花月という植物がある。通称金のなる木である。
１２月から３月頃であろうか？満開になるのである。
そのピンクの菱形の花が咲いた様はまるで一面花畑である。
しかし花月は『男株、雌株があって、男株は花がまったく咲かない』と言われる。
同僚のT・Uさんが班長室の前で言った。
『何年も待ったけどついに咲かなかった。男株だったのだろう。何年も丹精込めたのだけど捨ててしまった・・・』
『可哀相に・・・観葉だけでもよかったのでは・・・』
その時、班長室にあった鉢も花月だった。
私とT・Uさんの会話を聞いていたのだろうか？
そしてその１週間後が冒頭のフォットである。
何と１輪のみの花芽を付けていたのである。
まさに驚きだった。
それからやがて１年経とうとしている。
