好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件55『奇術愛好家殺人事件』(第20巻)考察。

2010-10-24 | 『名探偵コナン』原作考察
インターネットが初めて取り上げられた事件。

「雪に閉ざされた山荘での殺人事件」というオーソドックスなモチーフに、
デジタル用語が散りばめられている様は、少なくとも連載当時は実に新鮮だった。

この事件の連載当時、世間様はまさしく、パソコン通信からの過渡期にして、
インターネットへの黎明期だったのだ。
『コナン』と肩を並べるミステリコミックである
『金田一少年の事件簿』でも、同時期に同じモチーフの事件が登場している。
(『電脳山荘殺人事件』。私としてはオススメしたい)

なお、この事件で出てくるデジタル関連の描写には、
少なからず実際との食い違いが見られる。
例えば「ボードリーダー」という言葉は、ネットでなくパソコン通信の方の用語。
ネットで言うなら「管理人」ですね。

そして何より、強い破壊力を誇るのが、
綿密な犯行計画を練り上げた犯人の、直接の動機だ。
ネット上での発言には責任を持とう、という警句を意味しているのは
分かるが、それでもやはり恐ろしい。
私も、この広いネットのどこかで
罪を犯してなければいいんですが……ね。(^^;)

それでは。また次回。
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2 コメント

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この事件って (おはつ)
2010-10-24 23:31:04
園子ちゃんの多趣味な面がクローズアップされた事件でしたね…
年齢と性別を偽ってネット通信なんてことを(ばれてたけど)興味本位でやってたなんてらしいというかなんというか…
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懐かしいです(笑) (りえ)
2010-10-26 05:56:43
この話の時代は「ネットって何?」って感じで、
私も恐る恐るやってました。
チャットで(異性の)演技した事なら有りますが、
それはずいぶん後になって慣れてから。
園子の度胸は、今見てもスゴイです。
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