杵屋六郎ブログ

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五月雨 歌詞

2021-06-12 22:52:27 | 日記

五月雨 歌詞

からかさの 色に染みてや さみだれの 紺に映えたる かきつばた そのむらさきの

たをやめは 恋の浮世の一枚絵 みどりの髪や 露ふくむ 花のかんばせ なさけに そひて 

とけぬ姿を なつかしく 写して 澄みし 水のおも まなじりに さした臙脂が婀娜にじむ 

やなぎやなぎの縁のいと 結ぼれもせで濡れまさる 素足の艶に 移り香を そっと隠して

身を低う たもとをくぐる つばくらめ 右へ左へ あれかえす 羽根が烟るや うたかたの 

想ひに消えし 昼のゆめ もつれし願ひ 縺れあふ 遣世なの我 誰が知ると振り返へる

目もとに さっと憂き流れ あわれ 花をしのびて しづむ鐘 いつしかに暮れ行く隙を

たより来る 君に筑紫の 琴の音か いやしめる 秘曲 比翼の調べにも まだ晴れやらぬ

空模様 しじまのままに ほの白く まぼろしの とばりぞ深き ふぜいかな


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