杵屋六郎ブログ

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調子合わせのコツ

2016-06-08 00:16:53 | 日記
1の糸の開放音を基準にして調子を合わせるので、1の糸をあらかじめ伸ばしておかねばなりません。ドーンという音の余韻の最後の音で調子を合わせるようにしましょう。2の糸ならばトーンのンが大切です。3の糸ならばテーンのンが大切です。調子合わせを焦ると余韻の最初の安定していない音で合わせることになるので要注意です。人間の耳は高音の狂いはすぐに聞き分けられますが、慣れないと低音の狂いはわかりません。三味線の糸の狂いを正しく判断するにはチューナーが一番よいです。わずかな狂いを聞き逃さないためには余韻で判断する力を身につけましょう。
サワリの状態が良いと調子が合わせやすいです。サワリはつけるのが難しいです。サワリの具合いを確かめるには紙を一枚を通してみると一つの目安になります。サワリの溝が減りすぎていてもサワリがつきません。指ではじくのとバチで弾くのでもつき方が変化します。糸が新しいと良いサワリがつきます。

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