子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

20年前

2015-01-17 08:21:47 | 日記
阪神・淡路大震災から20年。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

今生きている方々の心の傷も
まだまだ癒えていないのだなぁとテレビなどを見ると感じます。

ちょうどあの日、20年前の震災の日に
群馬で息子の訓練がありました。
当時、イギリスの障害児向けの訓練を受けていました。
半年に一度しかチャンスがないのですが、
その日はまた大雪だったのです。

前日の朝、大雪の中を群馬に向かい出発しました。
高速道路も吹雪で、道路もよく分からない中を
ジェットコースターに乗っている時のような感覚になりながら
前の車に必死でついて行きました。
運転していたのは夫ですが。

息子は、うまい具合にずっと寝ていてくれてホッとしたのを覚えています。
半年に一度のチャンスなので、
どうしても連れて行きたかったのです。
その頃はまだまだ息子の未来を明るく思い描いていました。

訓練を受けて、息子なりにすくすくと育つ姿を思い浮かべ
その未来を創ってあげられるのは私たちなのだと思っていました。
日曜日以外ボランティアさんに来ていただいて午前も午後も訓練し、
その合間に近所の子ども達と遊び
お昼寝もさせて、おまけにご飯を食べさせるのも1回1時間はかかります。
一日のメニューがぎっしりでした。
でも、未来への希望いっぱいでした。
そのためなら全てOKと思っていました。

湯沢の辺りでは、チェーンをつけていない車がチェックを受けて
混雑していました。

ようやく群馬にたどり着き、
あまりきれいとは言えないところに泊まりました。
もともと家でも息子は夜あまり眠れない子どもだったのですが、
外泊なんて言ったら、やはり殆ど寝ませんでした^^;

夜な夜な遊ぶので、私たちの布団で
いたずらしてはいけない物を覆い、
私達は隣で布団なしでウトウト。

翌日無事訓練を受け、
半年分のプログラムをもらい
やれやれと思って家に帰る途中の車の中で
震災のニュースを聞きました。

こんなことがあるのかな!? 本当のことなのか?
と衝撃を受けたことを覚えています。

震災の日になると
あの大雪の中、死にそうな気分になりながら群馬に向かった光景、
帰りの車の中で震災のニュースを聞いたことを思い出します。

中越地震の時は
息子は一年前に、すでにこの世にいなく、
地震で潰れたらいっそ息子のところに行けるのに、
などと思いながら、揺れる屋根の下
寝ていたのでした。

地震が来ると、あの頃の心の痛みが蘇ります。

今、こんな風にして里山の子育てひろばをやろうとしている未来は
あの頃は想像もつかなかったことです。
あれから色んなことを経験しましたが、
子育てをしている時の
大変ではあっても幸せな日々は
やはりあの時しか味わえない日々だったと思います。




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