好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

カケラを結ぶ×8。(その9)

2012-05-24 | チュンソフト・スパイク系
★「オタク刑事走る」(主人公:雨宮桂馬)


私が最初にプレイしたのがこの話だった。
実際、「街」全体の本流(メインストリーム)に当たる話である。

パトロール中でもゲームセンターに入り浸る少年課の刑事。
(※刑事って刑事課を指すんじゃなかったっけ……)
彼は雪印のコーヒー牛乳を愛飲しながら、
渋谷を襲う連続爆弾犯との勝負を繰り返す。

やたら殴ってくる上司が頂けないが、
登場人物の多くには好印象を持つ。
桂馬が不良少年をかばう様には少なからず感動した。

格闘ゲームが全盛だったり、セーラームーン(のパロディ)が登場したり、
職場のPCがデスクトップだったり、公衆電話でのISDN回線でパソコン通信をしたり……と、
いったデジタル描写が、時代の違いを感じさせる。

それらデジタルツールを通じて、爆弾犯から出される暗号は次第に複雑になっていく。
最後、犯人の名前を指摘する段では、「かまいたちの夜」と同様の文字入力をせねばならない。

だが、実を言うと私、この最後の段に至る前に、集中力が完全に切れてしまっていた。
いざその時に、犯人のフルネームを全く覚えてなかった体たらく。

というのも、それまで回収していたバッドエンドで、
何度も何度も何度も何度も、全く同じ爆発オチを見てしまったためだ。
バッドエンドなら渋谷消滅、正解ルートなら爆弾は偽物と判明……、
という奇妙な理屈は、未だに納得できない。

そして全事件解決後、他の話のラストでも見た花火がココでも上がる。
爆弾犯からの幸せなプレゼントだったんだなと、私は温かい気持ちになれた、のだが……。
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