残照 狐狸安打のスパイス日記

スパイスの効いた人生。
挫折と葛藤。
そしてもしかしてあるかも知れない
現在を生きている事の素晴らしさ

驚きのガンワールド②

2017-12-29 08:54:54 | ガンと将棋とブルーレイ


中田幸子さんは92歳とありました。
悪いところがあれば治し、100歳以上生きる事は当たり前と考えていたのではないでしょうか?
そう推察するのです。

だからガンワールドには人生観、価値観、死生観、宗教観などが関係してきます。

小生などはやはり織田信長の人間50年、人生50年が基本にあるわけです。

ですから
2年位前ピロリ菌が発見されているのに、どうして更なる処置をとらないのですか?
と行政から文章が送られてきたのですが、断りました。
50年が基本にありましたし、ガンの事もほとんど解明されていないからでした。
分からないのなら自然に任せようと思ったのです。



さて中田さんの錯覚はどこにあったのでしょう?

①ガン細胞を切除すれば完治する。

②肺を切除しても今までと大差なく生活できる。

③医者は善人であり、マイナス要因が大きくあるのなら、手術を勧める筈がない。

④現代医学はものすごく発展進化していて、ほとんどの事が可能になっていてガンも克服されている。

⑤ガンは『早期発見早期治療』で完治できる。


このブログを読んでくださっている方に説明する必要はないと思われますが、
念のため①に少し触れておきたいと思います。

巨泉さんもそうだったのですが、『疑わしきは切る』。
気持ちはわかります。
エイリアンの様な黒い塊が自分の身体にあるのですから。
すべて排除して、埃で汚れた部屋を強力な掃除機できれいさっぱりする様に、サラにしたい。
そう思うのは当たり前です。
しかしガン細胞は微細(1ミリに100個のガン細胞)で医者の肉眼では見えないのです。
全部排除する事は不可能ですし、排除されることにより、ガン細胞は活発化したり転移する危険性があるのです。

92歳まで共存共栄で折り合いをつけてやってきたガン細胞は、
性格がおだやかでドンドン増殖せず宿主に遠慮がちだったかも知れません。

中田さんの場合
私見ですがワザワザ、ガン細胞を見つけなければ、
いまでも92歳で、世界中を旅行していたかも知れません。




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驚きのガンワールド①

2017-12-27 08:52:47 | ガンと将棋とブルーレイ

     NHK  25日7時のニュースより


将棋でも勝負手と奇手は相手の対局者を驚かせる。
その他、珍手、禁手、けれん手なども相手を驚かせる。

よく新手を指されて驚いて対策に苦慮とあるが、
これはプロやプロ級の実力者の話である。

25日の7時のニュースで日本で一番死亡率の高い
肺ガンを対象に後遺症の追跡調査を始めたと言うのである。

エェエ~~~! 驚くのである。
日々革新的な変化を遂げていると宣伝されているガン治療において
視聴者はびっくりしたのではなかろうか?
何しろガンは次から次へと華々しく完治していると思っているのだから。

内容を聞くと3大標準治療の参考にすると言うのである。

『何を今頃……』と驚愕した。

しかし

『あやまちを あらたむるに はばかることなかれ

と言う。

是非、この追跡調査を詳細綿密なものとしてもらいたい。

さて、このニュースで登場した中田幸子さん(92)は
手術後、息切れがして一日のうち横たわる事が多くなった、
旅行が好きだったのに……と訴えている。
しかし手術自体は後悔していない、とも言っている。
しかし、中田さんにはガンに対する錯覚があるように思える。
(続く)




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加藤一二三さん

2017-12-23 09:21:45 | 将棋


加藤九段が2017年、大ブレークした。
極めつけは紅白の審査員に決定である。

藤井聡太四段に明る過ぎる光が当たり、
対局者であった加藤九段にも十分な陽光が当たり、
この神武以来の天才が急速に浮かび上がってきた。

フォトは最近のNHKの番組。オイコノミアである。
阿久津八段も九段の圧倒的なキャラに苦笑している場面である。

不思議なのは同世代の米長九段、大内延介九段に比べ
圧倒的に見た感じは不健康に見えるからである。
二人の九段は逝去したのだが、加藤九段は元気すぎるのである。

医療本で
『人類は人体の事は99%解明していない。未知の分野である』
と書かれていた。

『ナルホド、ガッテン!』

小生は手を打った。

加藤九段にもまだまだ未知の部分があり、
2018も加藤さんはそのキャラクターとともに
脚光を浴び続けるのではないでしょうか?









(^o^)/~~~o(^o^)o

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ヤナーチェック

2017-12-06 11:33:41 | 風景


タクシーのラジオは、FM放送のクラシック番組を流していた。
曲はヤナーチェック『シンフォニエッタ』。
渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ。

   1Q84  Book1〈4月ー6月〉村上春樹  

     
     より 最初の出だしです。


朝、5:55~6:00
NHK BSの名曲アルバムはBDの録画対象にしています。
音楽といっしょに世界の風景画像が流れます。
そして、それに付随したエピソードがテロップで流れるのです。
それは作曲家自身のことであったり、その曲の生まれた背景など様々です。
想像力が膨らみ、
私などは、もうこれで世界旅行に行った気分です。

放送された、
ヤナーチェックの『ないしょの手紙』も
ちょっと変わった曲で何度か聞き返しました。

エピソードの方も心に染入る内容でした。

興味のある方は是非是非です…。










(*^_^*)
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本庶 祐博士③

2017-12-05 07:50:35 | ガンと将棋とブルーレイ


フォトは国谷裕子さんのクローズアップ現代(2015・10・28放送)の画像です。
ガン治療の4本の柱になるべき期待が感じられます。
では何故ポシャッテしまったのでしょうか?

私見ですがそもそも抗ガン剤が効かなくなり、
お手上げの状態の時のみ、医師の判断でオプジーボを使えると言う
制約があるのです。
もっと早く、抗ガン剤は止めて、使用しよう、使用したい。
その様な動きを恐れたのではないでしょうか?
はっきり言って、抗ガン剤も分子標的薬も、固形ガンには効かない。

これはガン治療医の本音では内心承知されている事なのです。
オブジーボが脚光を浴びると当然それまでの抗ガン剤と比較されるでしょう。


下記に当ブログ2017・6・28の立花氏の文を再掲しました。


「結局、抗ガン剤で治るガンなんて、実際にはありゃせんのですよ」と、
議論をまとめるように大御所の先生がいうと、みなその通りという表情でうなずきました。
僕はそれまで、効く抗ガン剤が少しはあるだろうと思っていたので、
「えー、そうなんですか?
それじゃ『患者よ、ガンと闘うな』で
近藤誠さんがいっていたことが正しかったということになるじゃありませんか」といいました。

すると、大御所の先生があっさり、「そうですよ。そんなことみんな知っていますよ」と言いました。
僕はそれまで、近藤さんが臨床医から強いバッシングをうけていた時代の記憶が強く残っていて、
近藤理論は、臨床医たちからもっとネガティブな評価を受けているとばかり思っていたので、
これにはびっくりしました。
誰か異論を唱えるかと思ってしばらく待ちましたが、誰も唱えませんでした。
あ、近藤理論は基本的に正しいのだと、認識が大きく変わったのは、あの瞬間でした。




しかしオプジーボと言えども、重篤な副作用があり、
まだまだクリアして行かなければならない事が多くあるようです。

ガンは克服されたの如き印象ですが、まだまだはるか彼方にあるのです。






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本庶 祐(ほんじょ たすく)博士②

2017-12-04 08:42:41 | ガンと将棋とブルーレイ


今では懐かしい存在の国谷裕子(くにやひろこ)さんの
テキパキとしたインタビューが甦ります。

さて下記に本庶祐さんの事を時系列に列記してみます。

2013   本庶祐氏文化勲章受章
2015・10・13  クローズアップ現代で紹介される。
2015・10・28  三原じゅん子氏国会で質問 オプジーボの高額を取り上げる。
2016・4   文藝春秋5月号 本庶氏と立花氏対談。
2017   ノーベル賞候補の一人になる。


何と4年前にあの高倉健さんといっしょに文化勲章を受賞されていたのです。
クローズアップ現代では今まで何度もガンは取り上げられたと思いますが、
現実に実績をあげたのは本庶祐さんのオプジーボのみだと思います。
余りの高額(3500万円)さに三原じゅんこさんが国会で質問しています。
この時点で、かなりの末期ガン患者が助かっていた。と推定されるのです。

本庶さんの場合異例だと思いませんか?
何しろ文化勲章を受けた前後から現在まで、世界的に注目されているのです。
それにしてはメディアの扱いが恐ろしく低調なのです。
本庶さん自身も不満だったのか

それで「ウオール・ストリート・ジャーナル」(2012年6月2日付)
は1面で「人類とガンの長い戦いに終止符を打つ期待の最新研究が始まった」
と報じました。ヨーロッパのマスコミも大騒ぎした。全然話題にしなかったのは、
日本のマスコミだけでしたね。


と述べておられます。
そして、独立行政法人PMDA(医薬品医療機器総合機構)が決めた薬価についても、
もう少し下げられたのでは。と述べておられます。

時間の経過で効果が確認され、今現在も期待の薬として使用され、
ノーベル賞候補にも挙げられました。

これらの要素を、5手詰将棋で考えて、重ね合わせますと、
疑問が次々浮かび上がるのでした。









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神手眼

2017-12-03 05:50:46 | ガンと将棋とブルーレイ



かって、升田幸三は 手眼 と言う言葉を好みました。
扇子に書かれたその言葉が鮮やかに記憶されています。

ガンを意味する悪性新生物は

神手眼生物

と置き換えたらどうか?と思っています。

新種ガン、新酒願、信手願、神種願、等々思考できます。

意味するところはいずれかの手を選ばざるを得ないことです。

結果は神のみぞ知る。と言う事です。

そのためには、日頃から変化手順をある程度読んでいなければなりません。

私自身は手術で有効なガンはあると思いますが、
その反対の手術する事で患者を絶望に追いやるガンもあると思っています。

ではその比率はどの程度なのか?
10のうち

手術で良かった → 2

手術しない方がよかった → 8

この様な比率であれば、手術しない方が良い訳です。

そのあたりの事がまったく報道されていないわけです。

ガンはその人の価値観,人生観,死生観も関係する、
早期発見・早期治療が正しくない唯一の
新種の疾病、疾患だと考えています。







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本庶 祐 博士

2017-12-01 14:34:20 | ガンと将棋とブルーレイ





私が初めて本庶さんの事を知ったのは、
クローズアップ現代でした。
2015・10・13放送されたのだと思います。
思いますと書いたのはブルーレイの録画は月日は記録されていますが、
年は記録されません。なので推定したのでした。

国谷裕子さんのクローズアップ現代は2016・3月で終了されていて、
その前後関係で推定したのでした。

ガンに関して、新しい治療法や新薬は数十年にわたって、
キラ星の如く出現したのですが、確実に成果があったのは、
結果的に、本庶祐さんのオプジーボ(ニボルマブ)のみだったと言えます。

文藝春秋2016.5月号で立花隆さんと対談していますが、
これを熟読すると、ガンの性格、抗ガン剤の位置づけ、ガン治療はどの程度なのか等々、
ガンワールドが分かります。
簡単に言えば、抗ガン剤は効かない。今迄の免疫療法はすべて無力。
強い言葉は使っていませんが、結局そういう事です。
関心のある方は、是非読んでみて下さい。

もちろん、オプチーボについても詳しく書いています。
要点を述べれば、

その人の免疫機能を有効に使う。(PD-1が関係する)
効く人と効かない人がはっきり分かれる事。
効かない人は事前に分からない。
効果が持続する。
抗ガン剤に見られる副作用はない。


抗ガン剤は廃止してオプジーボに何故しないのか疑問が残ります。




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