
【生の虎河豚「ふぐ刺し」が頂ける、北柏の中華蕎麦みやま】で創作河豚ラーメンも⭐︎1月28日CRMミニオフ会を開催しました⭐︎
JR常磐線北柏駅から歩いて15分程の閑静な住宅街にひっそりと佇む、「中華蕎麦みやま」。
その創業は2015年7月27日(月)。
小学校時代の幼馴染の柴田店主ご夫妻が、夫婦二人三脚、お子さん達にも手伝ってもらい、明るい家族経営で開業されました。
店長が旦那さんで、店主が奥様といったご家庭の縮図が、お店のような力関係。でもそれがご夫婦円満・家庭円満の秘訣かもしれません。
旦那さんの日出海さんは、元寿司職人で10年以上のキャリアがあり、河豚の調理師免許も持っています。また元南流山にあった「秀吉」でラーメンの基礎も修業されて、お店の担々麺のレシピは秀吉時代のもの。その時に平ザルの使い方も習得。
ところで店名の「みやま」ですが、柴田さんがみ・や・ま、なんか不思議ですが、この件は私がオープンして間もない頃に初めてお店にお邪魔した時に店名の由来をお聞きしました。
日出海さんが小学生の頃、南千住に当時あった中華料理店「みやま(閉店)」に預けられていた時代があり、そこでの原体験から「ラーメン店をやることが夢」になり、どうせ出すなら、屋号を引き継ぎたい、という熱い思いから「みやま」とされたそうです。「中華蕎麦 みやま」の中華蕎麦も今は昔ながらの中華蕎麦が廃れつつある、ノスタルジックな意味合いも込めて、修業し習得した「和食の技法」も活用しながら、自分独自の中華蕎麦を出したいとの思いでつけられたそうです。これだけの思いに私も正直このお店の魅力に惹きつけられるように柏駅前の激戦区のラーメンをスルーしてまで通うようになりました。
今回のミニオフ会は、元々カミさんが女子会の飲み会があり、私とタッキーが夕飯を外で食べることになり、どうせ食べるなら北柏のみやまに行ってみたい、タッキーにもみやまのラーメンを食べさせたい、そういえばふぐ刺しが予約で食べられると聞いていたので、ダメ元で5日前の月曜日にインスタントメッセンジャーで連絡。すると6人までオーケーとの事でそれなら、CRM(千葉ラーメンミュージアム)でミニオフ会にしてしまおう、と企画して告知。あれよあれよと参加者が集まり、なんとカミさんの女子会が中止になり、カミさんも参加出来る事になるという番狂わせ?!
きっと私のメッセージを返信してくれた奥様も色々と短期間に状況が変わり大変だったと思いますが、きちんと返信してくださった事に心から感謝。
さてなかなか「ふぐ刺し」という高級料理に縁がない私。本八幡の江戸家、松木安太郎監督も御用達のお店でふぐちりを頂いた事があります。銀座でカミさんと独身時代に清水の舞台から飛び降りるつもりで食べたことがあります。あとラーメンで言うと、本八幡の菜の限定ラーメンに一度登場したことがあり、松戸のむさし野の限定ラーメンで、河豚のつけ麺が登場したことがあります。むさし野は季節のご飯にふぐ刺しが登場した事もあります。近年では銀座の「けいすけ」で河豚出汁のラーメンが登場、塩と醤油を食べました。私の人生でも「河豚」はほんと数えるくらい。
歴史的に河豚料理は、山口県、大阪府など西日本を中心に河豚料理は食べられ、太平洋戦争後に全国に広まったそうです。フグの本場とされる山口県、北九州地方では濁らずに「ふく料理」、関西ではフグの内臓などには毒があり当たると死ぬことから「テッポウ(鉄砲)」、もしくはこれを短くした「テツ」と呼ぶそうです。ふぐ刺しを「てっさ」と呼ぶのも関西地方から。
では前置きが長くなりましたが、テッポウオフ会の内容をご紹介。
まず生の虎河豚約6人前、14800円のふぐ刺し(てっさ)が登場。
2月中は3日前までに予約すれば、お持ち帰りも可能。
綺麗に大皿に盛り付けられたてっさ、愛しのてっさ、もうメンバーの皆さんはハイテンション!
冷凍ものではないので、その食感、味わいがまた素晴らしい!
まさに福を呼ぶ食べ物で、1月から縁起が良いですね。6人でシェアしながらの御馳走。
その後、世界最強のレバニラ炒め、焼き餃子がノーマルと、シソ入りが登場。どれも美味い!
そしてもう一つのメインが「河豚らーめん」
ピュアホワイトなスープは、河豚の出汁と豆乳を独自の比率でブレンドしたもの。初の試みで試行錯誤、悪戦苦闘、このスペシャルラーメンを完成させるのに2日間ご主人は徹夜されたそうです。その努力にも感謝、感激。
とっても素晴らしいラーメンに仕上がりました。
加水率の高めの中細丸麺にサラサラの河豚出汁が良く合います。
コラーゲンたっぷり、煮こごりを入れてスープに合わせても、また上品なコクが加わり、エクスタシーを感じました。
河豚の唐揚げの白い身も、スープを吸ってよりマイルドに。6人みんなが無言、夢中でラーメンを啜っています。
どんぶりの中の幸せ、この空間がまた幸せ、こう福(ふく)感があります。
結構麺が多くて、お腹がいっぱいになった感じでしたが、ここで予想外の河豚雑炊が登場。
えええええ、食べきれるか?なんて疑問は馬鹿馬鹿しかった。
美味しい河豚出汁の雑炊、胃の中にするすると入って行きました。
ご主人のマジックですね。
そして締めが、杏仁豆腐のデザート。
この杏仁豆腐も中華料理に出てくるミルキーな杏仁とはまた一味違い、ちょっともっちりとした食感がクセになる杏仁豆腐。クコの実が良いアクセント。これだけの高級食材と調理技術で、ドリンク別で税込4000円ぽっきりは、ほんとお値打ち。
銀座だったら1万円越え?そもそも、ふぐ刺しは食べられても、世界最強のレバニラや、この2日間徹夜して完成させた後光の光る「河豚ラーメン」は食べることはできないでしょう。
そう考えると、このミニオフ会は大変貴重、世界一貴重なオフ会だったと思いますよ。これからも突発的に他の誰も企画できないようなミニオフ会を企画して行きます。それがミュージアム館長の真骨頂です。
さて最後に、今回提供して下さったみやま特製の「河豚ラーメン」ですが、来月、2月のどこかで1週間限定など、期間を区切って一般発売されるそうです。価格は未定。この生の虎河豚を使った河豚ラーメンは食べ逃すと損ですね、後悔すると思いますよ。詳しい情報はこのミュージアムでも公開しますのでお楽しみに。
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