金平 将至(日ハム5位)投手 (東海理化出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
高岡第一時代から北信越では知られた存在で、高校卒業後は社会人の東海理化に進みます。指名された春のスポニチ大会では、左腕ということもありスカウトたちの目の色が違っていました。その時は面白いボールを投げるも、まだまだ荒削りで都市対抗を観てから最終的な評価をしようと思ったのですが、都市対抗で投げる機会のないまま終えてしまいました。いずれにしても、一年目からバリバリ一軍でという、そういった完成度はありませんでした。
そんな金平の一年は、一軍で 6試合 0勝0敗0S 防御率 10.50 という数字でした。ファームでは、28試合 0勝4敗5S 防御率 4.22 という数字に。いずれにしても、一年目から充分通用したとはいえない成績です。
もう少し二軍の成績を詳しく見てみると、32イニングを投げて被安打は24、被安打率は75% と一軍を意識する数字です。こうやってみると、球威・コンビネーション等、そういった部分では一軍を意識するものがあったことがわかります。問題は、26個の四死球があるところ。特に、32イニングで6個の死球は多いのではないのでしょうか? 四死率は、81.3%に昇り、基準がイニングの1/3以下であることを考えると、完全にノーコン左腕であったことが伺われます。ここまで行くと、ストライクが入る入らないというレベルを通り越し、打席に入っている打者ですら危険を感じるほどだったのではないかと想像します。奪三振に至っては39個いにも昇り、1イニングあたり 1.22個 というイニングを遥かに上回るペースで三振を奪えていました。このことからも、ボールの威力は二軍レベルではなかったものの、コントロールはプロレベルではなかったことがわかります。
今後いかにこの制球力を改善できるのかがポイントでありますが、コントロールを重視するあまりボールの威力が半減するようだと、この選手の持ち味が出ません。確かに東海理化時代も荒っぽい投手ではありましたが、そこまでのノーコンではなかったように思います。もう少し環境に馴れた2年目は、ボールがまとまることを期待します。高卒社会人とはいえ物足りない数字ではありますが、ボールの威力がプロでも通用する(ただし1軍では6イニングで13安打)ことがわかっただけでも、明るい材料ではあります。そう考えると、及第点は与えても良い一年だったのではないのでしょうか。ただしニ軍と一軍では全然成績の傾向も違うので、一軍のマウンド馴れすることも、より求められる2年目となりそうです。
蔵の印象:△ (素質の片鱗は伺えた)
蔵の入団前評価:指名見送り
高岡第一時代から北信越では知られた存在で、高校卒業後は社会人の東海理化に進みます。指名された春のスポニチ大会では、左腕ということもありスカウトたちの目の色が違っていました。その時は面白いボールを投げるも、まだまだ荒削りで都市対抗を観てから最終的な評価をしようと思ったのですが、都市対抗で投げる機会のないまま終えてしまいました。いずれにしても、一年目からバリバリ一軍でという、そういった完成度はありませんでした。
そんな金平の一年は、一軍で 6試合 0勝0敗0S 防御率 10.50 という数字でした。ファームでは、28試合 0勝4敗5S 防御率 4.22 という数字に。いずれにしても、一年目から充分通用したとはいえない成績です。
もう少し二軍の成績を詳しく見てみると、32イニングを投げて被安打は24、被安打率は75% と一軍を意識する数字です。こうやってみると、球威・コンビネーション等、そういった部分では一軍を意識するものがあったことがわかります。問題は、26個の四死球があるところ。特に、32イニングで6個の死球は多いのではないのでしょうか? 四死率は、81.3%に昇り、基準がイニングの1/3以下であることを考えると、完全にノーコン左腕であったことが伺われます。ここまで行くと、ストライクが入る入らないというレベルを通り越し、打席に入っている打者ですら危険を感じるほどだったのではないかと想像します。奪三振に至っては39個いにも昇り、1イニングあたり 1.22個 というイニングを遥かに上回るペースで三振を奪えていました。このことからも、ボールの威力は二軍レベルではなかったものの、コントロールはプロレベルではなかったことがわかります。
今後いかにこの制球力を改善できるのかがポイントでありますが、コントロールを重視するあまりボールの威力が半減するようだと、この選手の持ち味が出ません。確かに東海理化時代も荒っぽい投手ではありましたが、そこまでのノーコンではなかったように思います。もう少し環境に馴れた2年目は、ボールがまとまることを期待します。高卒社会人とはいえ物足りない数字ではありますが、ボールの威力がプロでも通用する(ただし1軍では6イニングで13安打)ことがわかっただけでも、明るい材料ではあります。そう考えると、及第点は与えても良い一年だったのではないのでしょうか。ただしニ軍と一軍では全然成績の傾向も違うので、一軍のマウンド馴れすることも、より求められる2年目となりそうです。
蔵の印象:△ (素質の片鱗は伺えた)