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Real Jeans & McCOYSTA Millennium Special

Western Green

2007年02月28日 | Fuku-Pants


【Fuku】

こないだ紹介したBlue&Grayのコットンサテンシリーズのパンツのほうです。
マッコイズで以前に出したLee Westernerシリーズではシルエット抜群でかなりオリジナルに近かったんですが、こちらはだいぶアレンジしています。でもそのアレンジ加減が絶妙で、すごくWesternerらしいラインを出してます。オリジナルにくらべてかなりローライズなんですが、日本人にはそのほうが良かったみたいで、今の若い方々が穿いてもすごくスッキリと見えると思います。

でっ、このB&Gのコンセプトの一つとして、子供服のディティールを大人用にアレンジというのがあるんですが、大きめの×カンとか一回り大きいリヴェット、大きめのボタン、オール刺繍で仕上げたブランドネームにいたるまでかなり徹底して子供用をモチーフにしてます。おまけにWesternerのボーイズにあったように名前を書く用の革パッチまでよく再現しています。

ここまでやればこれはもう完全なオリジナル。アイデアとしてはWesternerモチーフなんでしょうが、別物として見た方が正解だと思います。コットンサテンの質感にモスグリーンの色出しは言うことありません。何度か洗ったのですが、早くも少し色が落ちてきてます。

海の男

2007年02月27日 | Fuku-FlightJacket
【Fuku】

今月は28日で終わりですから、当然月末のお楽しみF&Eも28日発売。もうすぐですね。日数が足りなかったから編集の方々は大変だったと思います。

今回は"シーメンス"海の男がテーマだそうで、海軍モノ、マリンモノが一杯出てくるんだろうと予想。NAVYモノでは定番のデッキジャケットやらG-1系とかが出てくると楽しいんですが、PeterStormとかMightyMacとかの70年代を飾る海の男御用達アイテムなんかも出てくるとこれまたさらに楽しいんですが、どうでしょうか。
明日が待ち遠しいなあ。

今週の一枚:「チャーリーフロイドのように」田中研二 1974

2007年02月26日 | Fuku-music
【Fuku】

前回のウディに続いて、今回もまたフツウでは誰も知らないフォークシンガーの登場。真の意味でフォークシンガーと呼ぶに相応しいと一部では大変評価が高かったシンガー田中研二氏が1974年に唯一一枚だけ残した自主製作盤「チャーリーフロイドのように」です。

田中研二氏と言っても、おそらく殆どの方はご存知ないと思います。まあ所謂70年安保世代の生き残りの方ですが、長野の松本市で歌いはじめて、その後関西に移動しフォークパルチザンとして活動し、学生運動系の集会などでは、そのシニカルな歌といつも上ずった声で忙しく唄うそのスタイルが人気を博して、一部では非常に熱狂的なファンを集めた方でした。しかし、彼は1980年頃に歌の世界から足を洗い、自分の居場所を南半球に求めて、ニュージーランドをバイクで長期に渡って旅したり、その後1988年にはオーストラリアに渡り、そのまま現地で翻訳の仕事をメインに文筆活動を続けて、今ではご本人のページで近況や過去の作品について情報発信しています。

このアルバムは、田中氏とその仲間の方々(とっても超豪華メンバーで、友部正人、古川豪、林亭、貧゜苦巣(ぴんくす)などなど)が兵庫県の猪名川上流にあるキャンプ場で合宿し、殆ど一発採りで製作したもので、その模様は大塚努氏によって当時のアサヒグラフに掲載されました。

これはオリジナルのアナログ盤で、700枚限定で自主制作でリリースされたものですが、ライナーに掲載された画像は当時の若者のコミュニティ活動一段面を切り取ったような非常に瑞々しいもので、それもあってかこのレコードは私の中でも非常に貴重な愛聴盤として大事に保存してきました。

田中研二氏の一番の特徴は、一見するとコミックソングかと思ってしまうほどのシニカルなウィットに富んだ詩を、投げやりに調子っぱずれに唄うところなんですが、その詩の世界は非常に文学的であり、このアルバムの愁眉ともいえる大阪における最も禁句な3文字を連発する「わいせつを語るブルース」では、言葉狩りの空しさや今でも通用する"わいせつ"の判断基準の曖昧さなど、愉しげに歌っていながら、その中身は非常に奥の深い味わいを持った詩が多く、そんなところからも彼を
信奉するフォロワーは意外なほど多くて、彼がオーストラリアに移住して、音楽の世界からその名が消えかかっていたところを、当時の関係者やファンの後押しによって1999年にSealsRecordsからCDで復刻されました。

田中氏の一見投げやりで、ひねくれたような歌の数々は、当時の社会情勢を反映し、これから自分がどこに転がっていくのか分からないという漠然とした不安を切実に表現しています。聴けば聞くほどにその歌の軽さとは正反対の深さや重さを感じさせてくれて、世に出した作品は一枚なれど、その一枚は非常に影響力のある名盤と呼ぶに相応しいもので、今の時代の若者がコレを聴いてなんと感じるのかぜひとも聞いてみたいところです。

チャーリーフロイドのように  田中 研二

第一面
1.日本沈没
2.欲求不満のラグ
3.市街電車
4.インスタントコーヒーラグ
5.臆病な町
6.すすき川の流れる所
7.食卓
第二面
1.わいせつを語るブルース#2
2.女鳥羽川
3.憲兵伍長の伝説
4.今朝も来た
5.ごきげんよう
6.長居をしすぎたようだ

GYPSUM001 コジマ録音 1974

from NY

2007年02月25日 | Fuku-Pants


【Fuku】

最近気に入っているはっしーさんもお馴染みのエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)のチノパンツです。
これは結構変わっています。アウトシームが無いんですよ。立体裁断ってことでインシームのみで縫製してあるんです。最初は結構とまどったんですが、そのおかげでこのパンツはシルエットが抜群に良いです。とくに太腿から膝にかけてのラインが抜群です。全体的には結構太めなんですが、裾は微妙にテーパードしていて、従来のチノとはまったくの別物。生地はこのシルエットではこれぐらいが丁度良い感じの薄めで、軍チノ系よりは華奢ですが、だからこそこのシルエットが出るのでは、と思います。山ポケが思ったよりも実用的なのが意外でした。
パンツのシルエットが綺麗に出るように、フツウよりも少し短めに丈上げしてもらいましたが狙い通りでした。WalkOverのサドルシューズなんかがピタリと似合います。

デザイナーの鈴木さんの洒落心がジッパーテープやパイピングの赤に現れているニューヨーク生まれのパンツ、ここのはシャツも結構凝っていて楽しいです。

#やはり、多くの方の予想通り、ハマッテます。

G-1の着方変更

2007年02月24日 | Fuku-FlightJacket
【Fuku】

別に全面的変更ってわけじゃあないんだけど、これまではG-1系(M422aも含む)もA-2と同様に襟を開いて癖つけして、ジッパーは一杯まで上げても上から2割くらいのところで止めて、というのがフツウの着方だったんですが、このところジッパーを一番上まで一杯に上げて襟ボアがクビを柔らかく包んでくれるように着てます。チンストがチロッとのぞくなんて感じもなかなかですね。

G-1系はA-2とちがって肩裏にマチがありますからサイズジャストでもジッパーがストレス無く上まで上がるんですよね。特にこのDubowの7823なんかだと着丈も長くて肩幅もゆったりめなので、ジッパーを上まで閉めると腰からスッポリ包んでくれるので、防寒効果も完璧。襟ボアが金茶じゃないのでかなり地味なんですが、その地味さ加減がまたアリです。

モンキー

2007年02月23日 | Fuku-Shoes


【Fuku】

典型的なモンキーブーツ、マッコイズのPineRiverですね。2004年のリリースですが、これは代官山に一番最初に入荷したやつで、入荷したその日に買いました。結構履いてます。そろそろソール交換と思っているのですが、ヒールに比べてコルクのソールはあまり減ってません。でもこれはヒール一体型ですから、オールソール交換に近々出します。

旧体制マッコイズの名品Lineman Bootsと比較すると、まず革が馬の一枚革ですから、非常にしなやかで履きやすくなっていますし、トップの曲線や土踏まずのところの微妙なカーヴが結構利いていて、履きやすさではこちらですね。値段では大負けですが。

モンキーはつま先からヒモで締め上げるので、足がブーツの中で安定するのが特徴で、馴れてくると殆ど足袋のように足の一部と化します。だからまあ電線マンご用達なんでしょう。

売れてるAlden

2007年02月22日 | Fuku-Shoes
【Fuku】

Alden、売れているそうですね。今年から値段を上げたんですが、その分パブリシティの露出も多くて、その効果からか、相変わらず売れてるそうです。ショップ別注もますます盛んでトゥモローランドやジャーナル・スタンダードでも見たことないモデルが結構幅きかせてます。

それで、やはり売れ筋はシェルコードヴァンのやつで、特にチャッカとかタンカーとかのブーツ系はもう大人気。10万超でも関係なく売れてるそうです。かなり独特なAldenの個性とも言えるモディファイドラストも人気。

まあ昔から「いつかはAlden」とかいう念仏のようなフレーズに象徴されるように、働いて働いてお金を溜めて、Aldenに相応しい着こなしが出来るようになったら絶対に履きたい憧れの靴でしたが、ここに来てのこの大人気にはちょっと驚きです。昔は買える店自体が少ししかなくて、しかもモデルも限られてましたからねえ。

もうAldenとの付き合いは20年以上になりますが、実はコードヴァンのは今はローファー1足のみで、あとはカーフばっかですね。スコッチグレインものやスウェードものも結構あります。まあ手入れが面倒くさいってもあるんですが、ついつい手が伸びるのはカーフですね。特に黒が多いです。一番落ち着くんですかねえ。

でもいつかは買いますよ、コードヴァンのタンカーのローカット。いつになるんだかわかりませんが。

メタボ

2007年02月21日 | Fuku-others
【Fuku】

メタボリックスっていうんですかねえ、最近よく耳にするワードです。
正確なる意味はよく知らないのですが、ようするに生活習慣病のことですよね。私も毎年必ず人間ドックを受診してますが、よく言われますよ、生活習慣病予防を心がけるようにってね。

私自身はジーンズのウエストサイズはここ25年ぐらい全く変わっていなくて、その点では安心してたのですが、やはり内臓系は年齢とともに衰えがくるし、脂肪も溜まりやすくなっており、幸いにも高血圧ではないですが、いずれにしても気をつけるように医者からは言われています。運動してくださいってね。

ということで、今年から一念発起してジム通いしているわけなんですが、コレが結構イイんです。昔もちょっと通っていた時期があり、その当時は結構筋肉もついてイイ感じだったのですが、十数年ぶりに通い始めたら、また結構ヤミツキになる心地良さ、毎日楽しいです。よく寝られるしね。

チョイとキツメのこのジャケットなんかがスルスルっと着れるようになるまで何ヶ月かかるんでしょうか。まあ気長にやりますよ。あせっても仕方ないし。

オヤジ靴

2007年02月20日 | Fuku-Shoes


【Fuku】

まさにオヤジ靴ですな。昔ながらの浅草あたりが似合う靴(浅草で売っていそうです)。でもRedWing。
60年代後期のオックスフォードタイプの品番Lot.9044です。このタイプってのは結構種類があり、またさすがにRedWing、ブラックは結構タマ数もあってそんなに珍しくもないんですが、このように揉み革でブラウンってのは珍しいと思います。ソールはクッションクレープですが、このソールは色がちょっと変わっています。

こういうのはフツウにツイードのスーツとかに合わせるのがイイですね。グレイフランネルでも良し。タターサールとかビエラのシャツに同じくツイードの帽子、いいですねえ、完璧なるオヤジです。やっぱオヤジはこうでねーと(^^;;;;;。

今週の一枚:「Woody Guthrie Sings Folk Songs」 1964

2007年02月19日 | Fuku-music


【Fuku】

ちょっと旅に出てました。まあ仕事絡みですから純粋な「旅」ではないんですが、それでもなにか非日常を体感することは気分的にもリフレッシュできますね、私の場合。

もうとっくに取り上げたと思ったら、まだでした、の20世紀が生んだアメリカ最大の旅人ことWoody Guthrie。アメリカという広大な国をステージに人生そのものを「旅」した20世紀が生んだ最大の旅人の業績の一端を今回はご紹介。

ウディ・ガスリー(本名ウッドロウ・ウィルソン・ガスリー)は、1912年オクラホマ州の田舎町オキーマに生まれた純粋なる"オーキー"で、彼の育った小さな町は、何度となく砂嵐や竜巻に襲われ、彼の家も竜巻によって飛ばされたことがありました。近隣の人々は皆、苦しい生活と気候に耐え切れず、家を捨て、ゴールドラッシュを夢見て西海岸をめざしてあての無い旅に出て行き、ウディの実家も1930年代に入り大不況の影響で家を失い、家族は離散してしまい、ウディは一人親戚のいる西海岸を目指して、一人カリフォルニアへの旅に出ます。そして、この時から彼のホーボー(Hobo)生活が始まります。

ホーボーとは、働きながら汽車を使って(無賃の場合もあり)移動していく労働者を言うのですが、街から街へと移り住んでいく「旅」が人生そのものとなってしまった人々のストレートな感情や不当に受けた差別や偏見にザクッと切り込むウディの歌は、このホーボーとしての生活が基盤となっていることは言うまでもありません。

ウディはもともとはカントリーソングの歌い手としてデビューし、当時の地域のラジオ放送では結構人気を博して、その噂を聞きつけた大手のラジオ局のオーディションを受けて、メジャーデビューできるところまで行った位だったのですが、生来の反骨精神からか、自らそのチャンスを捨ててしまいます。彼は、何物にも束縛されることなく自由に歌うことを選択します。厳しい労働環境と低い賃金に苦しむ人々のために抗議の歌「プロテスト・ソング」を歌い、病に倒れるまでその強固な姿勢を貫き通しました。

40年代中期にはニューヨークで同じ志を持つピート・シーガーや黒人ブルースシンガーのレッドベリー、シスコ・ヒューストンやサニー・テリーらと知り合い"オールマナクシンガーズ"と呼ばれるフォークソングのコミュニティを作って、自分達の主義主張を歌にのせて庶民に浸透させていくという活動を実践したのですが、その頃から既に彼は病魔に犯され始めて、旅に出ることも出来なくなり、ついには若くして永遠の旅に旅立ってしまいました。

ウディがベッドで闘病生活をおくっている時に病院を訪れたボブ・ディランをはじめとして、数多くの"ガスリーズ・チルドレン"と呼ばれるウディの信奉者や彼の意思を継ぐ次代の若者達にそのソウル(魂)を残していったことは、そんな若者たちの動きに象徴されるフォーク・ソングへの関心が、60年代初めのフォーク・リヴァイバルムーヴメントを盛り上げたことからも、いかにウディの業績がアメリカという国に与えた影響が大きかったということの証であると思います。

今回の2枚はウディが残した40年代のパフォーマンスの中でも純粋なるフォークソングを数多く取り上げた「Sings Folksong」シリーズの2枚で、彼のオリジナルだけでなく、彼が好んで取り上げていた30年代40年代の庶民が歌っていた、あるいは流行っていた歌を取り上げています。

私はこのレコードを高校1年生の時にお茶の水の"ハーモニー"という輸入盤専門のレコード屋で買いました。店のご主人に、「コレいいよ。」と一言ポツリと言われたことをいまだによく覚えています。

偉大なるアメリカの偉大なる「旅人」、今の時代だからこそ忘れてはいけない"巨人"であると思います。

Woody Guthrie Sings Folk Songs
Woody Guthrie

sideA
Hard Traveling
What Did the Deep Sea Say?
The House of the Rising Sun
900 Miles (Instrumental)
John Henry
Oregon Trail
We Shall Be Free
sideB
Dirty Overalls (My Dirty Overhauls)
Jackhammer John
Springfield Mountain
Brown Eyes
Boll Weevil Blues (Boll Weevil)
Guitar Blues (Instrumental)
Will You Miss Me?

Folkways Records - FW2483 1964

Woody Guthrie Sings Folk Songs, Vol. 2
Woody Guthrie

side A
Keep My Skillet Good and Greasy
Talking Hard Work
Whoopee Ti-Yi-Yo, Get Along Little Dogies
A Picture from Life's Other Side
Hen Cackle
Danville Girl
Put My Little Shoes Away
sideB
Sally Goodin'
Hard, Ain't It Hard
Poor Boy (Coon Can Game)
The Wreck of the Old 97
Take a Whiff on Me
Bed on the Floor
Buffalo Gals
Going Down the Road Feeling Bad

Folkways Records - FW2484 1964

西部の男

2007年02月18日 | Fuku-Jacket


【Fuku】

本当は昨年秋のラインナップだったんですが、ちょっと遅れて本来の季節である春に向けてリリースされたウェアハウスのB&Gのコットンサテンシリーズ、まあLee Westernerをモチーフとしたモデルです。

今回の目玉はなんといってもこれまでレプリカでは出ていなかったグリーンですね。オリジナルの品番でいくとLee 106-Jだったですかねえ。

これねえ、昨年春にアイボリーのサンプルを見た時には、ちょっとオリジナルとは違うかなあって思ってたんですが、このグリーンを見たら、生地自体は殆ど完璧、他の色だとアイボリーはちょっと薄いかな、ブラウンはちょっと光沢がありすぎ、ブラックもちょっと光沢が強いんですが、このグリーンは生地は一番オリジナルに近いと思います。

ただまあ、これはあくまでB&Gオリジナルであって、本当にLee Westernerとの比較ってのはあまり意味をなさないです。長い袖丈にウエストをかなり絞ったシルエット、日本人に合わせて微妙にアレンジされた絶妙の着丈、まさに西部の男が着るジャケットとして完璧です。

もちろんパンツも既に手に入れてありますが、これはぜひともスーツで着たいですね。下はシャンブレー地のウエスタンシャツなんかでシンプルにまとめて、足元はもちろんヒールの低いJustinのローパーブーツでキマリです。

まさに春の服。

Wisconsin

2007年02月17日 | Fuku-Shoes


【Fuku】

ウィスコンシン州ってアメリカ中西部というかもうかなりカナダ寄りの五大湖に面した州ですが、どうも日本人には馴染みの薄いところで、有名な都市といってもミルウォーキーぐらいで、州都がマディソンなんて言っても誰も知らないですよね。

ところがところが、ウィスコンシンは乳牛の牧畜で有名であり、酪農産業やビール、あとはハーレーダビットソンの本社もありますが、もっと有名というか我々にとって重要なのは伝説的B級ブーツメーカーがこの州に固まっているということで、Chippewa、Sheboygan、そしてThorogood、全部ウィスコンシンメイドです。

やはり皮革産業ってのは牧畜とのリンクがアメリカでは重要なようで、革なめし産業と一緒に靴製造も発展していったってことなんですかねえ。

Wisconsinの群の名前にもなっているChippewa、そもそもChippewaというのはスペリオール湖西方に住む先住部族オジブワ(O・jib・wa)族のの名称で、Chippewaのブーツのソールに刻まれている先住民族の横顔がそのオジブワ族なんでしょう。Chippewa本社があったのはChippewaFallsという町だそうですが、どんなとこなんでしょうかねえ。

画像は60年代終わりぐらいのChippewaのプレーントゥですが、革質、ソールの品質、縫製の確かさ、どれをとってもB級とは失礼な非常にクオリティの高いブーツです。ヒールにはキャッツポウを使っており、もうブーツ好きにはたまらないディティール満載です。

このあたりはタマ数も多かったせいかお値段もそうそう高くはならないので、結構ねらい目です。

Wisconsin、まだ行ったことないんです。一度行ってみたいなあ。

2nd

2007年02月16日 | Fuku-others
【Fuku】

「2nd」と言っても"ParAvion"じゃあありません。雑誌「Lightening」というか雑誌「田園都市生活」でお馴染みのエイ出版が新たに昨日出した大人向けファッション雑誌の名前です。

Lighteningの大人版というか、ファッションの比重を増した感じ、まあ一言で言っちゃうとF&Eへの対抗版という感じで、ちょこっと事前に話しを聞いてたら、結構顔なじみの皆さんとかお店が出るということでしたので、本日の発売を楽しみにしてました。

がしかし、本屋で手にとってパラパラ見てみたら、買うのはやめました。確かによくお知り合いの方々が結構出ていて、また商品提供もお馴染みのお店がかなり出ていたので、本当ならば中身も見ないで買うとこなんですが、ちょこっと中身を読んだらどうもお金を出す気にならなかったというのが本音。

なんて言うんでしょうかねえ。別にF&Eに比較してって訳じゃあないんですが、どうも私には総花的全身コーディネートでアイテムを紹介ってのがなんかもう食傷気味なんですね。まあF&Eでもやっているんですが、いい大人が雑誌に出ていたコーディネートのとおりに全身揃えるなんてことはしないだろうし、ましてやそういう格好した時の休日の過ごし方はこう、なんてそんなもん興味ないし、なによりそういう紹介の仕方ってのは、もう既に数年前に終わっているのでは、って感じがするんですよ。
それに、全身コーディネートの場合にはアイテムがよく見えるような画像で掲載しないと絶対にモノが見えてこないんです。今回の2ndではどうも各アイテムが見えてこないんです。別にファッション誌として落ちるって訳でもないんでばあいすが、どうも私が雑誌に求めているテイストとは全く逆の方向向いているような印象がして、止めました。

最後のほうの昔懐かしいメンクラの名物ページ「街のアイビーリーガース(街アイ)」のオヤジ版みたいのは、見たことある方が沢山出てきて興味深かったのですが、彼らは殆どがプロですからねえ。参考にはなるけど新鮮な面白さはなかったです。

週末はアウトドアとかいう切り口で行くのならば、取り上げるウェアももっとフィルタかけて選定しないと面白くはならないなあ。

横にあった同じくエイ出版から出たスターバックスコーヒーの本のほうが断然面白かった(買ってしまった)。私、松屋横の銀座店の開店の日に並んだ一人です(^^;;;;;;。

Buffalo Skinners

2007年02月15日 | Fuku-FlightJacket
【Fuku】

やっぱバレンタインはフォンダン・ショコラでキマリでしょう。旨かったなあ。

ってことでバレンタインも終わりましたが、昨日はなんかヘンな天気で、生暖かい風が吹いて各地で春一番だったそうですね。電車でも冷房が入ってました。

となると、こういうちょっと軽めの革モノってがイイのでは。ということでウォーターバッファローですよ。ホースハイドに比べてかなり軽いし、若干薄いせいか、殆どシャツの感覚で着れます。でもやっぱ革は革ですから風は通さないので、中は結構蒸れます。

このA-2はまだまだこれから着るべきものですが、結構こなれて柔らかいです。そろそろこういうのも本番ですかねえ。

確か2000年の春夏のシーズンにヘンなDM風の薄いカタログが送られてきて、それに掲載されていたのが、このDubowの41年モデルのバッファローヴァージョン。色がほとんどナチュラルに近いブラウンで結構異彩をはなってました。

さて、オリジナルでこのようなバッファロー版はあったんでしょうか。まあ、そんなのドーデモいいんですけどね。


タイミング

2007年02月14日 | Fuku-Shoes


【Fuku】

大体私らが好むようなデッドストックの靴ってのは殆どが一点モノ、たまに同じ型番でサイズ違いが数足出たりしますが、同サイズで複数ってのはそうそう無いです。もちろん所謂ヴィンテージの古着だって言わずと知れた一点モノ、買い逃してしまうとまた同じモノが出てくる確率はかなり低い。よって、私ももう散々苦い経験をしてきましたら、こういうのは、出会った時がお買いどき、即決の判断が重要なのは百も承知です。特に靴の場合にはいくら欲しいものであってもサイズが合わないとお話になりませんから、サイズまでピタリのものとなると、これまたもう出合った時には運命だと思って即決するように心がけています。

でもまあ、やはり私も人間ですからねえ、ちょっとスケベ心を出して、もしかしてあそこだったらもう少し安い値段で出るかな、とか、これはまあタマ数が多く出たモノだから、まだまだこの先でも見つかるから、とりあえず今日はいいや、って判断してると後で絶対に泣きをみます。帰り道、やっぱ気になるから、とお店に戻ってみると、時既に遅し、目の前で他の方がお支払いしているところに出くわすなんて経験も何度もあります。

やっぱタイミングなんですね。お店との相性ってのもありますが、本当にタイミングです。

最近は昔のように一日で何箇所も何軒ものお店を漁って回るなんてことはしなくなりましたが、その分、便利なものが出来ていて、ネットで入荷状況をチェックできますから助かります。私もコレはと思ったお店のページは定期的にチェックしてますから、オオッと思ったものが出たら即電話かメール、これで結構お宝を逃すことは無くなりました。でも、時には本当に競争率が高い、誰もが探しているものが予告無しにポロッと出ることがあるんですね。そういう場合にはもう早く行動したほうが勝ち。お店が開く前から店の前で張っていて、開店と同時に即ゲット、が原則。つい最近もこれで結構オイシイ思いができました。

タイミング、人生においても大事ですね。