きになるRINGO

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ミュージックメモリアル。
音楽を中心に気になる徒然。

ジェフ・ベックのコンサートを観てきました

2017年01月26日 | コンサート
ジェフ・ベック(Jeff Beck)のコンサートを観てきました。


CゾーンF列



オープニングはロージー・ボーンズが客席から登場








インスト・ナンバーからジミー・ホールのブルースナンバーそして新しいアルバムより
Loud Hailer
Rhino
Rhino

ロージーのハードポップへと中だるみの全く無いセットリストで楽しめました。

大変盛り上がり、無事終演


【来日予定メンバー】
▪︎ロンダ・スミス(Rhonda Smith)(B)
ジャコ・パストリアスとスタンリー・クラークをリスペクトするベーシストはプリンスのバンドで活躍「していましたが、いつの間にかジェフ・ベックのお気に入りのメンバーになっています。
バックコーラスも良い雰囲気です。

▪︎ジョナサン・ジョセフ(Jonathan Joseph)(Ds)
高速ドラマーです。ビリー・コブハム(Billy Cobham)を彷彿させます。

▪︎カーメン・ヴァンデンバーグ(Carmen Vandenberg)(G)
メンバーのクレジットを見てなかったので、イケメンのギタリストか?と思ったら女性でした。もうちょっとソロを聴きたかった。

▪︎ロージー・ボーンズ(Rosie Bones)(Vo)
元気娘のヴォーカルは、オーディエンスをのせようと一生懸命でした。
カーメン・ヴァンデンバーグもロージー・ボーンズも72歳のジェフ・ベックにとっては孫娘のようなミュージシャンですが、素晴らしいパフォーマンスを観せてくれました。

▪︎ジミー・ホール(Jimmy Hall)(Vo)
今年68歳になるブルースが得意なシンガー、ソングライターです。伸びのある高音からシャウトまで素晴らしいシンガーです。



set list
The Revolution Will Be Televised ニューアルバム Loud Hailer
Freeway Jam (Blow by Blow)
Lonnie On The Move(Lonnie Mack cover)
Live In The Dark ニューアルバム Loud Hailer
The Ballad Of The Jersey Wives The Ballad Of The Jersey Wives
You Know You Know(Mahavishnu Orchestra cover)
A Change Is Gonna Come(Sam Cooke cover)
Big Block  (Jeff Beck's Guitar Shop)
Cause We've Ended As Lovers(Syreeta cover) (Blow by Blow)
O.I.L.(Can't Get Enough of That Sticky) ニューアルバム Loud Hailer
Thugs Club ニューアルバム Loud Hailer
Scared For The Children ニューアルバム Loud Hailer
Beck's Bolero ファーストソロシングル
Little Brown Bird(Muddy Waters cover)
Superstition(Stevie Wonder cover)
Right Now ニューアルバム Loud Hailer

アンコール

Goodbye Pork Pie Hat(Wired)~Brush With The Blues(Who Else!)  
Going Down(Moloch cover)
A Day In The Life(The Beatles cover)


Guitar Shop
Sbme Special Mkts.
Sbme Special Mkts.

Wired
Columbia
Columbia

Blow By Blow
Epic Records
Epic Records

Who Else
Sbme Special Mkts.
Sbme Special Mkts.







パンフレット巻頭のメッセージ


メンバーもちゃんと紹介されていて良いパンフレットです。




ツアーグッズのタオルは今治製です。


UDOの緊急インタビューを掲載します。
——日本ツアーが始まって3公演を終えたところですが、いかがですか?
うまくいっているよ。仙台も盛り上がったし、やるたびにどんどん良くなっている。

——これから公演に来るファンに向けて、改めてカーメンやロージーを加えた新しいバンドでの見どころを教えてください。
見どころは何と言っても、ロージーのステージでのひょうきんなところ(笑)。あまりネタばらしはしたくないが、その怖いもの知らずな様子はきっと目を引くはずだ。そして最後にはみんなそんな彼女が好きになっちゃうと思う。伝える力が彼女にはあるんだ、一貫してね。カーメンもそうだ。彼女にはブルース・ソロを何曲かで弾いてもらっているけど、僕が弾くよりも拍手が大きいくらいだよ。

——カーメンは今まで共演したギタリストとどう違うのでしょう?何がそんなに特別なのでしょう?
その純真さ、傷つきやすさ、脆さかな。カーメンのギタープレイはどこかアルバート・コリンズみたいだ。短いフレーズ、とか……タッピングとかはやらないが。ああいうルックスの女性から、ああいうギターが飛び出すとは誰も予想していないから驚くよね。カーメンとロージーにはリアリティがあり、遊び心もある。普段から一緒のバンドでやっているので、息が合ってるんだよ。

——セットリストについても話してもらえますか?
デビュー50周年ということで、ファンのみんなに喜んでもらえるよう初期の曲もやりたかったので、ジミー・ホールに来てもらっているよ。「これが2016年、2017年の僕だ」と最新作だけしかセットリストに入れなかったら、僕自身はそれでも構わないけど、ファンのみんなはノスタルジアを求めてくるわけだし、ノスタルジアは大切だからね。

——古い曲も新しい曲も網羅する、ということですね?
ああ。ツアーに出るたび、毎回新しい曲だけしかやらなかったら、ファンからは「どうなっているんだ?」と思われちゃうよ。でもそうは言いつつ、新しい曲なしではノスタルジアは生まれない(笑)。ツェッペリンだってスタート当初は客が誰も知らない曲を演奏していたわけだ。でも6〜8週間で否が応でも成熟し、口コミで広がった噂を聞き、一度見た客がまた戻ってくるようになった。そうやって彼らはどんどんビッグになっていった。コンサートで最新曲だけを聞かせていたら、客は退屈しちゃうだろう。曲が本当に心に訴えてくるようになるには、どうしても時間がかかるものだからさ。

——『BECK 01』の発売、ハリウッド・ボウルでのデビュー50周年ライヴなど、この50年のキャリアを振り返ってみて、何か日本に関する思い出などありますか?
もちろんだよ。まず日本に呼んでもらえたというだけでも驚きだったよ。初めての空港で髪を女性のファンに引っ張られたのを覚えている。まず、なぜ僕らは今ここにいるんだ?って理解できていなかったんだ。BBA(Beck, Bogert & Appice)で来たのが初めてだったが、たった3人であんなでかい音を出してるっていうんで、オーディエンスも信じられない、って顔だった。カーマイン・アピスのドラムはまるで爆発してるみたいで、スモークが立ち上がっているしさ。すごいコンサートだった。僕らはラッキーだった。だってその頃、本来だったら来るはずだったバンドが、ドラッグの前歴で来られなかったらしいから(笑)。そんなバンドじゃなくてよかった!たまたま来られた、なんていうのは嫌だからね。

——改めてデビュー50周年おめでとうございます。最後に長年サポートし続けている日本のファンへメッセージをお願いします。
ありがとう、本当に感謝している。ちゃんと音楽を聴いてくれるオーディエンスのために演奏できるのは、僕にとっても喜びだ。こうして日本に戻り続けていられることを、心から嬉しく思っているよ。