加藤 豪将(日ハム3位)内野 (元メッツ所属)
蔵の評価:未確認
アメリカで育ち、高校からアメリカの球団と契約し、メジャー昇格まで果たした選手。そして、日ハムに指名されてNPB入りしたという逆輸入選手。そんな加藤選手の一年目は、怪我に泣かされた一年でした。それでも一軍では、62試合(200打数) 6本 16点 打率.210厘 を記録。二軍では、16試合(53打数) 0本 2点 打率.302厘 といった成績に。まぁ経緯としては、通常のルーキーというよりも、即戦力として考えるべきで、私は、100試合前後 15本 2割6、7分 ぐらいは打てても不思議ではないと寸評に記しました(上記の氏名をクリックすると読めます)。その想定に比べると、すべての部分でやや物足りない一年であったことは否めません。
盗塁は3盗塁成功で、1個の失敗と、走力に関してはそんなものなのかもしれません。守備は、一塁手として26試合(守備率1.000厘)、二塁手としては33試合(守備率.984厘)、三塁手としては1試合で、(守備率.000厘)とのことでした。特にセカンドに関しては、信頼できるセカンドの目安が守備率.980厘以上なので、その点では合格点です。試合数は、一二軍合わせて 78試合(253打数)ですから、やはり怪我の分が残念だったのと、充分な調整ができなかったのはマイナスの部分でもあります。
もう少し一軍成績を細かく観てみると、200打数で三振は35個。三振比率は、17.5% と、一軍でも充分合格ラインです。一軍での三振比率の目安は、25%以上が合格ラインで、長打を売りにする選手であれば、30%以内ぐらいが望ましい気はします。ちなみに今シーズンの万波中正選手の三振比率は、25.9% ですから、そこまでミート能力が低いわけではないことが伺えます。
ちなみに四死球は22個で、四死球率は 11% 。これも、基準である10%を越えており、ボール自体はある程度見極められていました。その割に、打率.210厘は物足りなく、イメージどおりに、なかなかボールが飛んでいってくれなかった可能性があります。数字的には、来年大きく伸ばしても不思議ではないと思います。しかし、こと即戦力を期待されたルーキーイヤーとしては、怪我もあっても物足りない一年だったという印象でした。
蔵の印象:△ (まずは故障を減らしたい)