映画『スターシップ・トゥルーパーズ』のDVDを見る。
TSUT○YAのポイント消化のために借りた作品だった。
ポータブルDVDプレイヤーの調子もよくないため、PCで鑑賞。
見る前に、ある程度の予備知識を仕入れていた。
とにかくグロいと。
全体的にエロいと。
ツッコミどころが結構あると。
原作ファンの評判は良くないと。
賛否両論の触れ幅が激しいと。etc。
故に、自分としては覚悟して見た結果、大いに楽しめた。
まるでバラエティ番組を、それも動画サイトで見ているような演出に驚いた。
上映当時はインターネット黎明期で、サイトはまだまだ活字中心だった時代なのに。
戦争映画を、一歩引いた冷静な目で描いている印象を受けた。
原作ファンが苦言を呈したのも理解できる。
例のパワードスーツが出てこない。ヘルメットにはゴーグルさえない。
武器も普通のマシンガンだけ。
残酷描写も確かに激しい。
人の殺され方は凄まじく、敵とされる「虫」のグロテスクぶりも尋常じゃない。
この辺、私は『マブラヴ』で鍛えられたかもしれない。
昔だったら無理だった。
しかしながら、キチンと原作要素を押さえてる部分も見受けられる。
戦争の代わりに、人種差別も男女差別も一切なくなっている。
前線に上がってくるベテラン達の名前にも嬉しくなった。
個人的に残念だったのは、主人公が平均的なコーカソイドだった事。
原作で最後に、実はアジア系である事が明らかになるのが好きだったから。
リコという名前や、ブエノスアイレス出身という設定は健在だったけれど、惜しいな。
それでは。また次回。