WH Wrangler Type

【Fuku】

Warehouseも今年で早くも10周年だそうですね。私は97年からの付き合いだから8年ぐらいですが、最初に中目黒のFab FourでLee Cowboyタイプの右綾のバージョンを見た時の鮮烈な印象はいまでも忘れていません。その前にはヘアオンのパッチをつけたCowboyタイプを出していた（96年かな）という話をその時に聞いて、こりゃスゲエ連中が出てきたと感心したものでした。設立当初からいわゆるLevi's 501XXタイプの主流派の復刻に力を注ぐ一方で、LeeタイプやWrangler,JC Pennys,Hercuresなんかのゲテモノ系のパンツの復刻にもモノ凄く力を入れていることに、私はいつも敬意を表してます。

10周年を迎える今年の春夏ものでリリースしたのがこのWranglerの11MWのプロトタイプという超ゲテ系のパンツ。これも下のDigger 1880と同様に皆さんに勧めまくっています。以前にも1008という品番のWranglerタイプがあったのですが、今回のはそれとは全く別物でシルエットは無骨なズど～～んとしたワークパンツのような感じで、ウエスト位置はかなりのハイライズ、1サイズダウンが丁度いいという、これまでのWrangler初期モデル=細めという概念を打ち消すシロモノです。これの元ネタとなったパンツの画像も見たのですが、革パッチには確かに何の刻印もなしののっぺらぼーでシルエットもこのとおりの超太目、ウォッチポケットの仕様だけがWranglerらしさを唯一出してました。

10周年の記念アイテムばかりについつい目がいってしまいますが、こういったWarehouse伝統のゲテをその裏でひっそり出しているところに、このメーカーの10年で培った底力を感じます。