杵屋六郎ブログ

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鞍馬山 トビタタキ(前回より詳しく解説)

2018-06-21 20:26:15 | 日記

鞍馬山のトビタタキはバチを素早く動かすための第一関門の課題だ。テテテンと綺麗に弾けるようになるにはバチを動かすコツがある。画像の書き込みがヒントだ。

トビタタキのコツは以下の通り。
①弾けないのに無理に速く弾こうとしないで、逆にゆっくり弾こう。
②基本の位置(弾かないで待っている時の位置)を理解してバチを動かそう。
③ドンを弾いた後に一旦は基本の位置にバチを戻して次の動作に備えよう。
③最初のテはバチを上げて、次のテは最初のバチの上げ幅の半分くらいにするとスムーズに弾くことが出来る。
④鏡を活用してバチの動きを観察しよう。
⑥筋肉に覚えさせる為には数を尽くして練習しよう。
⑦三味線演奏の上達にはバチを速く動かせることが欠かせない。

三味線基礎練習帳に基本位置の解説をのせてあるので参照されたし。

本日のルミネ 今日の四季

2018-06-21 20:22:59 | 日記



本日のルミネの稽古は京の四季。短い中にも長唄に応用できる節が多く盛り込まれていて発声練習にも適している。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説を以下に記載する。
京の四季
きょうのしき

上方端唄(かみがたはうた)の曲名。本調子。1862年(文久2)浪華(なにわ)(大阪)の戯作者(げさくしゃ)で、「よしこの情歌」の宗匠、一荷堂半水がはやり唄を主に集録した『粹(すい)の懐(ふところ)』(12編)の初編にみえ、同書2編にも替え唄(うた)が2種載せられているところから、当時すでに巷間(こうかん)で愛唱されていたことがわかる。歌詞は儒者の中島棕隠(そういん)(1779―1856)の作とされ、「春は花いざ見にごんせ東山」と、京都の祇園町(ぎおんまち)を中心に、付近の円山(まるやま)、東山、鴨川(かもがわ)の風物を点景に、四季の移り変わりを詠み込んでいる。音頭(おんど)地の囃子詞(はやしことば)もなまめいて、全体にしっとりと落ち着いた風情を漂わせ、現今でも京情緒を味わう代表曲としてもてはやされている。[林喜代弘]