確かに、この手で抱きしめて息子を育てたのに
最近は息子の感触を忘れていることが多くなりました。
あの肌触り、あの重み、あの笑顔。
息子が天に帰った頃は
その肌触り、その重み、その笑顔が、
二度と感じることができないそのことが、
嘘のような現実のような、現実のような嘘のような。
胸の真ん中だけが、確かな痛みを感じて血を流していた。
そんな日々が遠く感じられて、
息子との日々がほんとうのことだったのか、
分からなくなってしまうことがあるこの頃。
息子が生きた日々とあちらに帰った日々が同じ年月の今。
新しい出発を決意して、
写真の中の小さい息子に呼びかける。
いつも一緒に、応援してね。
こんな風に書いていると、
ふいに息子の指の感触が思い出されて
なみだ ひと粒。
最近は息子の感触を忘れていることが多くなりました。
あの肌触り、あの重み、あの笑顔。
息子が天に帰った頃は
その肌触り、その重み、その笑顔が、
二度と感じることができないそのことが、
嘘のような現実のような、現実のような嘘のような。
胸の真ん中だけが、確かな痛みを感じて血を流していた。
そんな日々が遠く感じられて、
息子との日々がほんとうのことだったのか、
分からなくなってしまうことがあるこの頃。
息子が生きた日々とあちらに帰った日々が同じ年月の今。
新しい出発を決意して、
写真の中の小さい息子に呼びかける。
いつも一緒に、応援してね。
こんな風に書いていると、
ふいに息子の指の感触が思い出されて
なみだ ひと粒。