たまにはA-2

【Fuku】

こないだ出たF&Eの表紙は以前にも私が紹介したPoughkeepsee Leather CoatsのオリジナルのA-2でしたね。おそらく編集長の持ち物でしょう。ということで、こちらもたまにはA-2も出しておかないと、ということで、マッコイズ2000年リリースのRWA2000です。
これはサイズ40なんですが、このRWA2000はどうもアームホールがマッコイズのA-2の中でも最高に細く、38を試着した時には、もう肩から腕がピッチピチでつらかったので、一つサイズを上げています。

でも、これはリリース当時は見送りで、後年手に入れたものです。なぜ見送ったかというと、やはり革質とニオいがちょっとNGだったんですよね。
この革はイタリアの手作業による染料塗りこみのハンドフィニッシュだったのですが、かなりベジが強い革で、野球のグローヴと同じニオイがして、どうもそれが気になったので見送りました。ただ、持っている人の着込んだやつを見たら、もう塗料がボロボロに剥げて色ムラムラで最高にアジが出ていて、ベジが強い硬い革もこなれてくると結構いい質感が出ていて、これはやっぱ手に入れておかないとと思い、なんとか間に合ったやつです。

TALONのNo.7のハトメデカジッパーがついていて時代的には大戦突入前のモデルなのに、ラベルに記載されたContract No.が41年以降のものだったというオマケがついた傑作。全然着てなくて、こないだようやく発掘しましたが、相変わらずの野球のグローヴとかランドセルのニオイでした。