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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧8 前田 悠伍(大阪桐蔭3年)投手

2024-11-07 16:12:10 | 状況説明

前田 悠伍(ソフトバンク1位)投手 (大阪桐蔭出身)

蔵の入団前評価:☆☆☆☆(1位指名級)

 

下級生の頃から世代を引っ張ってきた存在でしたが、上級生になってやや伸び悩んだ感がありました。しかし、U-18の世界大会では、まさにジャパンのエースとして大車輪の活躍を魅せ、初のU-18世界制覇の立役者となりました。詳しくは、上記の指名をクリックして頂けると、アマ時代の寸評が読めるようになっています。

そんな前田投手の一年目は、高卒ルーキーながら一軍でも 1試合(3回) 8安打を浴び6失点と苦いデビュー戦となりました。それでも二軍では、12試合 4勝1敗1S 防 1.94 と圧倒的な内容を示し、能力の片鱗を示した一年でした。もう少し数字を詳しく観てみると、65イニングで被安打は54本。被安打率は 83.1% と悪くないのですが、一軍を意識するのであれば、これが70%台ぐらいに圧倒したいところではあります。四死球は8個で、四死球率は 12.3% と極めて少なく、基準である投球回数の 1/3(33.3%)以下であることを考えると、極めて安定していたことがわかります。奪三振は58個で、1イニングあたり 0.89個 。この数字は、先発の基準である0.8個以上のみならず、リリーフの基準である 0.9個以上に肉薄するものがありました。無駄の四死球を与えず、それでいて三振も要所で奪えていたことを考えると、防御率が 1.94 と一点台であったのは納得のところです。

あと一歩の被安打率の低下と、もう少し奪三振率が増すと、一軍での活躍も意識できそうです。来年は、高卒二年目ながら、一軍定着が期待されるところです。果たして順調に階段を駆け上がって行けるのか注視して行きたい一人です。ことルーキーイヤーとしては、充分に合格点が与えられる一年でした。

蔵の印象:◎ (高卒ルーキーとしては破格の内容)

 

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