理科系人間のマクロビオティックメモ

マクロビオティック・健康に関する考察と情報をつれづれなるままに。

「食べもので病気は治せる」

2005-06-27 | 本の感想
・食べもので病気は治せる―桜沢・大森の正食医学理論 (石田英湾) 新泉社

私が最初に読んだマクロビオティック関係の本です。マクロビ四天王の1人である大森英桜氏の正食医学を中心に、マクロビオティックの歴史や陰陽などの基本、現代医学との違い、正食のあり方などについて書かれています。

正直言って、かなり読みにくい本でした。いきなり「宇宙の秩序」を説かれても理解(というか実感をもつこと)が難しいし、同じようなことを何度も読まされる上に文章もうまくありません。特に、正食医学の概要を述べているI~III章の内容はもっと簡潔にすませてほしかった。IV章以降の玄米正食や陰陽についてももう少し系統立てて説明してくれるとよかったのですが。どうも大森氏の活動についてはわかりやすく書かれた本があまりないようで、残念なことです。

とはいえ、食事療法というものの存在やマクロビオティックの考え方の基本の基本のようなものはこの本で理解でき、そんなに効果のあるものならもっといろいろ調べてみようという気になったのでした。その後読んだ本にはもっとわかりやすいものもありましたので、ここでおいおい紹介していこうと思います。

12 コメント

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すいません (なかなか)
2005-06-28 22:59:18
この本を薦めた者です。

確かに読みやすい本ではないですよね。

でも表面的な話しではなく、深い部分まで掘り下げているので、rice-addictさんならきっと読めると思ってお薦めしました。
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Unknown (macrobi papa)
2005-06-29 01:20:48
こんばんは、rice-addictさん。

「先生」って呼ぶの、すいませんでした。

僕の中で、「理科系」って、何となく研究者のような(白衣着てらっしゃるような)方のイメージがあったので(笑)。



最初に読んだ本が、えらく難しいマクロビの本で(タイトルは忘れました)、マクロビに興味を持てないまま、今の店で2年以上、無駄に過ごしていました。

マクロビに興味を持ち始めて、勉強を始めたのはここ半年くらいです。

もっと分かりやすい本に巡り会えていたらと思うと、とても残念でなりません。

これからも良い本の紹介よろしくお願いします。

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> なかなか氏 (rice-addict)
2005-06-29 01:43:46
当時は世話になりました。とにもかくにも導入にはなったのでよかったと思います。それにしても、最初に読むマクロビオティックの本は何がよいか、というのは難しい問題です。
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> macrobi papaさん (rice-addict)
2005-06-29 01:49:30
白衣は着てません(^-^)。

マクロビ本の選択は本当に難しいですね。macrobi papaさんオススメの本がありましたら、ブログで教えていただけるとうれしいです。macrobi papaさんのブログでの講座はとてもわかりやすいので、どうやって勉強されたのかと思っていたところです。
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ご無沙汰してます (hallick)
2005-06-30 01:33:45
rice-addictさんなら、日本CIが出版している「無双原理・易」桜沢如一著を読んだほうが早いのではないでしはょうか。

この一冊にマクロビィオティックの原理が書かれていますので、これを読むと、他の本が「何を言いたいのか」がわかります。

私は、20数年この本を愛読しています。

ある意味で読みこなせてないということですが、易の原点である「周易」(伏羲に始まる易)との違いが、まだ解けないのです。

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> hallick先生 (rice-addict)
2005-07-01 00:42:05
実は「無双原理・易」もなかなか氏に勧められて(というか本をもらったので)読みました。理科系の人間にはこちらの方が読みやすいですが内容は難しく、感想を書くにも重い本です。そのうち読み直して感想を書いてみたいと思っています。
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こんばんは (alpro)
2005-07-06 02:26:38
先日、シュタイナー思想を取り入れた病院の見学でそこの食事もいただき、いろいろシュタイナー栄養学についても少しずつ調べてみたりしているんですが、シュタイナーにしても、マクロビしても、要は 季節のもので地元のものを〔無農薬)で食べること、肉食や乳製品、砂糖などを避ける・・といったことが大まかな意味で共通ですね・・。 でもこれって本来の食事の基本でもあるような気がします。 とはいえ昔とは生活様式なども違うわけですから、できる範囲で柔軟に考えていくことからはじめるというのも方法じゃないかしらんと思うのですが。
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> alproさん (rice-addict)
2005-07-06 22:48:00
シュタイナーは名前しか知らないのですが、マクロビオティックと共通するところがかなりあるんですね。普遍的な真理というところでしょうか。前に書きましたが「マクガバン・レポート」でも同じようなことを言っているわけですし。

「できる範囲で柔軟に」も基本ですね。今の世の中、正しい食事を完璧に実践するのは難しすぎますから。自分のスタイルをどう見つけるかがポイントのような気がします。
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TBさせていただきました (りん)
2005-07-21 01:27:52
マクロビを本格的に勉強し始めようと思います。

ちょくちょく見に来させていただきます。更にブックマークもさせていただきました。m(_ _)m勝手ながらすみません。

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> りんさん (rice-addict)
2005-07-21 01:52:31
コメントありがとうございます(トラックバックはまだ来ていないようです)。「無双原理・易」、難しいですね。上のコメントに書いたように読み直そうと思ってるんですが、はかどりません。

ブックマークは全然問題ないです。今後ともよろしくお願いします。
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