こないだの日曜日、長年にわたって全国の男の子たちの"夢と希望のパラダイス"であった東京神田の交通博物館が70年の歴史に幕を閉じました。
私は丁度東京ディズニーランドに行ってたので、最終日に立ち会うことは出来なかったのですが、うちの息子はつい先日に行ってきて最後の勇姿を眺めてきたそうです。
私はもう幼稚園の頃から親に連れられてしょっちゅう行ってたので、小学校高学年の頃にはもう何処にナニが展示されているのか館内の配置を丸暗記していたくらいで、その後も友達と通って、館内の図書館には結構お世話になりました。息子が出来てからは、今度は自分がお供でこれまたしょっちゅう行ってました。展示物が私が子供の時に見たものと全く変わっていなかった(特に2F,3F)のが、うれしかったです。
私が一番好きだったのはあそこの食堂で、つい最近まで営業はしていたそうですが、昔の食堂は当時のホンモノの食堂車で食べられるハンバーグとかカレーが食べられるのが楽しくて、斜め向かいの"肉の万世"には見向きもせずに食べてました。
子供と行った時には、御茶ノ水駅側の吹き抜けの立派な大理石を使った階段や、いっつも映写されてた昭和14年製作の映画「鉄路」がすっごく懐かしくて、子供をホッタラカシにして、自分のほうが楽しんでしまったなんてこともありました。
これでまた東京の名物が一つ消えていきました。
画像のほうはまたまた鉄道つながりですが、昨日に続いて1900年代の鉄道にかかわる労働者たちが着ていた上着をモチーフに、こんどは織り込みのストライプ生地を使った、マッコイズのDoubleDiamond(DD)シリーズから出た"Promontory Coat"です。こちらは2001年の春夏でリリースされたものでカタログには未掲載のものですね。以前にトッチーさんがこれのヘンプデニムのやつを出してましたが、デザインが全く同じなのになぜか別ものに見えます。昨日のGandy Dancer Coatと同じく、存在が派手な割りには結構着まわしが利いて、なんにでも合わせ易いです。
これを着て、Doc Watsonの「Wabash Cannonball」でも聴きますか。