映画『危険を買う男』のDVDを見る。
発掘良品の棚から、(ジャケ買いならぬ)ジャケ借り。
因みに1976年作のフランス映画。
ジャン・ポール・ベルモンド主役のアクションものは、一度見てみたかった。
ルパン三世を実写化したらこの人のイメージってのが昔からの通説だったから。
主人公はベテランの諜報員。「ハンター」という通称以外不明。
酒と煙草を欠かさない洒落者。
犯罪組織ボスを追うのが本筋なのだが、その一環での刑務所潜入作戦がこじれ、容易に解放されなくなったため、脱獄しなきゃいけない羽目になる。
その脱獄、つまり横道への脱線展開に意外に長く、終盤間近までその調子だったり。
で、その道中で、主人公は若者とコンビを組む。
私としては、ベテランと新人とで助け合って学び合ってのバディものを期待していたが、私としてはやや残念な幕切れだった。
若者は主人公を裏切って命を落とす。
裏切ったふりとかではなく。
それでも主人公は若者の仇を取るような形で、組織ボスを討つが。
衆人環視の状況で殺ってるから、諜報員としてはアウトだよね……コレ。
この映画はストーリーよりも、個別のアクションに注目するのが吉。
去るトラックに足で走って追いついて乗るとか、スタント抜きの動きは確かに見事。
いずれ、ベルモンド氏の他作品も押さえてみたい。
それでは。また次回。