい方には堪らない本だろう。

ちなみにこの雑誌・穴的要素炸裂の小関氏を抑えている一方で、まるで競馬の本紙予想のような華はないが、まさにドラフト戦線の王道を語る西尾氏とのコラボでバランスが取れているとこは見逃せない。西尾氏は、小関氏のような物書き故の脚色がなく、少々文章に華はないが、選手を見る目には非常にバランスがあるように思える。球場でも真面目に主要大会に顔を出し、ドラフト戦線の全体像を的確に把握しているからだろう。

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著名になってしまったマニア達が、少ない観戦でちょっと掻い摘んだだけで記事を書き、必要以上に持ち上げるのとは、ひと味違う作りとなっている。ただご本人とも話したことがあるが、非常に真面目な印象を受ける反面、小関氏の持つ毒・安部氏の持つ華がなく、実を第一と考える人だと私は評価している。

ドラフト戦線の現状を知るのなら西尾氏を。ドラフト候補に感情入れて追いかけたいのなら、野球が真から好きな安部氏に。独自の切り口を読みたいのならば小関氏といった印象で、誰を重視して起用しているかで、各ドラフト雑誌のコンセプトも変わって来ると言えるであろう。著名な3人を評するとこんな感じ

小関氏・・・偏っているが、目玉は確実に網羅

ドラフト候補をチェックすると云うことだけでなく、各球団の戦力補強やドラフト自体を楽しみたいドラフトマニア型のエンターテイメント派(ドラフトを中心とした多岐情報収集型)。指名もされないレベルの選手を上位候補ともちあげる反面、実際ドラフト会議で指名される選手を知らないことも少なくない。

西尾氏・・・ バランスと効率よく、技術論まで

各球団の戦力補強やドラフト自体を楽しむよりも、ドラフト候補・アマチュア野球選手をチェック・観戦したい おたく(自己探求型)タイプ(私もこの傾向が強い)。ドラフト戦線全体像を把握し、気をてらった意見はなくバランス感覚に優れる。ただ脚色されていないので、文章にわくわく感を抱き難い現実派。

安部氏・・・狭く深くで、内心まで!

ドラフト・戦力補強よりも、純粋に選手に感情入れて追いかけたい ファン型タイプのロマン派。そのため愛情たっぷしな記事が書ける反面、冷静な判断力・全体とのバランス感覚に劣る。ドラフト戦線全般には疎く、多くの選手を網羅すると云うよりは、特定の選手に入れ込むタイプ。早大野球部出身と云うことで有り難がる人も多いが、観る能力とプレーする能力は、全く別ものだと身をもって教えてくれている。

あとは各サイトもそうだが、読み手がドラフト情報に何を求めるかで、変わって来るのではないのだろうか。個人的には「迷スカウト」に一番近い路線は、西尾氏ではないかと考える。


2009年度 北海道・東北地区 高校野球展望!

2009-01-15 11:57:40 | 状況説明
すでに、全国の逸材シリーズで、北海道・東北地区の選手紹介を終え「一目瞭然2009」にも、この地区の注目選手を記載している。そこで今回は、この地区の注目選手を、簡単にご紹介してみたい。

なんと言ってもこの地区の注目選手は、菊地 雄星(花巻東)と菊地 翔太(一関学院)のW菊地だろう。特に菊地 雄星(花巻東)は、この世代で現在最も期待されている投手。1年夏から甲子園で140キロ台中盤の速球を投げ込み、一躍注目された大型左腕。現在もその速球に陰りは見えないが、その当時と比べても技術的な進歩があまり見られず、素材型の域を脱し切れてないところが今後の課題。

一方の菊地 翔太(一関学院)は、昨春の選抜大会で注目された本格派右腕。何より高校生離れした伸びのある速球が魅力。ただこちらも実戦力に欠ける部分があり、秋は他の投手に活躍の座を奪われているといった状況。恐らく両校のいずれかはセンバツに出場するだけに、その投球が大いに注目されることになるだろう。

センバツとなると、西藤 昭太・柳田 恭平の鵡川勢に、下沖 勇樹(光星学院)らが出場濃厚。西藤 昭太は、恵まれた体格から140キロ前後の速球を投げ込むチームのエース。柳田 恭平は、強打者としても注目されるが、一冬超えて化ける可能性を秘めた投手としての資質を期待したい。下沖 勇樹は、球速は出るがシュート回転する癖球とフォームで、あまりスカウトの好むタイプではないだろう。ポテンシャルが高いので、選抜までの成長次第だが、現状はドラフト候補としては疑問が残る。

むしろ同じ青森なら斎藤 英輔(青森山田)投手を押したい。中背で勢いで押すところは、少しかつての根市(光星学院-巨人)を彷彿させる部分がある。同じ中背でリリーフタイプの力投派タイプではあるが、根市がキレ型なら、こちらは球威のある140キロ右腕。もう一回り身体が大きくなってきたら面白い存在だろう。

また穂積 優輝(仙台育英)投手も先輩である佐藤規由(ヤクルト)2世として注目されている。先輩に比べるとガッチリした体格の球威型投手。秋までの時点では、それほど先輩との差は勘違いが、ここからの成長が凄かった佐藤だけに、穂積 優輝も一冬超えた成長ぶりが期待される。

左腕では、安井 亮輔(酒田南)が注目。170センチ前後の小柄な実戦派左腕だが、高校生としてはトップクラスの好投手。左腕は、スケールよりも制球力と言う観点で見れば、春までの成長次第では、指名候補にあがってきても不思議ではない投手。

この地区で、素材的に一番面白いのは、昨夏の甲子園も経験した横山 貴明(聖光学院)右腕。恵まれた体格を生かした本格派で、投手としてのまとまり、一冬超えた成長が見込めれば、一躍上位候補に浮上しそうな大器だ。

野手に目を移すと、やや寂しい陣容。対馬 和樹(駒大苫小牧)捕手は、ガッチリした体格が如何にも捕手らしい。強肩・強打の大物捕手で、順調に行けばドラフト候補として全国的にも注目される素材。

加賀 竜太(明桜)遊撃手も、中々の好選手。俊足・好守に加え、ボールを捉えるセンスに優れている。一冬超えて凄みが出てくると、一躍ドラフト候補に浮上しそうな楽しみな素材だ。


まだまだ野手を中心に、情報不足は否めないが、これは2009年度のシーズン開幕を期待したい。ぜひ今春は、東北遠征を行いたいと思っているので、そこで彼等の成長ぶりを観てみたいものだ。09年度の北海道・東北地区は、全国的にも投手を中心に、最も注目度の高い地域だと言えるであろう。


2009年 大学外野手展望!

2009-01-08 03:23:05 | 状況説明

一目瞭然2009」に掲載している、大学・社会人リストを元に、今年の展望を考える企画も今回が最終回。今回は、2009年度大学外野手 について取り上げて行きたいと思います。

リストを見てもわかるように、現時点ではかなり候補者の数が少ない。また俊足・巧打型よりも、明らかに打撃優先の強打者タイプが多いのが特徴。

そんな中、大学生外野手の筆頭に上がりそうなのが、下平 恵司(亜細亜大)外野手。個人的にも、長野の武蔵工大二高時代から注目されてきた選手で、当時から県内屈指のスラッガーとしてドラフト候補にあがっていた選手。全国屈指の大学リーグである東都リーグでも実績を残しつつあり、亜大の主力選手だ。また右翼手らしく強肩に、パンチの効いた強打が自慢。あとは、確実性がどの程度なのかと言うところが焦点で、この一年のアピール次第では、大学・社会人候補の外野手でも長野(HONDA)に次ぐ存在と評価されても、おかしくない素材だ。

勝田 憲司(八戸大)外野手も、八戸大では下級生から活躍。常総学院時代から、その強打は注目されてきた。守備・走力のレベルが高くないのと、野球に対する姿勢が、何処まで改善されたのかが、大きなポイント。打撃の潜在能力は、今年の外野手候補でも屈指のものがある。最終学年でのアピールぶりに期待したい。

松井 佑介(東農大)外野手も、大商大堺時代から注目のアスリートタイプ。三拍子バランスの取れたタイプで、プロ好みの素材。ただプロに混ぜた時に、本当の意味での武器・特徴作りがあるのかがポイントとなる。

藤川 俊介(近大)も、広陵高校時代から注目の強打者。近大でも早くから頭角を現し、関西屈指の強打者として名前があがって来る。ただ何が売りなのか?と言われるとプロを想定した時に思い浮かばない。この一年でのアピール次第だが、関西では数少ない存在感のある野手として活躍が期待される。

快足・巧打タイプが不足する中、赤嶺 慎(日大)に期待が集まる。快足・巧打の好選手で、あとは守備・走力が売りの選手。あとは、非力さをいかに感じさせない打撃が出来るのかが、一つ大きなポイントになるだろう。

まだまだ全国には、いろいろな選手がいることだろう。09年度に新たに飛び出すニュースターに期待したい部門だ。